2025/04/04 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にジェナスさんが現れました。
ジェナス > 平民地区の大通りを紙袋を抱えて歩く。
今日は極々普通に散歩をしているだけである。
今やっている実験に対して材料不足が確認できたので、作業を中断して気分転換をしている最中だ。

以前貧民地区のあるお店で取り寄せを依頼した素材が、
まさかこの段階で必要になるとは想定外で久々に心底凹んでいる。

口にくわえている血の高ぶりを抑える煙草に似たそれも、これで何と3本目…普段は1本で2~3日持つ筈なのだが、
苛立ちのせいで効きづらいようで、つい口にしてしまっている。

よれよれの白衣姿によろよろの元気のない足取り。
口にくわえた煙草のようを咥えて歩く姿はろくでもない人間に見えてしまうだろう。

――…これでも国の機関に属する教員なのだ。
こんな姿は生徒にも同僚にもあまり見られたくない。
けれども背筋をシャンッと伸ばせる程には気持ちは落ち着いてもいない。

ハァ……。
今日一日で何度目のため息か数えるのも面倒だ。
眼鏡の奥の瞳もどんよりとしている、これも自覚ありで。

仕方ない、こうしてもいても…と帰路につく。
目的地は研究室に、ラジエル学院の方へと……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からジェナスさんが去りました。