2024/01/24 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」ふたなりの湯」にリスさんが現れました。
■リス > 九頭龍温泉郷、九頭龍の水浴び場。
ふたなりの少女は何時ものようにお金を支払い、お風呂に入るセットを買って、温泉へ。
脱衣場で服を脱ぎ、プルプル、と柔らかそうな体を震わせる。
「さむさむ……っ。さて、今日のお風呂は……。」
この場所は、何時も毎回、違う温泉になっている。
だから、毎回来ても飽きはしないのだ、お風呂も、お湯の質も、毎回違う。
同じなのは、どういう場所か、と言う事だけだ。
ふたなり女性が気兼ねなく入れる場所、そして、女の子を口説いてエッチな事をする。
その為の場所、と言って過言でもない。
裸で、寒さにプルプル震えながら、脱衣所と、浴室を分ける扉を開いて入る。
「わぁ。ジャングル。」
そんな言葉が飛び出した。
温泉は広く、床には草が生えていて、と言うか、南国のジャングルを連想させるような場所。
外から見た広さとあって無いだろ、と突っ込めるぐらいに、違う祖の場所。
取り合えず、少女は見える所にある洗い場に移動し、体を洗う事にする。
■リス > 「……くちっ。」
流石に、ドラゴンでも寒いときは寒いし、くしゃみが出る訳で。
ぷるり、と肌をづる輪せて、くしゃみをして見せてから、誰かが噂してるのかしら、と首を傾ぐ。
それは兎も角、と少女は、お湯を流して、泡を流す。
そして……。
「………お風呂、何処……?」
鬱蒼と生い茂る草と木。
南国のアマゾンのような場所だからか、何故か判らないけれど湯船も、湯気も見えない。
しかし、寒いのである、気温は低いままで、口からこはぁぁぁ、とドラゴンのブレスのように息が白く広がる。
あれー?あれれー?
タオルを巻かない少女、直ぐにお風呂入れると思っていたから。
プルンプルンたゆんブラン、色々な物を揺らしながら、右に左に視線を動かす。
プルプル、寒くなってきた。
■リス > 何処だ、何処だ、と少女は、お風呂を探していた。
お風呂の中で湯船を探すというちょっと不思議な状況になっていることを理解しつつ。
何処だろう、と、少女は周囲を見回す。そして、温泉を見つけた。
「あぁ………っ。」
漸く見つけた、と、少女は湯船に、ぽてぽてと走っていく。
近づけば、湯気が見えてくるのに、しかし、少し離れれば、湯気も何も見えない。
不思議な温泉よね、と魔法の産物を眺めて、凄いわねぇ、と眺める。
知り合いならわかるのだろうと思うのだけども。
今は居ないし、一人でお風呂に入ってる状態。
誰かこないかな、と思うのだけど。
「……くちっ。」
再度、くしゃみを零して。
寒い、寒い、とお風呂に足を付けて、入っていく。
■リス > お風呂に入り、其のまま、暫くの間お湯に浸かっていた。
ポカポカしているお風呂に、体の芯まで温まってくる。
寒さが無くなって、ほんのりと体に汗が浮かんでくるのが判る。
そろそろ出るかな、と少女は、お風呂から出て、脱衣所で体を拭いて、服を着て、去って行く――――
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」ふたなりの湯」からリスさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にラッツィオさんが現れました。
■ラッツィオ > 腰にタオルを巻いた男は、混浴の大浴場へ入ってきた。
タオルに隠れていない脇腹には、薄っすらと赤い筋が走っている。
先日、仕事で賊と乱闘になったときに、不意をついてつけられた傷だ。
常人を大きく上回っている回復力は、亜人の血が混じっているお陰である。
ほとんど治りかけだが、湯治という名目にかこつけて休養をしにきたのだ。
「先客は――……いねェか。まァ、ちょうどいいな」
広い大浴場では湯けむりに隠れて見えないだけかもしれないが、腰のタオルを取って湯船に体を沈める。
両腕を湯船の淵に預け、心地よさそうに大きく溜息をついた。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からラッツィオさんが去りました。