2025/04/22 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」にティータさんが現れました。
■ティータ > 深夜の公園。緑も多く意外と広い場所で、まばらにぽつぽつと人の姿はあったけれど。
遅い時間なこともあって、周りから少し隔離されたような誰もいない奥まった場所を見つけ、そこにあったベンチへと、飛び込むように腰を下ろして。
「う〜……。暑いからって涼みに出てきたのに! これじゃ逆効果だよぉ」
全力、とは言わないけれど軽く走って、逃げるようにここまで来た。ほんのり汗をかいて、軽く額を拭う。少しは風もあるし、汗だくになるほどじゃなくて良かったけれど。
部屋が暑かったからとか、ちょっと走ったからとかはそれほど問題じゃなくって。
思いつきで裏路地なんか散歩していたら。とあるお店だろう建物の裏口で、そこのメイドさんなのかなって格好の女の人と、男の人がなんというか……あれをしていたわけで。
気づかれていなかったから、つい少しの間じっと見てしまって、われに帰って慌ててその場から逃げてきたわけ。
「はぁ。それはまぁ、そこかしこでそんな感じの街だけど……」
ぼんやり散歩に出た時に突然前触れもなく遭遇、は流石に面食らうよね、って。
暑いから、とはちょっと違う理由で上気した顔を片手でひらひらと扇ぎながら、ベンチの上で脚をゆらゆらさせて落ち着くのを待つ。
■ティータ > 「メイドさんかぁ。ああいう格好ってやっぱり好きな人多いんだろうな〜」
自分で着るのはなんか恥ずかしくてやだな、なんて思う。今の格好とどっちが恥ずかしいのさ、って言われると、こっちの方が布地は確かに少ないけどね、これは職業柄ってものだし。
メイドさんも仕事であの格好なのはそうなんだけど、貞淑で清楚ですって感じの格好って自分の柄じゃないし似合わないと思うの、きっと。
「……そのメイドさんが貞淑とは程遠いコトしてたけど。たぶんお店のメイドさんなんだし、本物と違うのかも、だけどね。
んん〜…… んっ……――うひっ!? ちょ、バカ、もう!」
軽く目をつぶって考え事していたら、先刻見た光景をついつい思い出していて。当然びくんって身体が跳ねて、ぱ、と目を開けて周りをわたわたと見回して。
自分で自分の左手を、右手でぺちぺちと叩く。無意識に指先がスカートの中に潜り込んでいたみたいで、指先になんだかぬるっとした感じがあるな〜、なんて思った瞬間、ちょっと変なトコに触っちゃったみたいで。
「何をしてるの、私は……はぁ。 ああ〜、でも、ちょっとまずい感じだよぅ」
ベンチの上でぐったりとだらけつつ。ちっとも涼しくならない、むしろ余計暑くなってる気もしてる。
このままここ、は危なすぎるし。急いで家に帰って、はそもそも家の中が暑くて出てきたんだし。いっそどこかそういう所にでも行っちゃう、とか?……なんて、そっちの方向に考えが行っちゃうのがこれはもうダメね、って諦め気味。
■ティータ > ちゃんとした安心できそうな所ほど、当然余計な出費になるのよね、って少しため息が出たりして。
とりあえず一度家に戻ってみようかな、そろそろ少しは涼しくなったかもしれないし。
「戻ったら落ち着くかな。 ダメそうな気もするけど。その時はその時また考えよう、うん」
すとん、と跳ねるようにベンチから立って。
どこもズレてたりとかしないのだけど、何となく気になって服がおかしなことになっていないか身をひねりながらあれこれ確認。うん、大丈夫。
何はともあれ、部屋の温度が下がっているのを願いながら。他の人の気配を感じれば無意味に大きく避けたりしながら、逃げるようにこの場を去って。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」からティータさんが去りました。