2025/01/07 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 屋台の並ぶ商業地
こっそり酒を出しつつ焼いた串肉を出したり揚げ物を売ったり
祭のように浮かれる客
それぞれの屋台は寒い冬の中客を呼ぶために大きな樽のような火鉢を炊き客を集めてる

そんな喧騒からすこしだけ離れた路地裏そばの木箱の上

「……ん、うめえなコレ。 ほれ食ってみろ」

まだ若い風の少年が串焼きを頬張り、その串から肉を落とし地面に投げる。 その肉に群がる野良猫たち。
むしゃむしゃと粗雑に串焼きや揚げ鶏を頬張りつつ、野良猫達と小さな晩餐、パーティーだ
野良猫たちからしても肉をぽいぽいとくれる客は大歓迎のようで奪い合うように咥えては走って離れたり、その場でかじりついてる猫もいる

「あ、これ喧嘩すんな。 おめーは今食ってたろ他のを奪おうとすんじゃね」

木箱から降りて、他の野良から肉を奪おうとした猫の首を掴んでぽいっと投げる。 投げた先にも串肉のかけらを放ってやって

グラスシエル > 野良猫どもによくたかられるせいか気付いた事がある
こいつらは腹が膨れると顔を洗い出す。 メシを食ったあと毛づくろいをはじめたらそれなりに満足してるってことだ
そこらで手で器用に顔を洗い出したり毛づくろいを始めた猫を無視しつつ他の猫たちに奪われまくった哀れな弱虫たちに餌を放る。
弱いのはよろしくないがこんなメシをもらってる場ぐらいは強弱関係ないだろうと残しておいた串焼きをちぎっては投げてやる。
弱気で臆病な猫は肉を咥えると走って離れて安全そうな距離を置いてから食う。 だからこそ堂々とあげる相手の眼の前で食ってる野良猫のほうが自然に多く平らげられる。
少量しか食えないから身体も細くなる
図太く強いから堂々とメシを喰い更に強くなる

「変なもんだ、お前らの強弱も世の中の強弱も一緒じゃん」

くしゃくしゃと乱暴に野良猫の頭を撫でてから、木箱に座る

グラスシエル > 「――よし、っと」

串肉の入っていた紙袋をくしゃくしゃと丸める
野良猫たちも完全に解散ムードだ、餌のときだけムシがいい。と同時にこのぐらいシンプルでわかりやすいほうが良いとすら思う
野良猫たちも十分満足したのか木箱から降りた少年を横目でみるだけで毛づくろいのほうが大事なようだ

少年は足元でずっと丸まってた野良猫の頭をぽんぽんと撫でてから屋台通りを去っていく

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にガルディさんが現れました。
ガルディ > 樽に突っ込んだ雑な武器スペース、数本を飾ったスペース。
その隣に鍛冶スペースがあり、その奥にちょっとした湯浴み場所と寝床。
とある男の秘密基地、とでもいう店だ。

今日は女衒の仕事ではなく、半分趣味の鍛冶仕事。
趣味と言ってもそれなり以上に出来は良く、中級までの冒険者にはお値段以上。
駆け出しから下級冒険者にとってはかなりの掘り出し物という具合。

利率は半ば度外視でそんな値段設定になっているのは、趣味と実益をかねて。
ベテランの冒険者よりも駆け出しの冒険者の方が色々と『商品』価値が高いということだ。

勿論、冒険者以外に本業絡みの人間やらも顔を出しにやってくることもある。

今しがた出来上がった剣の出来を眺め、滴る汗をタオルで拭って。

――さて、本日の来客……もとい、獲物はやってくるかどうか。
ひとしごと終えたいま、火照った気分は出会い頭に催淫でも仕掛けてやろうかという心地。