2023/12/20 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にテンドンさんが現れました。
テンドン > 「ぷあー」

人間の言葉を忘れてしまう時もある。
お風呂に入る以外、もう何もしたくない時もある。
たった今、そんな気分。
今、室内温泉に浸かっている、露天風呂は正気の沙汰じゃない、寒い、死んでしまう。

テンドン > 「ひゅえー」

動物もにゃんとかわんとかぴーとか色々囀ってるけれどもきっと何かコミュニケーション的な意味が在るんだろうな。
なので今肺呼吸のついでに喉から溢れている空気漏れみたいな声にも何かしらの感情や意思疎通の意が籠っているのだと思う。
つかれたとか、なにもしたくないなーとかそんな感じの意味だ、自らで意味付けを明確化する事すらもめんどくさい、なにもしたくない、ぷえー。

テンドン > 「おそとさむいなー、おふろからでたくないよぉ~~」

じっくりことこと低温のお湯でもう一時間ぐらい入り浸っているので指とかふやけてぶよぶよだ。
立ち籠る湯気の温度に中てられて心無しか全体の輪郭が崩れてスライムになりつつあるような気がする、多湿。
湯淵で預けっぱなしの背中が痛くなってきたので前後さかさまにひっくり返る。
俯せもたれかかり姿勢に風呂場側にぐったりする構え、当然においてひっかかる自分のきょぬーが石淵にやわく潰れる、クッション。

「ぐえ」

思い切り力をかけると、内包された諸々の組織圧迫で肋骨や肺がみしみしするので加減しないといけない。
なので乳餅がぐんにゃり露骨に押し潰れるような恰好よりも、出来るだけ楽に放り出して釣り鐘みたいに湯中でぶら下げている姿勢が楽だ。
負担をおもいくそかけたくない気分なので、両腕を軽く組み合わせて腕枕にして淵側に置き。
そこに顎をどすんと鎮座させて安定を取りつつ、寄りかかっていた首から下をもたれないように調整する。

テンドン > 「つかれた……というよりつかれてる…淫魔とかさー、何?気持ちいいの寄越すのはいっぱいいるけど、それよりも骨身魂魄に蓄積してる疲労困憊を拭い去ってくれる方が需要無いかな……この年末。ボクの一年積み重ねて来た澱みをすってくれ~~~~」

ぶつぶつぼやぼや、ポニテに結い上げ最初温泉に浸からないように注意していたものの途中で気配りが潰え今やすっかり濡れそぼった髪の毛がワカメみたいに広がって頭の前後左右に銀色のカーテンみたいに下がっている、お化けみたいに見えるだろう、うらめしやー。
蹲りスタイルで湯舟の端っこに膝を詰めたゆるい正座の座り方。
湯面上に露出している背中が、しんなりと重荷を背負っているかのような猫背に曲がっていく。

テンドン > 「………!!??」

ハッと不意に弾かれるように顎を持ち上げた。

「お肉、食べたい!何だか凄く無性にお肉!というより肉の塊!見掛けはあちあちにこんがり焼けてるけれどもスライスしたら中身は桃色でレアっぽいけれどもちゃんと火は通ってる感じのお肉!!!」

テンドン > 「よし」

ざば、と、意を決して浸かっていたお風呂の中より外にへと上がる。
ぽたぽた零れ落ちる湯水を含んだ髪の一房を手に取り、雑巾みたいに軽く搾った。
ぶるぶる!全身を犬猫みたいに打ち震わせて水を飛ばす、おっぱいも一緒にだぶだぶ揺れる、重たい。

「お肉食べいこ」

生理的欲求、本能の化身。
夢見心地のふわふわステップで意気揚々、風呂場から外に出て行くのでありました。
今日のお昼は…!富裕地区のローストビーフ丼…!!

ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にイグナスさんが現れました。