2024/02/06 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にケストレルさんが現れました。
ケストレル > 夜の露天温泉
歳末に冒険者仕事の報酬で得た素泊まり券をいつ使うかと悩んだ末に、満を持してやって来た旅館
騎士の身の上ならともかく、一介の冒険者として訪れるには些か敷居が高いと思う(ように感じるだけである)ケストレルも、今宵はゆったりと湯に浸かり羽を伸ばしていた

「はぁ~……寒い中に熱めの風呂
 これで美味い酒と綺麗どころが居りゃ言う事無しなんだが…ま、貰いもんのチケットでそこまでの贅沢は出来ねえわな」

ケラケラと笑いながら天へと両腕を突き上げて、存分に背を伸ばす
騎士団でのお荷物扱い、そして冒険者としての過酷ながらも楽しい日々で積み上がった疲れも溶けていくような感覚
以前来た時は何やかんやで行うことのなかった入浴を心の底から満喫していた

ケストレル > ゆるゆるとした時間の中で、次第に瞼は重くなり
気が付けば湯に半身を沈めたまま静かな寝息を立て始めていた


我に返り目を覚ました時には既に逆上せ気味
気を緩め過ぎたなあ、と失態に笑いを抑えきれず、ふらふらとした足取りで湯から出るとヨタヨタと脱衣場へと戻って行った

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からケストレルさんが去りました。