2024/05/12 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にアンジェラさんが現れました。
アンジェラ > ちゃぷん、と湯が波打つ音がする。
湯の色はほんのり桃色に染まり、何かが混ぜられているのか甘い芳香を放っている。
湯船は大浴場程広くはなく、せいぜい2~3人用だろう。
その湯船の縁に背を預けるようにして浸かっている少女が一人。

「……ん……。」

どこかぼうっとした様子で宙を見つめている。
思考が定まらない。とろりと蕩けたように気持ちがいい。
少々変わった従業員と話した気がする。
言葉を聞いているうちにぼーっとなってきて、この湯船に案内された。
あとで誰かが来ると言っていたような……気もする。誰だろうか…?

アンジェラ > ひたり。誰かの足音がした。
ぼうっとしたままそちらを振り返り―――。

そのまま、夜が更けていった。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からアンジェラさんが去りました。