2024/10/11 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」に夏虎さんが現れました。
■夏虎 > カレサンスイ――
水を用いず岩や砂や樹木で山水を表現する異国の庭園様式が広がる庭先は、只今夜間ライトアップ中。
そこな一角にはこの景色を楽しみながらに湯も堪能できる東屋と足湯が設けられて利用客は現在一名。
配達業務でくたびれた足を足湯で癒やしながらに片口とぐい呑で米酒を頂く、桃髪。
「良い」
食欲さえ擽られる香ばしさ、
一口含むたびに広がる甘さ、
飲み下した後味がしつこくない程度に残り……
少々奮発しただけあって米酒の質ときたら大変宜しい。
最近は朝夜が随分と涼しくなってきて昼間も夏と比べれば過ごしやすくもなってきた。けれど。
1日中あっちへ行ってこっちへ行ってと薬をお得意さんへ配って回っていると足から身体からくたびれる。
酒と足湯がじんわりと効いてくる。
こちらへと赴く際にひとっ風呂浴びてきたが夜風も丁度いい塩梅だ。
瞳を閉じて、こくり、こくり、頻り頷いたり、ほう、と短い溜息を零したりと一服中。