2024/11/03 のログ
ラヴィニア > 考えるといつものやつが来る。
考えすぎると、お腹がぐぅーっとなる。
お腹がぐぅーっとなると……視線が急に集まってきた。

慌てて誤魔化すために自分の頬を人差し指と親指で摘み、
摘まんだその頬を左右にぐにーっと伸ばして笑顔を作る。
ごまかし笑顔にしては少々痛い、が。

誤魔化せただろうか?
こちらに向く視線の幾つかは飽きれた色を向け、
物乞いか、何かか、と視線を背けた誰かの声が聞こえた。
違うが、此処で否定して厄介ごとに巻き込まれたくない。

だから笑顔を作ってごまかし続けた。
頬をひいたその顔を辺りの人間へとむけるのだった。

ラヴィニア > 文字通りの作り笑顔を浮かべ続けたが、流石に疲れた。
一先ず此処に来ることはないと、冒険者ギルドの匂いだけ覚えて、少年は踵を返し、外へと駆け出したのだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からラヴィニアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカミュさんが現れました。
カミュ > 平民地区のバーにふらりと現れた男。
シックなスーツ上下にその内には鍛えられた体。
歩く度に揺れる銀糸のポニーテール。

カウンター席に腰を下ろし、指先でテーブルをノックすれば、男の前にグラスと、ウィスキーの入った瓶。

蓋を開け、グラスの中に注ぎ、瓶に蓋をして再びカウンターの上に。

しなやかで長い指先を伸ばしグラスに手を添え持ち上げると一口。
唇を湿らせるかのように傾け小さく一口。
強い酒精に次いで芳醇な香りが広がり男は静かに酒精の混じった吐息を一つ漏らして。

カミュ > ゆっくりとグラスを傾けウィスキーの味を楽しみ。
小皿の上にのるチーズを小さく切り出し、楊枝で突き刺し持ち上げ一口。
チーズが口の中で広がり味わう内に消えていく。

其れを楽しみながら男は耳を傾ければ店内でかかる音楽が店内を満たしていく。