2025/02/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
■ラリー > 平民地区内のその小さな古書店は、わりと地区の中心の近くにありながらほとんど目立たず、立ち寄る者もそう多くない。
また古書店という性質上、商品の劣化を避けるために出入り口の向きなど日差しが殆ど入らない設計になっていて、店内は薄暗い。
そんな店の奥、接客カウンターの向こうで椅子に座って文庫本を読んでいる店番らしき少年の姿があった。
この店は少年の実家が経営しているもので、書類上は別の人間を立てているが実質的な店長は少年が務めている。
それ故、この店は少年にとって学院の図書館以上に自由のきくテリトリーである。
獲物となる対象が訪れれば、ほぼ確実に術中に囚われる羽目になるだろう。
もっとも、客足の少なさから獲物の出現は図書館以上に運任せではあるが…その時はその時、が少年のスタイル。
ただ静かに、読書に没頭しながら客の訪れを待ち続ける。
なお主な客層は通常の書店では見つからないような商品を求めるマニアックな本好きか、
遠方の客との本のやり取りの依頼を受けた冒険者あたりとなる。
少年の修理の腕はそれなりに定評があるため、そうした依頼もぼちぼちやってくる。
「…ん」
そうしていれば来客を告げるドアベルの音が響いて、少年はゆっくり本から顔を上げ
珍しく現れた客の姿を視界に入れた。
さてその客は少年の獲物になりうるような者なのか、それともなんでもない一般客か…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にミヤビさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からミヤビさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にキールさんが現れました。
■キール > 冒険者ギルドでの訓練を終えての帰り道。
吹く風は未だ冷たく春はまだ遠い分、上空の強い風によって雲は形をとどめる事もできずに街の生み出す明かりにも負けぬ月明かりや星明りが頭上に瞬いている。
男が今通っているのは平民地区の中でも少しばかり注意が必要な裏道。
貧民地区に比べればましではあるが、平民地区で燻る者達がたまにたむろしたりしており、ごくまれに被害も出るが、暴力や恐喝、軽い違法薬物の売買どまりで、貧民地区出身者としては大通りにも近い感覚である。
筋トレや型稽古、打ち込みにより男の筋肉は普段よりも活き活きとしており、僅かに開けた胸元や緩めに作ったスーツの布地は何かの拍子に張り、その筋肉を浮き上がらせている。
■キール > 男が襲う側になるのか、何かを守る側になるのかは出会った人物や状況次第。
ただ、何か面白い事を探す様にゆったりと平民地区の路地を進んでいる。
女の悲鳴でも聞こえれば介入しよう。等と大雑把な方針を決めつつ、あとはその場のノリで。
そう呟きながら進む男の雰囲気に路地にたむろする者達は視線を逸らせるばかりで。
懐でも温かそうならこちらも用事はあるが、そういった気配も無ければそれ以上の興味もわかず捨て置いて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノア = セシルさんが現れました。
■キール > 約3mほどの平民地区の路地、そこを緩々と進む巨躯の大男。
路地故に片付けや清掃が行き届いているわけも無く自然と物陰も多く、その闇に潜むものは隙を見せた相手をその闇に飲み込む事もあるが、男にとってはその場所はぬるま湯同然故に何も意識はしていない。
■ノア = セシル > 「 ───── っ 、 」
路地の角を足早に曲がると、何かと衝突し目の前が真っ暗に塞がった。まるで前方に注意の向いていなかった女は、驚きの声を殺して顔を上げる。其処には、自身より遥かに長身な人物の姿があり。ぶつかってしまった相手への謝罪を口にするも、
「 ごめんな さ ── 、 」
語尾が、確実に此方へと近付いてくる衛兵達の硬質な足音に掻き消されて。真っ白な装束を隠すように、真っ黒な外套で身体をすっぽりと覆った女は賭けに出た。相手の纏う上着へと手を伸ばし、引き寄せる事が出来たなら… まるで恋人達が身を寄せ合うかの如く、外壁と相手との間に身を隠そうという算段。避けられれば其れまで、近くの物陰にでも速やかに身を隠そうと。
■キール > 何かに追われているわけでもない男、軽い足取り、僅かに聞こえる土埃の擦れる音を捕えれば、近づいてくる進行方向の路地の角で止まれば小さな衝撃。
男の胸のうちに飛び込んできた相手をみやると、謝罪の言葉を呟きかけた女は、男の耳にも聞こえていた衛兵の足音から隠れようと上着へと手を伸ばして来れば男もそのアドリブに応えるように腰に手を回し、身を寄せ合い、相手を男の分厚い体とか壁の間に挟み隠してしまう。
相手が飛び込んだ男の胸板は分厚く弾力のある筋肉に包まれた分厚い胸板と女の腰回りもありそうな太い腕を持つ巨躯の大男。
「随分と積極的だな。」
低い声を潜めどうにでも取れる言葉を呟き、男は軽く背を曲げ女の頭頂部に口付けを落とし、もう片手をほぼ城に見えながらも若干紫がかった髪の流れる後ろ頭に手を添え、さらに抱き隠したところで、追いついてくる衛兵も、僅かな光に浮き上がる男の姿と、一瞬だけちらりと向けた男の視線に気まずげに視線を逸らし、男がもと来た方へと駆けていってしまうが男の腕が自然と解かれることは無さそうでがっちりと抱きしめている。
■ノア = セシル > 近付く複数の足音、女の顔に焦燥の色が浮かぶ。相手を引き寄せる事が叶うかどうかも、引き寄せる事が出来たとして、相手が協力的であるかどうかも、全てが賭けだった ─── 結果、女は幸運に恵まれることとなる。頭上から落とされたのは、低音の呟きと 唇。勘の良い、そしてノリの良い相手で本当に助かった。
「 …………………… 」
直ぐ近くを通り過ぎる衛兵達の足音に、貴方の腕の中で耳を澄まして。抱き隠してくれている貴方へ ぴったりと擦り寄るように身を委ねながら、其の足音が遠ざかるのを待った。やがて音が聞こえなくなった頃、貴方の胸元から女は顔を上げ
「 ………タイプだったから。 」
なんて、凡そ女の状況を理解しているであろう貴方に対し、ふわりと目を細め笑いながら 冗談めいて応え。薄らと月明かりに照らされ、ようやく互いの顔を 改めて見ることとなる。目を惹く深紅色を、月明かりに似た琥珀色で見上げた。解かれることが無ければ、特に抗うこともないまま
「 ありがとう。何か御礼がしたいところだけど… 」
装束のままでは、何処にも寄れそうにはなかった。住居までは遠くないけれど… 手料理なんて振る舞えるほど家庭的ではなく、食材も無ければ、なんなら酒しかない… 等と、長い睫毛を伏せて思案中。
■キール > 男にとって別に衛兵などどうしてもよかったが、騒ぎを大きく擦れば腕の中に飛び込んでいた女が逃げる確率の方が高く。
細い腰に回した腕、夜風に晒され冷やされた髪と、走ってきたために熱を感じさせる掌の中の後頭部、そして男の胸板で柔らかくつぶれる女の柔らかさと温もりを味わいながら相手が音を聞きやすい様にとじっとしていた大男。
積極的だなと揶揄った言葉には冗談めきながらもタイプだからと囁かれれば男は唇の端を僅かに持ち上げるように小さく笑い。
「俺もだ─。」
そう答えながらこちらを見上げる月にも似た琥珀色の瞳を見下ろしたまま抱きしめていて。
相手のわずかな動きにも揺らぐことのない男の身体。
何やら思い悩む思案中の女の隙をつくように、耳元に唇を寄せ口づけを落としながら囁きかける。
「酒とお前が欲しい。」
何一つ隠すことはないとばかりに囁きながら耳に口付けを落とし、相手が逃げなければ男は相手を一瞬のうちに抱き上げてしまおうとする。
その動きはまるで相手の重さなど感じないかのように流れ、軽く屈み、太い幹のような腕を女の膝の裏で押し、相手の体勢を一瞬で崩し、頭に添えていた手は滑り細い背中に回りがっちりと相手の体を支え軽々と抱き上げお姫様抱っこの形となるが…。
相手がおとなしく抱き上げられれば
「代わりにお前の家まで、俺以外の誰にも指一本触れさせやしない。」
と付け加えてフード付きの街灯から僅かにのぞく女の額に口付けを落とすだろう。
■ノア = セシル > 衛兵に追われていた状況にあった最中にも、逞しい胸板と 太く立派な腕の中に包まれて(あったかい…)等と呑気に目を細めてしまうくらいに心地好く。一見気の強そうな顔立ちに、ふわりと柔らかな安堵の笑みを浮かべる。表面上には、貴方から悪意や敵意を感じないと判断すれば
「 随分と積極的なのね。 」
貴方の言葉を真似て、女もまた くすりと小さく笑った。鍛え上げられた巨躯に軽々と抱き上げられると、貴方の肩口に頬を預け。貴方から次いで紡がれた頼もしい言葉を聞けば、額に落とされる口付けも素直に受け入れて
「 その2つなら用意できそう、案内する。
──── ノア、 貴方は ? 」
然程遠くない住居へ向けて時折道案内を挟みながら、ぽつりと名乗り、貴方にも訊ねる。案内通り暫く歩けば、石造りの質素な家屋が見えてくるだろう。
■キール > 黄の強そうな顔立ちも、ふわりと浮かぶ安堵の笑みも中々に男を擽るものがあり。ついつい甘やかしてしまう。
「せっかくイイ女が腕の中に飛び込んできたんだ、当り前だろう?」
肩口に頬を寄せながら男に身を委ねる相手の額に口付けを落としながら男は答えゆっくりと歩き始める。
「それならば問題はないな。 俺はキールだ。」
そう答えて道案内に従い男は女を抱えたまま運んでいく。
時に女を探す衛兵の足音を感じれば衛兵たちの視線から女を隠す様に包み込み、抱きしめやり過ごし。
移動の最中はどんな酒が好きか、何処の飯が好きか等の他愛もない会話を交わし、なぜ追いかけられているのかには一切触れずにいた。
遂にたどり着いた質素な家屋、その扉の前に立てば軽く屈み、鍵を開けさせれば女を片腕で抱えたままその扉を開け玄関の内に入ったところで抱えていた体を下ろせばようやく相手の空中散歩は終わるのであろう。
「ふむ。 下ろしてみれば外の寒さが染みるな。 ノアの柔らかな体暖かかったぞ。」
等と笑いかけながら背に添えていた片手をそのまま相手の腰に滑らせ引き寄せ、女の顔の下半分を覆う口布の端を摘み僅かに捲り女の唇を奪ってしまおうと顔を近づけていく。
■ノア = セシル > 「 キール、───── 」
教えてもらったばかりの名を、大事そうに小さく復唱する。“タイプだったから” だなんて、其の場で吐いた冗談ではあったけれど。鍛え上げられた其の逞しい体格も、何処か危険な気配がちらつく深紅の瞳も、僅かに口角を上げ悪戯に笑った一瞬の表情も、女にとって どれも嘘はなく 惹かれるものに違いなかった。
宣言通り道中も、未だ慌ただしく捜索を続ける衛兵達を上手くかわしてくれたお陰で、無事辿り着いた住居の鍵を開ける。下ろされた身体は ぐい、と引き寄せられ。貴方の顔が近付けば
「 ……… あたしも、なんだか心地よかった。 」
そう返すと貴方の肩に両手を添え 僅かに背伸びをし、女の方からも唇を寄せる。互いの唇が重なり合うと、初めは触れ合って直ぐに離して… 許されるなら もう一度、もう一度と、貴方の反応を伺うように口付けを強請ろうか。
「 …… 口に 合うといいけど、 」
口付けの合間に、酒の味とも取れるような言葉を挟みつつ。指先でホックを外し、ふぁさ と邪魔な外套を床に落とした。
■キール > 相手が男の名を復唱する様を楽しげに眺めながら小さく頷き、相手が身じろぎすれど揺れぬ男の腕と凭れかけさせる胸板ががっちりと包み込み、相手を寒さからすら遠ざけて。
そしてたどり着き下ろした相手、男は有無を言わさずに抱き寄せれば近づく体、それでも身長差故に離れた顔の距離を詰めるように顔を近づければ量の肩に添えられる女の小さな手。僅かに背伸びをした相手を迎えるように改めて脇の下から背中、そして腰へと回した腕が相手の体をホールドして。
「くく。 それはなによりだ。 軽いものだったからないつでもやってやろう。」
等と笑いながらも、捲った口布から見える女のぷくりとした唇。
触れあう唇、すぐに離れては磁石の様に再び触れ、響き始めるリップノイズ。
そしてその音が心地よく聞こえ始めた時に、ホックの外れる音と外套が滑り落ち衣擦れの音ともに床に落ちるノイズが混じり。
こちらを見上げる形になる女の形のいい顎の下を男の指で撫で、真紅の瞳が女の月色の瞳をまっすぐに見つめ、僅かに濡れた唇をちろりと自身の舌で拭い味わう様に舐めとり、男のやや厚い唇はふっと愉し気に口角が上がる。
「ノアはただのイイ女じゃなかったな…。 ノアは極上のイイ女だ。」
相手の名前を男の低い言葉が囁きどこか甘く転がして、再び唇を重ねれば、今度は深く相手との口づけを深く味わう様に女の唇を食んでいく。
その唇が僅かにでも開けば男の太い舌を捻じ込み、濡れた相手の口内に潜り込ませ相手の舌を誘うかのように舌先で舌先をツンと突いてから絡み合わせようとして。
口付けが深くなれば傾く互いの顔、顎下を撫でた男の手は頬へと滑り、耳たぶを撫で、シルクのような輝きを放つ白の髪を梳き、後頭を撫で背中に回し支える男の腕比較的自由な掌は尻の形をなぞり、腰の括れや背骨のラインを指先で擽る様になぞり、互いの熱を貪るように僅かに体を揺らしあいながら徐々に家屋の奥、相手の生活エリアへと運んでいこうとする。
「ん…」
■ノア = セシル > 外套も、口布も、煩わしくなって自ら剥いだ。貴方と触れ合う部分は暖かく、中でも唇や舌は 徐々に火照り始めていく。口付けの合間には熱っぽい吐息が漏れ、やがては白い頬を ほんのり染めて。
「 ─── ん …… っ、 」
二人だけの静かな空間では 布擦れの音、唇を重ねる音、互いの呼吸、女の漏らす小さな吐息すら 鮮明に響く。途中 ごとり、と音を立て 硬質な物が床に落ちた。正しく其れが、先程まで追われていた原因なのだけれど…
今は其れを拾おうともせずに。既に得た物よりも、目の前の新しいスリルに深く嵌っていく。貴方には 外套の中の装束姿も、望まれれば 装束の中も隠す気はない様子。捩じ込まれる舌を口内へ迎え入れると、息をするのも忘れてしまいそうな程 夢中で薄い舌を絡め応えた。貴方の大きな手のひらが薄布越しに女の身体を滑ると、僅かに腰を捩らせながら
「 んっ …… 、 ─── ん ……… んっ … 」
押されているのか、女の方から誘っているのか、互いを求め合う事を止めないまま二人は寝室へ。小さな窓から月明かりの差し込むベッドまで辿り着いたなら、貴方の上着を脱がそうと指先を伸ばす。布越しなんかではなく、直接貴方の体温を感じたくて。貴方が許すまで、其の巨躯が纏う衣服を脱がせようと。其のまま抵抗がなければ、白い指先は器用にボタンを外していくだろう。無論抵抗されれば、其の時は貴方のやり方に身を委ねるつもりで ──
■キール > ゆっくりと露わになっていく女の白磁のような肌。
其れも男の熱合う吊ったのか、内から湧き上がる熱のせいか、ほんのり染まる頬を親指で拭う様に撫で、指先で僅かに擽り。
静かな空間、互いに漏らす小さな声ともいえぬ音や吐息が二人を包み込んで。
男にとっては相手が得た物には興味のかけらもなくただ目の前の女を貪っていく。
唇と舌で深く交わり、互いの体を滑る手が女のしなやかな柔らかさと熱を、ノアの手には男の鍛え抜かれた体に筋肉が幾つも撚り集まり出来上がる瘤や塊が放つ熱を味わって。
「ふっ… ふふ。」
寝室へと入り込みベッドまでたどり着いた時に伸びてきた白魚の様な指先。相手の手がボタンを外し始めれば男も僅かに身をよじり相手のしたいように身を委ね。
はだけていくシャツから覗く分厚い胸板や幾つも溝によって分けられた腹筋や腰回りの筋肉が月明かりに映し出されて。
下肢を隠すベルトに細指が掛かっても男は止める事無くむしろ女の煌びやかな上衣を緩めれば相手の胸元では帷子がカチャカチャとなり火照った相手の体を冷ます異物となっていたそれを脱がしベッドサイドへと落とし、互いに一糸まとわぬ姿へとなっていく。
自然と男の体躯に見合った剛直がそそり立ち僅かに先端が月明かりで光りを帯び、男が女を求めている事を突き付けて。
「上等な服に身を包むノアもいいが、裸のノアも綺麗だ。 それに一回でノアを壊すわけにもいかないからな…。」
等と囁きながら男は相手の隣に腰を下ろし。
一糸まとわぬ姿になったノアを抱え上げ己のイチモツを太腿の間に挟ませるように男の膝の上に背中を向け座らせようとすれば自然と相手の秘裂を男の竿で隠し、挟ませた内腿や秘所に熱を伝えていく。
自由になった男の手は相手のしなやかに鍛えられた腹を撫で、下から持ち上げるように乳房を揉み、火照り始めたその裸体に男の熱を直接とかそうとするかのように伝えていく。
相手が身動ぎすれば自然と秘所に竿を擦り付け、蜜が滲めばくちゅりとその場所からは水音が加わり響き始め、互いの吐息や肌の触れ合う音により、ベッドのスプリングのきしむ音に窓の外を流れる冬の風の音も遠くへとなっていく。