平民地区にある老舗の旅籠。
異国情緒的な趣の木造建築で、数階建てで地下も存在する。
料金も部屋に応じて様々。安く泊まることも可能。
宿内にはいろんな施設があり、客は自由に利用できる。
中でも特徴的なのが、九頭龍山脈から引いてきているという多種多様な温泉。
しかし、ひそかに黒いうわさがある宿でもある。
普通の人間はその噂を知りはしないだろう。
何も知らずに来て、巻き込まれていく者も多いとか……。
【フリー設定にしてありますので宿内の遊びたい場所の説明文などを書いて入っていただければと思います。設定詳細は下記より】
http://mag-mell.undo.jp/otherlist/list.cgi?id=26mode=show
参加者(1):ROM(5)
Time:20:53:37 更新
■ルーベル > 温泉旅籠の個室風呂。
そこで木で作られた湯舟の縁に両腕伸ばし湯船に浸かって寛ぐ魔導士貴族。
「ふぅ~… いいのう。屋敷にこれを作っても、このようにはいかんのだろうなぁ」
ゆらゆら揺れる湯は白く、何かの薬湯のようで。ただ湯の温もりだけでない熱を体に与えてくる。
心地は好いが、この湯では逆上せあがってしまいそうなほどだとも思いながら。
だらりと脱力しながらに、風呂の方に気分を遣っていたから忘れかけていたが、宿にサービスをと頼んでいたのだったとと思い当る。従業員によるものと聞くそれは洗体やら、おさりやら、それ以上やらと色々含めた性的なもの。
そもそも従業員以外も紛れ込むこともあり、内容も色々らしい。
信徒への奉仕行為の一部だと騙されたような聖職者やら。金に困り果てた冒険者やら。弱みを握られた貴族やその子女やら。学院生なども貧に窮するものなどはこういう所でのそれなりに高額な臨時雇いにと引っ掛かり、ひどい目にあうのかもしれない。
よくここを利用する知己などはそれがいいのだと通ぶってもいる。その者も貴種であれば、金でも立場でもどうとでもなるから、ということなのだろう。
実にこの街の現状らしい、と思いながらも、確かにルーレットのような遊びとも思えば風情もあるのだろう。
浴室に満ちる淫靡な空気に下肢へ熱が集まるのを感じながらに、はぁ~…と、身体に溜まる熱を逃すような息を吐いた。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」個室風呂」にルーベルさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からトーラスさんが去りました。
■トーラス > 王都マグメールの平民地区に存在する歴史ある老舗の旅籠。
その名物は宿名の由来にもなっている遠く九頭龍山脈からはるばる汲み上げているという温泉である。
宿泊客は勿論、日帰りの入浴客にも解放されている風呂は日々の疲れを癒そうとする人々に好評を博している。
「ふぅ、……いい湯だなぁ、っとくらぁ。
チラつく雪を眺めながら温泉に浸かり、酒を呑む。
これでイイ女でもいれば文句の付けようもないんだがな。」
そんな宿名物の露天風呂に浸かるのは音程の外れた感のある鼻歌を口ずさむ中年の冒険者。
ごつごつとした岩で作り上げられた混浴の露天風呂には、彼以外の客の姿が見えず、事実上の貸切状態。
それも、その筈で曇天の空からは雪が舞い散り、温泉に入っていなければ身が縮こまる寒さである。
その為に多くの湯治客が室内風呂を楽しむ中、独り湯に浸かり、持ち込んだ徳利と猪口を傾けながら雪見酒を楽しんでいた。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にトーラスさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からアルカさんが去りました。
■アルカ > ひとしきり歌い、安らいだ身体は流れた汗と同量の水分を求めて喉を渇かせた。立ち上がり、絞ったタオルで蒼を拭い、ほんのり桜色の身体を湯船から離して脱衣所へと向かう。
「 〜〜♪ 」
着替え終えるまで、終えても尚、奏でながら。
■アルカ > 湯に浸かるのが好きだ。静かに、夜空の浮かぶ月を見上げながらの入浴が。広い露天風呂にひとり、月夜に映える蒼髪の持ち主。湯を借りる為だけに頻繁に宿を利用する客だ。
身を清めた後に浸かり、程良く温まってきた頃に湯船の縁に腰を下ろして、血色が良くなっても白が目立つ肌を夜風に晒す。それを繰り返せば自然と心地も良くなり。
「ーー ん 、 ーー〜〜 ♪」
無意識に溢れる鼻歌、静かな場所に透き通る高い声は響き渡る。申し訳程度に腰元を隠したタオル一枚姿で、濡れ髪を白肌に張り付かせ。男湯ーーだった浴場に暫し即興の旋律を。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にアルカさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からエリビオさんが去りました。
■エリビオ > 爪先から震えながら肩まで入れば毛先を開くような刺激も熱に溶けて。夢心地気分で湯に浸かって一日を過ごしていった。
■エリビオ > 濛々と湧き上がる湯気があがる混浴風呂。どこか綺麗なお姉さんはいないかなと見渡しながら湯船に爪先をつけようとして。
咄嗟にひいた。
「いけないいけない。公共のマナーを守らないと」
湯に浸かる前に掛け湯をするのが常識だと、脱衣所に書かれていた注意書きを思い出した。
桶のおかれた一角へと方向転換して木製のそれを改めて近づく温泉の内に差し入れ。
ざぶん、と体へかけていく。一瞬肌が粟立つような心地の後、溢れる湯の熱が染み入るようで。
ほ、と息を吐き出しながら2度、3度と湯をかけた。黒髪は愚か爪先までなみなみと濡れた。
額に張り付く前髪を無造作にかきあげて静かに湯船に慎重に脚を差し入れていく。
「熱ッ……冬だから熱めにしてるのかな?」
悪戦苦闘、少しずつ脚を差し入れる度にぶる、と大きく肩を震わせる。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」にエリビオさんが現れました。
ご案内:「温泉旅籠「九頭龍の水浴び場」」からグスタフさんが去りました。
■グスタフ > 混浴露天風呂。誰もいない湯舟を独り占めするように
その湯船に身を沈めて身体を解すように手足を伸ばした。
気持ちよさにうめき声を漏らしながら、冷えた身体を温める。
持ち込んだ酒をグイ飲みしながら、熱い吐息。
「はぁ……」