2024/02/25 のログ
ビーン > ちゃぷちゃぷと体に当たり弾ける波。
冷えた体に甚割染み込んでくる温もりにゆるんだ吐息が漏れる。
目を閉じてのんびり身を委ねぽやぽやマッタリを満喫している。

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からビーンさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にサウロさんが現れました。
サウロ > (寒すぎた。
 ある程度の寒さには慣れる訓練も行っているが、どんよりと重たい雲から一日中降り注いだ雨が冷気となって、
 それはもう、寒すぎたのだ。
 こういう時は全身温泉に浸かって体の芯から温まるのが一番だと上官に誘われてやってきたのは九頭龍山脈から温泉を引いている旅籠。
 異国情緒あふれる造りは相変わらず、湯屋らしい湯煙を立てている旅籠で一部屋取り、着替えてから温泉に向かう。
 選んだのは露天風呂ではなく室内風呂。
 広々とした木枠の中に並々と透明な温泉が注がれ、滾々と湯気を立てている。
 男湯と、竹の衝立を挟んだだけの向こう側は女湯。どうやら時間によっては混浴になるらしいが、今はその時間ではないようだ。
 だからだろうか、男湯にはさほど人はいないし、向こう側にはきゃっきゃとはしゃぐ女性の声も微かに聞こえてくる。)

「────ふぅ……」

(手ぬぐい一枚腰に巻いて、湯に浸かる。
 思った以上に身体は冷えていたようで、じぃんと痺れるような熱さが肌を刺して少し痛みもあった。
 腰を下ろしてのんびりと足を伸ばす。温泉の好い所は、こうして両足を思い切り伸ばせるところだろうか。
 はぁぁ──── と深々と息を吐いて、濡れた両手で金糸の前髪を掻き揚げ、後ろに流す。
 形のいい碧い双眸がのんびりと天井を見上げ、湯気が上がっていくのを眺めていた。)

「ああ、生き返る……」

(とても気持ちいい。ほっと息を吐きながら、カコーンと遠くから木桶が置かれる音が響いた気がした。)

サウロ > (十分に温まった体を起こして湯からあがり、身体と頭を洗い流して息を吐く。
 ポカポカと体の内側から温かくなったことで血色もよくなり、白い肌も火照ったほんのりと赤い。
 心なしか疲れも落ちた気がする。ぺたぺたと滴る髪を軽く絞り、気分よく浴室を後にしていった。)

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からサウロさんが去りました。