2024/11/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 カフェ」にカミュさんが現れました。
カミュ > ゆったりとした足取りで昼下がりの平民地区を散歩する男。
冬と秋の間。
抜けるような青空に肌寒い風が流れながらも穏やかに降り注ぐ太陽によって、和らぐ寒さ。

人々も年の暮れや、冬に向けての買い物等で表に出てきているのか男のいる大通りもそれなりの人出で賑やかな雰囲気である。

男は男でそんな光景を眺めながら歩いていれば、通りに面したオープンテラスのカフェを見かければ、少しの休憩も良いかもしれない等と考え脚をそちらに向ける。

給仕に目線で挨拶をすれば最期の開いている席に案内された男、一人で飲む紅茶も味気ないものであれば、ほんの少し緩やかな川の様に流れる時を乱し楽しむために、特に条件も無く相席も可であることと、紅茶に果物を使った菓子の注文を伝え、通りに面したテーブルにより、椅子を引いて腰を下ろした。

カミュ > 穏やかに流れる時を彩る大通りの賑やかな声、街を流れる風の音、穏やかに差し込む太陽。

男の前に置かれた紅茶。

ポットからカップに移し、男の指を持ち手に添え持ち上げてから一口。
舌の上を広がり、喉を通り体の中に流れ落ち内側から体を温めていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 カフェ」からカミュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
ラリー > 「…よし」

ある日の平民地区の古書店。開店の準備を済ませた目立たない少年は、感情の起伏というものが
見られないながらどこか達成感を滲ませる声色でそう漏らすと、静かに店の扉を開けた。
店の方角の関係で陽光が店先に差すことはないが、代わりにその向かいの景色は明るく太陽に照らされている。
その光景にまぶしげに少し目を細めてから、扉の掛け看板を反転させ"CLOSE"から
"OPEN"に変え、開店の作業を完了する。
あとは店内に戻り、いつもどおり悠々と読書しながら来るかもわからない客を待つ…そう思って
いたところで、こちらに近づいてくる足音が聞こえる。
珍しく開店早々の客の訪れか、それともなにかまた別の用向きか…
ともかく少年は緩慢な動作で顔を振り向かせてそちらを見た。