2025/01/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にガルディさんが現れました。
■ガルディ > そこは地区の片隅。
その分多く土地を使った鍛冶場兼別宅。
樽に突っ込んだ雑な武器スペース、数本を飾ったスペース。
その隣に鍛冶スペースがあり、その奥にちょっとした湯浴み場所と寝床。
とある男の秘密基地、とでもいう店だ。
今日は女衒の仕事ではなく、半分趣味の鍛冶仕事。
趣味と言ってもそれなり以上に出来は良く、中級までの冒険者にはお値段以上。
駆け出しから下級冒険者にとっては、かなりの掘り出し物という具合。
利率は半ば度外視でそんな値段設定になっているのは、趣味と実益をかねて。
鋼が自分の手で剣の形になっていくのが気持ちがいい。
上質な材料であるほど叩いたときの火花も美しい――気がする。
故に人件費を無視して材料費等に赤にならない程度で全振りし、
その程度を求めてくれる駆け出しの冒険者の方が色々と『商品』価値が高いということだ。
勿論、冒険者以外に本業絡みの人間やらも顔を出しにやってくることもある。
今しがた出来上がった剣の出来を眺め、滴る汗をタオルで拭って。
――さて、本日の来客は。
■ガルディ > そっと臍下を撫でおろす。
この気分に合う奴隷は今何処の娼館で働かせていただろうか。
熱がさめていく気配がないと確信し、気だるげに首を回すと鍛冶場を後にした。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からガルディさんが去りました。