2025/05/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 路地裏の酒場」にアードルフさんが現れました。
■アードルフ > 昼下がりの路地裏。この時間だけは浮浪者も、娼婦崩れのたちんぼも居ない。
後ろめたい者たちは皆陽を避けるかのよう。そんな路地裏の一角で開く酒場。
珍しい時間から開けているのは店主の気紛れ。
そう、ただ時間が空いたから。扉につるされたカウベルが乾いた音を立てる。
「今日もまた、暑くなる──か?」
表通りに比べれば建物に遮られ陽の光は及ばない。多少過ごしやすくはあるものの暑い物は暑い。
カウンターの中へと戻るとロックグラスに詰める氷。そして度数の高い琥珀色を注ぐと、
自分が休めるよう中にも設置してあるスツールへ腰を下ろし寛ぐ。
傾けるたびに涼し気に鳴る氷の音が心地よく響き、古ぼけたアンティーク調の時計が刻む音を肴に豪勢な時間の使い方を。
■アードルフ > ──トトトト
注がれる酒の音。融けて転がる氷の音。
結局、夜までカウベルが鳴る事は無く、酔いつぶれてしまったか
或いはどこかへ飲みに出かけたか。いずれにせよカウベルはまた室内に。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 路地裏の酒場」からアードルフさんが去りました。