2024/10/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にオウルさんが現れました。
オウル > 平民地区の通りを棒付きの飴を咥えながら歩く少年。
今夜は久々に仕事も宿題もなく、やる事は暇つぶし。
友人も少なく、仕事仲間も年上ばかり、……年上は好きだが。

「………雨、降りそうだよなぁ。」

眼帯奥の瞳を細め、裸眼の瞳も細めて、薄雲が広がる夜空を見上げて、鼻先に中指を添えながらすんっと空気を嗅いで、一人ぼやいて。

嗅覚がとらえる雨の香り。
見上げた瞳でとらえる雨雲の広がり方。
それに時折吹く風がじっとりと湿気ている。

十中八九、今夜は雨になりそうで何となく憂鬱になる。
さてこんな憂鬱を晴らすのはお財布が重たそうな大人の財布を借りて、暴飲暴食、かなと。

あまり悪いことはしたくはないが、お財布が軽いし、天の神様ってのも雨雲で地上は見えないだろうから。

善悪の天秤がゆらゆら揺れる。
平民地区の住人になりたいと思うなら我慢すべき、であるか。
悩み悩み足取り重く、気が付けば平民地区の大通りから抜けていて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からオウルさんが去りました。