2025/01/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 出店通り」にレイフォスさんが現れました。
■レイフォス > 王都を出て近くの森で薬草採取に赴いては戻るを繰り返す日々。
今日も今日とて常設として出されている薬草と一緒に納品した珍しい薬草となる花のお陰か普段よりも懐が温かい。
ということで訪れた先は出店通り。
腹を空かせた人々を足止めし、引き寄せようとする香りの暴力に殴られながら歩んでいけば――目に付いたのは鳥の串焼き。
脂の焼ける匂いに釣られる形で店主から代金と引き換えに手に入れた串焼きに、目を輝かせる。
「へへ、じゃあいっただきまーす。」
きっと誰かが依頼などで捕まえてきたのが卸されているのだろう。
その誰かさんと神様に祈りながら食べる串焼きは――相当に美味しいだろう。きっと。多分。めいびー。
じゅるり。涎が落ちそうになるのを堪えながら、口を大きく開ける。
■レイフォス > がぶり。
齧りつき、溢れる肉汁に目を輝かせ――もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。
一本を食べ終えれば二本目、二本目を食べ終えれば三本目と続く――もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。
そして10本ほどあった串焼きは――
「………―― は!? もうない……だと……」
気がつけば手にあるのは、憐れ焼き鳥の服を剥がされてしまった串の束のみ。
「――むむ。もう少し味わって食べれば良かったな。」
少し名残惜しげに指に付いた脂を舐めとりつつ、視線を先ほどの串焼きへと向けてしまう。
多少なりとも腹は膨れた。けれどもまだ物足りない。ここで串焼きを手に取るか、はたまた別の店へと赴くか――鼻腔を擽る匂いと共に煩悩が揺れる。
通行の邪魔にならぬようにしつつ、うーん、うーん。と唸り悩む姿をさらしていて。
■レイフォス > はてさて、彼が選んだのは串焼きか、果ては未だ見ぬ美食か。
ご案内:「王都マグメール 出店通り」からレイフォスさんが去りました。