2024/10/05 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にエリビオさんが現れました。
エリビオ > 打たせ湯。湯水が優しく落ちていく岩盤の上に暫く腰を下ろしていた。
打ち付けていた頭はぼんやりする気がするし、坐禅のポーズが皆に見られるのは少々気恥ずかしい。
雑念を振り払おうと首を振ってもう一度ぎゅっと目を瞑る。

「こうしてたら、強くなるって……なんかの書物で読んだのに。
 全然強くなってる気がしない」

ちらり、とまた目を開くと流れる湯が目に入ってしまう。
仕方なく大きく息をついてタオル被せた胡座の上に手を組み直す。

エリビオ > 「うーん。」

滝修行まがいを終えた少年は首を傾げながら水浴び場から去っていった。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエリビオさんが去りました。