2024/11/20 のログ
ご案内:「王都の路地」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「ううーっ… ここの道、ちょっとひとけが無くって、こわいんだよね…っ」

王都の一角…様々な露店や飲食店、雑貨屋が並ぶ通りの裏路地。
通りの賑やかさが遥か遠くに感じる、薄暗くて冷たい壁と石畳が長く続き、
人通りの少なさから、物乞いや娼婦すらも見かけない、街の裏側。
時折気配がするのはネズミや猫の類くらいか。

そんな場所を、買い物帰りの薬師の少年が少しおっかなびっくりの足取りで歩んでいく。

普段、自前のテントで薬師として活躍している少年の手に下げたバスケットには、
粉末の香草やスパイス、きのこ、精油など薬の材料となる素材や食材がいくつか詰め込まれている。

それらは、ある種の香水と同じように、
8割の良い匂い
1割の悪臭
1割の淫靡な香り…という割合の異様な芳香を漂わせ、
薄暗い路地を歩んだ少年の軌跡となっている。

ご案内:「王都の路地」からタン・フィールさんが去りました。