2025/05/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 魔法商店」にアレンさんが現れました。
アレン > 昼下がりの街、軽く昼食を終えた後にいくつかの店を回り。何件目かでやっと見つけた、異国系の道具類も取り扱っている店の中。
主な取り扱い品はよくある魔法薬や魔法道具、その他錬金術素材などの店なのだが、所狭しと詰め込まれた棚と商品の奥まった隅の方で、他の品々とは雰囲気の違う道具類が積まれている場所がある。
王都で普通に暮らしている人々にとっては少々風変わりな見慣れない品々でも、この青年にとっては見慣れた形状の物が多く、まさにそういった物を探していたのだった。

店の中程、壁際奥にあるカウンター内から店員らしき初老の男が、客として入ってきた青年を一瞥するも、青年の格好とその興味を示している棚の辺りの品々が、いかにも、と言った風に合致して見えるものだから、なるほど、と頷いて。
細かい説明はむしろ要らなそうだ、といくつか品物を手にとって確認している青年を、好きなようにさせている。

黒い撚り糸の付いた細長い投擲用のナイフのようなものや、丸い花のようにも獣の爪のようにも見える奇妙な形の鋳造物が左右に伸びている謎の物体やら。
中がある程度見えるようになっている小さな引き出しの数々の中に、まとまって仕舞われている紙束などにも青年は興味を示し、確認している様子。

アレン > 引き出しから紙束をいくつかと、花なのか爪なのか不思議な形の物体を一つ手に取り。
これらを所望、と買い付けて行くのだが、店の男が提示した額よりも、だいぶ多く金を出す青年。怪訝そうに聞いてくる初老の男に対し、謎の物体の方が提示された額よりだいぶ価値がある、このぐらいは取っていい、と真面目に申し出るのだった。
もちろん、多く払ってくれるぶんには文句なし、とその額を受け取ることにした店の男。もし他にも目が効くのなら、時折こういう系統のものも仕入れているから良ければ鑑定を頼むと言われ、青年は少し微笑んで頷いて。

青年の方としても必要な道具を手に入れる伝手ができるなら有り難いものだったし、贔屓にさせてもらおう、と話し合い、店を出ていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 魔法商店」からアレンさんが去りました。