2024/10/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
■ラリー > 夕暮れ時の平民地区の通りを目立たない学園の男子生徒が一人歩いている。
珍しくもないその光景を、注目するものは当然誰も居ない。
少年はいつもどおり図書館で過ごし、しかし今日は良い獲物も見つかることなく
ただ読書をして過ごすばかりで何事もなく帰途につき今に至っている。
とはいえこんな日は珍しくもないし、仕込みは進んだので無意味な時間だったというわけでもない。
故に少年は、特に苛立ったり落ち込んだりもせず平常心を保っている。
そんな少年は自宅も兼ねている古書店の近くまでやってきたところで足を止めた。
店の前に立つ人影を見つけたからだ。
掛け看板は"CLOSE"になっていて、店は閉まっていることはわかるはずだ。
それでもこの店に、あるいは自分に何か用なのか、それともたまたま店の前に立っているだけなのか。
ともかく、少年は何事もないように店の扉へと静かに近づこうとした。