2025/04/06 のログ
ご案内:「平民地区・教会の周囲の住宅地」にカルヴァさんが現れました。
カルヴァ > 住宅地の一部
小さな教会のそば、馬車が通るには少々せまそうなぐらいの街路を、少年は黙々と箒ではいている。
大きなゴミがあれば拾い腰の袋に入れ、伸びすぎて歩道の邪魔になってしまいそうな枝があれば切っておく
依頼された仕事、というわけではない。ただの奉仕活動だ。
少年はあまり神様を信じてはいない。 生まれも育ちもあまりよろしくない、もし――神様が居たらこんなことも自分も育てた存在も許されてるわけないのだから。

とはいえ、自分は教会の組織の一員として生きているし、教会の多くの信者と住宅地の住民には関係のない話
だとすればこうして掃除などの奉仕活動をして小さな教会のお手伝いをするのも罪深い子羊には必要なことなのだろう。
時々すれ違う老婆が「おやおや偉いねえ」と深い皺の刻まれた顔をくしゃりとさせ微笑んでくれる。
そんな老婆に会釈をして、少年は黙々と箒をうごかす

カルヴァ > 少年は殺し屋だ
ただし人間を暗殺したことはない、対象は魔族――それも吸血鬼ばかりだ。 対魔族、対吸血鬼用の兵器として訓練をうけながら育てられた少年だが時間があまればこうして奉仕活動をしたり、必要なら組織の許可を得てアルバイトだってする
名目上は街の自然な調査、内偵だが、少年にとってはその実、組織のまだ幼い子たちに肉やお菓子など、美味しいものを与えられるからだ。
奉仕活動も、教会や自分たちの評判があがれば内密にでも活動しやすくなるからだ。 だから少年はとても献身的に働く

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエフィネさんが現れました。
エフィネ > 「おっけ。じゃあこの依頼とこれは私の方で片付けとくね
あ、こっちの依頼はちょっと危ないかも」

ギルドのカウンターで、受付相手に雑談中
どれが新人冒険者に向いていたりするかの選定の手伝いもしている
これも、長らく…それこそ、物心ついて少ししたころから冒険者をやってきた経験からである
冒険者としてやれなくなったら、こういう仕事も良いかもなあ、なんて思いつつ、いくつかの依頼を受ける
もちろん、割のいい依頼はできるだけ残しておく
自分はもうある程度お金もあるが、新人や初心者冒険者はそうもいかない
他のベテランが先に来てそういった依頼を取っていくこともあるが、それは仕方ない部分だ。甘やかしすぎてもよくない

「んー…。ちょっと余裕もあるし、食事とってから行こうかな」

依頼の期限を確認し、こくりと頷く
ギルド内で軽食を取るため、併設された酒場で軽く注文
サンドイッチを一つ貰って小腹を満たしつつ、ギルド内の騒がしい様子を眺めている

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシルドさんが現れました。
シルド > 「うーっす、エフィネちゃん。今日も可愛いねぇ。」

ギルド内の酒場に勤めていたのは今日はこの男だった。
目の前の相手とは食事を出したりした程度の仲。何度か話をしてはいい女だなぁなんて下心を持っているくらいの健全な関係だった。
注文はサンドイッチだったので手早く野菜をカットして、乾燥肉とバターで味を調え。
注文にはないのだが小さなマグカップにコーヒーなんぞを淹れて提供した。

「ほいよ、サービス。なんだなんだ、今日も稼ぎに来たのか?
もう十分稼いだだろうに真面目だねぇ~?」

エフィネ > 適当に注文したら、見知った顔が居た
正確には覚えていないが、いつからか酒場で時折見かけるようになった男だ
話しかけられればいつもの軽口
適当に流してしまってもいいのだが時間もあるし雑談に付き合おう

「シルドさん、どーも」

コーヒーとサンドイッチを受け取る
下心を感じることもあるのだが、素直にサービスはありがたい
無理矢理手を出して来たらそれなりの対応をするだけではあるし

「その褒め言葉、誰にでも言ってるでしょー
…いーの。稼いで損はないんだから。それに、困ってる人を助けるのって気持ちいいし
シルドさんこそ、そうやって女の子ばっかり見て火傷とかしないようにね」

ジト目になりつつ、話は続ける
昼間からのんびりしている冒険者は少ないため、結果的に酒場側は空いている
会話したところで迷惑になることはないだろう

シルド > 「はっはっは、綺麗な子と可愛い子にゃ皆に言ってるなぁ。
サンドイッチもいいが今日は豆と野菜のスープもある。安くしとくけどどうだい。」

下心はあっても手を出せるだけの勇気もなければ切っ掛けも実力もない。
体を揺らしながら笑い、今日は不評な豆のスープを鍋の中でゆっくりかき混ぜて香りを周囲に広げている。
香辛料のかおりで食欲を刺激させて注文を増やし、出来高が欲しいためのパフォーマンス。

「最近は物騒になってっからなぁ。
タナール方面は芳しい話をきかねぇし。
お、そうだ。困ってる人を助けるってなら1つ仕事の邪魔にならねぇ範囲で仕事請け負ってみないかい?
単純に隣村までの配送の仕事引き受けたんだが、ちと1日でつくか怪しくてな。
途中でキャンプ張る必要もあるんだが、山賊や盗賊、モンスターの危険性考えると誰かに護衛引き受けてもらえりゃありがてぇんだ。」

ギルドを仲介しない形での個人的な仕事の依頼になるので正直実入りとしては安い部類。
1泊2日の往復と考えると2泊~3泊程度だ。
困っているというのは事実だが、ちょっとした目論見もあってギルドを介さずに彼女に話を振ったのだった。
どうだい?なんてカウンターから身を乗り出して――ついでに頭を下げてみるのだった。

エフィネ > 「そーですか
……、じゃあ、一杯だけ。少な目でお願いします。あんまりお腹に入れすぎても後が辛いんで」

少し悩んだが、いい香りに誘われて、スープも貰っておく
胃にものを入れすぎると依頼が辛くなるから少な目の注文
もちろん、きっちり追加のゴルドは支払っておく

「あー……。暴れまわる鬼とかも出るらしいね
それでも、招集されたら行くしかないんだけど。あそこ落とされたら大変だし。…?」

タナール砦が完全に落ちてしまえば、こちら側に魔族が雪崩れ込む
それを防ぐため、防衛依頼は高額であることが多い
何度か参加した砦での戦いを思い出し、眉根を寄せたところで、男の提案を聞く

「…何かわけあり?お金がないとか。………」

男とは何度か顔を合わせているが、こういった提案は初めてだったので考える
街を出れば、確かに安全とは言い難い
ギルドに依頼すれば、仲介料が上乗せされるため確かに割高になるのはわかる

それでも男と恐らく二人きりの仕事
どうしようか、しばらく悩んでいたが…大の男が頭を下げるのを見て、はー、とため息をつく

「…わかったわよ。だから頭あげて。私が変なことしてるみたいじゃない」

空いているとはいえ、人目はそれなりにある
そんな場で頭を下げられれば、断りづらい

「受けるから…日取りと、隣村の方角を教えて」

自分なら、ある程度の規模の盗賊や魔物なら何とかなるという自負はある
隣村というなら、それほど魔物の分布なども変わらないはずだ
こういったことはたまにあるし、ギルドとしてもある程度は黙認している部分もあるから問題ないだろうという判断だ

シルド > 「毎度~♪
オニとかドラゴンとか物騒だねぇ。幸いこっちには流れ込んできてねぇけど。」

小さめの器に野菜と豆を煮こんだスープを器用に盛り付ける。
薪の火を弱めに戻して焦げ付かないようにしてから、彼女の目の前にことん、と小さめのスープ器が追加で置かれる。
サンドイッチでパサつき、コーヒーの苦みで満たされた口内を少し酸味の効くピリッとした辛さが混じるスープがきれいに洗い落としていく。
わけあり?ときかれると見抜かれたか、と言うような表情でペロ、と舌を出す。

「お金が無いのはいつものことなんだが、輸送の仕事自体が料金安めで引き受けたからなぁ。
ギルドを通しちまうと完全に赤字なんだ。
日取りと村の地図はこんな感じだな。まぁ荷馬車を使うが御者は俺やるから任せてくれ。」

ぺら、と依頼の内容が書かれた紙を彼女の目の前、空いた容器を回収して入れ替わりに置く。
隣村はやや北寄りの西側。日取りは何時まで、と言う期日が記されているタイプの依頼だった。
日用品と医薬品などが多く、あとは畑に撒く種や保存食といったものにお酒だ。

お粗末にも依頼料は高いとは言えない。
たぶん彼女の取り分と経費を差し引けばトントン程度のボランティアの側面もある仕事と言える。

「村に到着するのは翌日の夕方くらい。荷物を下ろして翌日に帰る際に荷物を積み込んで、をやるから村でも1泊するかもな。
まぁその宿代くらいは俺が出すよ。頼んだ手前、そういうのはこっち持ちが当然だろ。」

エフィネ > 早飯は冒険者のたしなみ
手早く食事を済ませて、依頼の話に集中しよう

「はぁ…。なんでそんな格安で、しかも危険がある場所への配達を引き受けたのかは聞かないけどさぁ」

多分、この男もお人よしなのだろう、と人の好さを信じている
頭の中で勘定しても、まあ損にはならないという感じだ
自分としては、それで隣村の人員と…一応、目の前の男が助かるならプラスである
金に極端に困っているわけでもないし、宿と御者がタダなのはありがたい
村で特産品でもあれば買うのもいいかもしれない

積み荷にも不審な点は無いし、受けても問題ないだろう

「了解。じゃあそれで
こっちの方角なら、西門に集合でいい?
それじゃあ私、先にこの依頼片付けてくるね」

さて、問題なければいいだろう
ギルドで先に受けた依頼を、男の依頼より先に済ませてくるとしよう…

シルド > 「まぁ色々とあんのよ、色々と。」

お人よしとは言えないし、なんなら下心も持ち合わせる程度には普通の人間だ。
とはいえ彼女が良い方向に勘違いしてくれるならそれは都合がいいので敢えて言葉を濁しているのだった。
了解、と言う言葉を聞くと以来の用紙を机の上から自分の懐へ再度戻す。
テーブルの上に残る食器を手早く洗い場へ戻しつつ、彼女の言葉には鷹揚に頷いて見せる。

「あぁ、助かる!んじゃぁこっちはこっちで今日の仕事片付けておくから西門集合で。
なるべく早く向かうからよ。エフィネちゃん優しくて綺麗だからおじさん助かるよ~。」

ひらひらと手を振って彼女の言葉にうなずき、自分は自分で目の前の仕事を終わらせに取り掛かるのだった。
西門で合流した後でどうなるのかは2人のみぞ知る。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシルドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエフィネさんが去りました。
ご案内:「」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「」にシャルティアさんが現れました。
ご案内:「」にシャルティアさんが現れました。