2025/02/26 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「平民地区 冒険者ギルド 鍛錬場」にドリィさんが現れました。
■ドリィ > ギルドに報酬精算に訪れ、ついでに併設の酒場にて一杯引っ掛けていたが。
賑わいに乗じて酔った男に尻を揉まれそうになったので、適当にあしらっては、
酒をなみなみ注いで貰った杯だけをひょいと攫って席を立つ。
酒場より中庭に面した扉を抜けた先、中庭に存在する鍛錬場。
階段に腰掛け、長い脚を投げ出して組み。
――… 暇潰しに、鍛錬に。遊興に。
剣を振りまわし武に明け暮れる者どもを遠目に眺めつに。
「――――… 」
一人酒を引っ掛けている方が、余程気楽でいいというもの。
■ドリィ > 「剣は、振りまわせる気しないなァ……」
漆闇に銀弧を描く太刀筋というのは眺めていて気持ちが好い。
酒が進む。夜風に頬を預け、片手が、くぃと杯を呷る。
北方の緑葉の馨る蒸留酒。干魚の皮を炙った肴も拝借してくるんだった。
そんなことをほんのりと思い乍ら――また、呷れば杯の中身は半分以下になる。
艶やかな爪に支えられた杯が、かろかろりと氷を鳴らす。
杯が空になったら帰るつもり。二杯、三杯――己の場合、キリが無いのだし。
■ドリィ > も一度、呷る。杯は空になった。――立ち上がる。
窓より漏れる煙光が、ブーツの足元に敷いた翳を長く伸ばした。
「さぁ、てー……?」
これから、どうしようか。もう一軒、何処かに寄るか。
それとも――…。 女の夜は気儘に過ぐ。
杯を返しに立ち寄ったカウンターで、取り敢えずもう一杯頂戴して。
足取りに危なげの欠片も無く、泰然ゆぅるりと。王都の夜に紛れ――。
ご案内:「平民地区 冒険者ギルド 鍛錬場」からドリィさんが去りました。