2025/01/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にセカンドさんが現れました。
■セカンド > 新年の空気はどこか清々しく感じるのは気のせいだろうか。陽が落ちてもその思いは変わらない。
女の故郷では年始は1週間ほど休みをとることが多い。この街はそうではないが、女は故郷の流儀を持ち込んだ。
宿屋は通常営業だが、酒場を宿泊客以外利用不可とする。料理を統一できるので普段よりもだいぶ楽ができる。
文字を読めないクソボケどもの顎を軽く撫でる仕事が増えた以外はおおむねゆったりと過ごせていた。
「ちょっと暇にしすぎたやろか……?」
近くの農村からの来訪者が数名、定宿としている駆け出し冒険者が10名ほど、宿六が1匹。
2・3階あわせてもせいぜい20名しか宿泊できない建物だ。仕事を減らした分稼げる機会も減っている。
とはいえ――衣食住が確保できている今、血眼になって稼ぐ必要もない。
木製品を銜え、ふーっと長い息を吐いた。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からセカンドさんが去りました。