2023/12/04 のログ
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」ふたなりの湯」にリスさんが現れました。
リス > 「うーん……気持ちいぃ~」

 九頭龍温泉、大きな大きな温泉宿の中、仕事の終わりにこの温泉に入って、此処で体を温めて家に帰るのが日課だ。
 ふたなりの浴場を使うのは、こう、誰かと仲良くなれればいいわ、という下心がある。
 何時ものように体を洗って、お風呂の中で身を沈めれば、包み込まれるような感覚に、はふぅ、と息を吐き出す。
 白い肌がお湯でほんのりと桜色に染まり、ぷかりと浮かぶ二つの双丘。
 先端もきれいなピンク色で、ツン、と突きたってしまう。

 お風呂の中で、ん~~~と、大きく伸びをしてぷるりプルプル震えてから。
 湯船のへりに体を預ける。
 今宵の温泉の湯船は、良い香りのする、檜の匂いがするお風呂だ。
 とても広くて、のびのびできる、湯煙がとても沸き立っていて、周囲は余り見えない。
 誰かの気配があるので、誰かが居るのかもしれないけれど、どうしましょうか。
 ぬくぬくと、温泉のお湯を楽しむことにする。

リス > ちゃぷり、ぱちゃりと、お湯を掛けてみる。
 のんびりした時間、ホカホカと体が温まっていくのを感じている。
 いい具合になってきている、そして、外が寒いのでその分体が冷える。
 だから、丁度いい感じになって、暖かさと涼しさの両方を堪能できる、良い温泉だ。

「よくよく考えると、露天でもないのに、寒さを感じる位には、外は寒いってことよね。」

 防寒具は持ってきているし、体を温める方法はあるからいいのだけど。
 冷静に考えれば、と言う話である。
 ちゃぽん、とお風呂から出ればすぐに湯冷めしてしまうだろうから、手早く拭いて戻らないと、なんて呟いた。
 もう少しだけ温まってから、帰ろうと。
 肩までしっかり使って、温め続けてくれるお湯を堪能する少女が其処に居る。