2025/05/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 ギルド酒場」にヴェスタさんが現れました。
■ヴェスタ > 夕飯時で賑わう、酒場を兼ねた少し建屋の大きな冒険者ギルド。
冒険者向けの依頼の張り出された壁の近く、相談窓口であろう場所で黒い獣人男がギルド員と遣り取りをしている。
「いや……冒険者として、ではなくな。ただの傭兵として同行できそうなものが良いのだ」
面倒くさいと言うのも少なからずあるのだが、思う所あって冒険者としては登録していない身であって、特に長期にわたってパーティと言われるそれを組む、と言うのはあまり望んでいなかった。
それこそ日帰りか、二、三日辺りで行って戻る、道中で危険があったら戦う。そのぐらいシンプルでわかりやすい方がいい、などと言っていて。
「まぁ、な。あんたの言うように……形式上でも冒険者としておいた方が便利、なのは解らんでもないのだがね。そいつは、素性不明!――てぇ獣人男でも可能なものなのかい?」
出身ぐらいは言えんでもないが、と笑っている。
そういう方もまま居るものですが、選べる依頼は少なくなるかもですねぇ、との返答、まっとうな所ほどその辺はしっかりしておきたいのだろう。
ま、気が向けばな、と流しておいて、傭兵、としてでも行けそうなのを見繕ってくれい、と探させてみることにして。さてついでに何か夕飯だな、と酒場空間の方を遠目に眺めて。
■ヴェスタ > 何か、手早く食べやすい肉類がいいか、と酒場になっている方で品書きをあさりながら。
ふと目が行った席で、端切れの肉を甘辛く煮込んだものを、器に盛った炊いた穀物の上に直乗せ、といったものを食べている者が居るのを見つけると。
あれがいいな、と酒場担当の人物に声を掛け。暫し待って出てきたものを食い、穀物の方がほぼ味が無いのがかえって肉と一緒に食べやすいものだなぁ、などと感想を抱きながら満足気に、あっと言う間に食べ尽くし。
「そろそろ、何か見つかっていると良いがねぇ」
仕事の方は良さげなものが何か出てきたろうか、とまたギルド部分の方へと戻る。
隊商の護衛、片道のみの仕事。と言うものを、これはどうかと紹介されれば、よしよしその感じが良いのだよ、などと引き受ければ。
連絡のための日時やらを記した紙をもらい、その場を後にして。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 ギルド酒場」からヴェスタさんが去りました。