2024/11/29 のログ
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影時 > 「――おっと、どーも。ああ、あと串焼きと茹でた腸詰めも頼まァ」

一人で呑むときは強い酒をちびちび呑むことが多いが、騒々しく呑むならそれに相応しい酒がある。
まさに麦酒はその代表格ではないだろうか。つくづくそう思う。
呑み方は色々だが、店次第では魔法や魔導機械で冷やしたものを出しているように思う。今回の酒もまた然り。
運ばれてくるジョッキの中身は、程よく冷えている。恐らく酒自体がその温度が旨くなるようにしているのだろうか。
温い時が旨いものと、そうでないものはやはりちょっと違うものだ。
ジョッキを受け取り、口を付ける前に食べ物の追加を頼む。麺麭も野菜も良いが、こういう時は肉だ。

「……タダ、じゃあねぇとはいえ、ある程度は気兼ねなく呑めるのも良いもんだ」

普段からそう、とは言わない。呑む時にはガッツリ呑むが、そうでない時の生活は質素なものだ。
喰い過ぎて腹が膨れると動き辛いし、かといって粗食が過ぎると身体が動かず、頭も働かない。
近くで野菜を齧る齧歯類――シマリスとモモンガが、己の方を向いて何か物欲しげに両手を挙げてくる。
ああ、此れか、此れが欲しいのか。己の手元にあるツマミの皿から、小さな種を遣る。
それを二匹が受け取り、前歯で齧って殻を剥き、殻を足元にぺいっと捨てて中身をもしゃもしゃもしゃ。

影時 > もう季節は秋から冬に移り変わり、二匹の着込んだ法被を膨らます程に冬毛はもこもこふわふわ。
種やらナッツは幾らでもイケるとばかりに吸い込みたげな食欲を見せるが、あげ過ぎは良くないのが難しい。
故に予め、皿に用意していた分は今日与えても問題ない分だけ。足りないなら水と野菜で我慢して欲しい。

「……もうやらんぞ? あぁ、こら。他の奴らに強請りに行くな。攫われるから止めとけ。な?」

二匹にそう声を掛ければ、不満げに尻尾を揺らして顔を擦る。
わしゃわしゃと毛繕いして、食べかけの野菜を思い出したように齧り出す。それを見ながら、酒を呑む。
少し待っていれば、追加で頼んだものが来る。もう少し自分も食べよう――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から影時さんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエイリさんが現れました。
エイリ > 「ちょっと、(アタシ)が先に並んでたんだけど。
 忙しいのは誰も彼も一緒でしょ?」

冒険者ギルドの窓口にて、薬品の納品をするため混雑する窓口に並んでいた女は、素知らぬ顔で列に割り込んできた冒険者風の男に食ってかかった。
荒くれ者の多い冒険者が集う場所でのいざこざは日常茶飯事であり、周囲の人々もまたかという顔で見物を決め込んでいる。
乱闘になりそうならギルドの職員が駆けつけてくるだろうが、今はまだ両者が睨み合っているだけの状態だ。
咎められた男のほうも気に食わなかったのか、すぐに謝罪するような態度の変化は見せておらず。
対して女のほうも、猫のような瞳を鋭く尖らせ、男を睨み返しており。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にゼオンさんが現れました。
ゼオン > 「ぉーい、捌くのギルドの仕事じゃねーの?」

 喧騒の中、風物詩とでもいうように問題視はされないとはいえ、
 更に処理が冗長していく中、更に後ろから声が及ぶ。

 褐色肌の男。隆々とした筋肉に、装備は鞘にさえ手入れが行き届いていないブロードソードを腰にぶら下げた以外は装備らしい装備を身に着けていない男。
耳を指で掻きながらあくび一つ。
 それから男のほうを一瞥して。

「だっせぇしつまんねお前。後ろ並べよ。つか今日帰れよめんどくせえ。」

 歯に布着せぬ物言いを投げつけるだけ投げつけて、後は男の相手をするつもりもないというように
 更にあくびを噛み殺し、頭を掻いて。

 不遜な振舞いに、わざわざ割り込んだ男は褐色肌の男へと向かっていくが、
 所作らしい予備行動なしに、褐色の腕が男の首を掴んで。

「聞こえてねーのかよ。俺が帰れっつったんだよカス。」

 近くにいる者には首が軋む音がして、男が抵抗する前に手を離し、
 顎で出入り口を促して。

 後は、人の混雑はあれど、他の者も手続きを遅滞なく済ませて。
 処理がはけて行けば、貴女の後で男も依頼受理の手続きを済ませて歩いてくる。

「なんかめんどくせー奴いたっスねネーサン。
 気分転換になんか飲まねえ? 奢るよ?」

エイリ > 女か、男か。
どちらかの側に味方がつけば状況は動いたのだろうが、互いに単独だったせいで睨み合いが長く続いていた。
諍いはいいから先へ進めと周囲が少しざわめき出した頃、外野から聞こえてきた若い声。
そちらを見遣れば、顔つきに比べて随分と体格のいい褐色の青年が、女に与するヤジを飛ばしてくれていた。

「そこのコが言う通り、割り込みなんてしちゃうぐらいイライラしてたら、ロクなことないよ?」

なんて追い打ちの言葉を浴びせる頃には、割り込み男は褐色の青年のほうへ向かっていた。
背中にぶつけることになった煽り台詞は少々空回り。
せっかく味方をしてくれた相手に迷惑をかけるわけにはいかないと、行く手を遮るべく少し速歩きになりかけたところで。

「――わォ」

首根っこを掴まれて無様にもがいていた男は、解放されるや逃げるようにギルドを出ていった。
言葉遣いこそ随分と荒っぽいが、その手つきは感心するものがあり。
御礼の言葉をかけようとしたところで名前を呼ばれ、青年と視線を交錯させてウインク。
"ちょっと待ってて" という意図が伝わるといいのだが。

――そして無事に薬品の納入を終えると、空になった革ズックを肩にかけ、青年がギルドの窓口と話し終えるのを、比較的喧騒の控えめな建物の隅で待っていた。
近づいてきた彼へ、にこやかに笑いながら軽く手を振って挨拶し。

「ありがとね、キミ。
 妾も反射的に文句つけちゃって、面倒になったなァって思ってたんだよね。
 むしろ奢らせてもらいたいのはこっちのほう。
 いいお店に案内してくれるなら、妾に奢らせてよ」

そういえば彼に自分の服装はどう見えているのか、その視線の行く先を探ってみたりする。

ゼオン > 男が逃げて行けば、褐色の青年はそちらへ罵声を浴びせるでもなく興味なさげに。
と、前を見ればウインクを投げかけられておぉ、と声を漏らして笑みを浮かべる。

「……いいねあのネーサン」

目立ち始めた昔と違って最近はこういういい出会いのきっかけが増えたなどと思いつつ、
やることを終えて見渡して、目的の人物を見かければ、
返ってくる提案に片手を振って。

「アに言ってんの。あの絡みに声かけたのも俺なら誘ったのも俺じゃん?
 なら奢るのは俺っしょ。
 つか礼言われることのことしてねえっスよ。
 ああいうのめんどくせーじゃん。勝手に誰が自分より弱そうとか決めつけてオラついてよ。

 ……外で同じいざこざ起こして負けるの分かってねーんだしな。
 つかネーサン改めて見るとマジですげー恰好っスね。こぼれそうじゃん♪」

 視線を伺うどころか口にしてくるしなんならガン見でもある。
 だが、体を見ているというより、所作を見ているような、魅惑的な部位や顔立ちのみならず、
 手足の動きも視線は捉えていて。

「まー俺も期待してたから仕事の出発明日に回してるしね。
 俺ぁゼオンってんだけど、ネーサン名前は?
 いい店なら色々知ってっけど、飲むだけで終わり?
 ぶっちゃけ誰目当てでケチつけたわけじゃねーけど、ネーサン相手ならもっと”遊びたい”なあってさ♪」

 ニィ、と笑う。相手も、己の体を見ているような気がしたので、そういうかまをかけても来る。

エイリ > 「妾だって腕に覚えがないわけじゃないけど、派手なことしたら目をつけられちゃうでしょ。
 慎ましく堅実にお仕事したい身としては本当に困るから。
 あ。だったら割り込みも黙ってたらいいっていうのはナシで、あーいう態度だけデカい男は大ッ嫌いなのよ。
 キミ、いい身体してるけど、結構若いでしょ。
 実は大富豪のお坊ちゃまってことじゃないなら、御礼はおねーさんにさせなさい♡」

口調は随分とチンピラめいているが、話している内容は随分とまとも。
そのうえ味方をしてくれたのだから、好印象を抱けるほど。
目線は追うまでもなく身体の上を這っているあたり、勘所もかなりよさそうだ。
身動きが取りやすい替わり、肉感的な女の身体を窮屈に締め付けているタイトな衣装。
大きく張り出した胸元の直下で腕を組み、僅かに腕を揺らしただけで乳肉は波打つように弾んだ。
先程の御礼――の一端、のつもり。

「妾はエイリ。よろしく、ゼオン君。
 一晩時間があるなら、お酒を買って宿に持ち込むのもアリね。
 そのほうが遊ぶ時間も長く取れそうだし。
 泊まるところはもう決めてる?」

少なくとも連れ立ってこの場を後にすることは決まった。
年下に見えるにも関わらず、筋肉質で引き締まった身体をしていそうなのは身のこなしからも明らか。
好色そうな振る舞いだって女にしてみればストレートで心地いい。
赤い舌先を覗かせて唇を湿らせ、艶っぽく唇だけで笑いながら、先に立ってギルドの出口へ向かう。
鋭角に衣服が食い込む股座から大袈裟にはみ出た肉厚なヒップを、誘うように左右へ揺らしながら。

ゼオン > 相手を見て話をする。周りを見て話をする。
基本的なことだが、青年にとっては酷く面倒くさくてないがしろにすることだが、
昔もらった助言で試しに我慢してやってみれば、その後に色々面白いことは広がっていく。

どちらかと言えばさっき逃げて行ったほうが同類だっただけに、相手の表情の好印象な具合は見ていて面白い。
目の前の食べ頃の女も、自分を年下として良く扱って来るし、第一印象は後々も響くものだし、
何より繰り出して来る”お礼”がたまらない。
……だというのに、己のラインに合わせた衣装は眼福だが、ただ男好きする衣装を着てるだけではないのは見て取れる。

先程薬品を納品していたが、違和感というより、もっといい仕事が出来そうなのになと考えつつ。

「まー、そこまで言われたら奢られちゃうッスけどね。
 エイリねーさんね♪ よろしく♪
 宿は決めてねーけど、少し高いところも普段から利用してる分
 デートに良さげですぐ都合着くところあるっスよ♪」

チンピラめいて金の使い方は荒いのか、顔が利く程度には渡っているのだと。

それからお互い合意の上で、連れ立っていく中、先を立って歩くお尻につい手が伸びてしまう。
……そういえば世間的に言う火遊びは普段からしているが、
このネーサンは世間的に見て危険なのだろうかと。

なら、たまには火傷するのも悪くないなぁと考えて、道すがら酒なりあてなりを買って
ホテルへと向かうだろうか。

エイリ > 好色なこと、欲望にストレートであることに間違いはなさそうだが、本能に溺れて鼻の下を伸ばしているほどではない。
楽しそうであるのに、どこか冷めた感情で値踏みされているような。
どこか底知れない印象を抱かせるのも、彼に興味を抱いた大きな理由だった。
見透かせないならば探るか、暴けばいい、と。

「デートだなんて洒落込むつもりはなかったけど、ベッドが寝やすいのは大歓迎♡
 ゼオン君なら寝心地がよくて、隣の部屋の音が聞こえない静かな宿を知ってそうだし」

声が漏れない、ということは、音を立てても近隣の部屋に迷惑をかける心配がない、ということでもある。

歩きながらも尻に伸びてくる彼の手を拒む素振りは全くなく、「あンっ♡」とやや演技がかってはいるが甘ったるい声を漏らし、彼の鼓膜に響かせた。
そのお返しは人目のつかないところで。
通りを歩いている最中に人気がなくなったと思えば、歩きながら彼の股間をズボンの上から爪の先でカリカリっと引っ掻いてやり。
あるいはズボン越しにサイズを確かめるよう、手の内側に握って緩く扱き立てる。
「すごぉい♡」と漏らした感嘆は正直なもの。
通行人が現れる直前に手を引っ込めるあたり、派手な衣装を着ているだけの物好きな女ではないと感じさせるのかもしれない。

道すがらに酒と食料を調達して宿に到着する頃には、女の顔や露出した肌が少しばかり紅潮しており。

「ンっ――……♡ 一番ベッドが大きくて……広い部屋は空いてる?」

そっぽを向いていた受付の男は、やってきた2人を振り返って息を呑み、返答までに僅か動きを止めた。

ゼオン > 僅かな表情の変化。こちらの視線の意図を感じ取っている。
それで忌避を見せるでもなく、それどころか一歩踏み込むかのような仕草振舞いに
値踏みするような視線が唐突に止む。

これ以上相手を”女として以外を見る”のはすごく失礼だと感じたから。
全てが本能、感覚だけで生きている青年の動きは、そも見透かすものがない。
先の展望をほぼほぼ考えていない故に、探るだけのものがない。
暴くだけの深さもない浅いだけの男。ただそうとは思えないだけの才能にかまけている男。
理知的に観察するにはやや不向きでもあろうか。

「じゃあ決まりっしょ♪ あるある♪ ふっかふかのベッドでちゃんと防音魔術も仕込んでる良い部屋とか抑えられるし♪」
 つか、なんつか、エイリネーサンってマジイイ女っスね♪」

尻を揉みしだいても少し技術が絡むが声は蕩けて反応を返し、
きちんと”お返し”もしてくれるのだからたまらない。

……強いて言うならどこかの鉄火場で敵対して無理矢理犯した方が滾るが、
今日のこの感じは嫌いじゃなくて己のサイズを、形状を指で感じ取って今度はこちらが値踏みしてもらう側に。

どこかひりつく感じはあるけど見た目通りだけじゃない女性は大分好ましい。

そうして酒を調達する店でもお互いにちょっかいをかけあい、あったまって来たところに
宿へ到達する。

平民地区でも少々値の張る店。従業員も決められた制服が支給される程度にしっかりしたところで、
それ故に軽薄そうな男と身なりの衝撃的な女性の組み合わせ、それも既に仕上がってる雰囲気は流石に気圧されもするだろう。

「3階の一番奥。あそこが一番いい感じだから、今空いてね?
 ゼオンてんだけど、話通んねえかな。」

ひとまず部屋は取ると手続きをしていれば、その名を通された従業員の一人が慌てた様子で受付にやってきて
今しがたチェックアウトしたばかりなのですぐに準備させると。

その間、待合室に通されて、軽いお酒とアソートも出されて。
それからしばらくして、従業員に案内されて部屋までエスコートされる。

「……な、顔効くっしょ♪ てかネーサン大分ノリいいじゃん♪」

そう言うや、二人で入れば、後ろ手に部屋の鍵を閉めて
しばらくは酒をお互いに嗜んで、途中ルームサービスで軽食も頼みながら、
酒精を嗜み、皿に出来上がっていって。

「んじゃさあ、ヤっちゃう?」

などと、こちらも我慢できないというように

エイリ > 「キミみたいな若そうなコが "イイ女" なんてキザな言い方するのは、ちょぉ~~っと気になるけど。
 ゼオン君ってだいぶ遊んでそうだし、そういう台詞が自然と出てきちゃうのかな?
 言っておくけど、言われて悪い気はしないよ。
 ただ、憎たらしいコだなぁ、とも思うだけ……♡」

とにかく女旱な男は尻に触れるとなればひたすらに力を込めてくるが、彼の手つきはそんなこともなく。
こちらの反応を確かめるように肌へ触れられるせいで、意図しない蕩けた声が出てしまうこともあり。
体格のわりに…なんてことはなく、鍛えられていそうな体つきに見合った肉棒の図太さには期待しないわけにはいかない。
その期待は双眸にも出てしまっており、瞳は妖しげに濡れ光っていた。

「若いのにあちこちに渡りをつけてて偉いわねぇ、重畳、重畳。
 さっきお酒を買ったお店の人とも、ちょっと顔見知りだったみたいだし。
 そういうマメなとこ、将来絶対にいいことあるから」

宿の受付も彼の名前を聞くと態度を改めて接客し、そういえば酒も買った店との店員とも軽く挨拶していたことを思い出した。
満悦そうに笑いながら、態とらしく年上ぶった態度で若者を褒める。

――酒や軽食を添えて身の上話や雑談を交えているうち、彼の目に少しずつ帯びていく獰猛さを眺めていたが。
彼が声をかけようと口を開く寸前には、腰掛けていた椅子から立ち上がっており。
腰を左右にうねらせてむちむちに熟れた肢体を見せ付けながら彼に近づいていき、椅子に腰掛けているところを脚を跨いで尻を落ち着けた。
衣服の際どく食い込んでいる股間を彼のズボンの膨らみへ押し付けて前後に腰を揺すれば、滲み出ていた牝蜜のせいで薄っすらとズボンに染みが広がり。
彼の眼の前で、頼りない衣装に支えられた爆乳がぶるっばゆんっと弾む。

「いきなりハメちゃう?
 それとも、ゼオン君のおチンポに、ご挨拶してからのほうがいい?♡」

ゼオン > 【部屋移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からゼオンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエイリさんが去りました。