2024/09/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > お昼前の大通り沿いにある小さい公園。
まだ暑い日が続くというのに、子どもたちは今日も楽しそうな声をあげて駆け回っている。
陽射しを避けて木陰の下。
賑わいからすこし離れたところにあるベンチに腰かけて、いつもは行儀よく襟元までボタンを留めているブラウスも、今は大きく襟を開いた形に。
胸元の布地を摘まんでぱたぱたと服の中に風を送りこみながら、元気だなあと子どもたちの様子を遠巻きに眺めていた。
自分は小さいころからあんな風に走り回ったりするような性格ではなかったから、あの体力はどこからくるのかと不思議に思う事も少々。
「……はぁ…」
許されるのなら太陽が沈むまで影の中から出たくないと思ったりする。
それならいっそ、すこしの間くらい暑いのを我慢して、家に帰った方がいいのだろうけれど。今は立ち上がる気にもならず。
■ミンティ > ぼおっと眺めていたら、遊んでいた子どもたちが一人、また一人と公園を去っていく。
頭上を仰いでみたら、木洩れ日の角度からもちょうどお昼時だろうと察せられて。
いつの間にかそんなに時間が過ぎていたのかと驚きながら、重たく感じる腰をあげて一息。気持ちを入れ替えるために大きく伸びをして。
「……買い物…は…」
なにか買って帰るものはあったかなと小首をかしげながら、のろのろとした足取りで公園の出口へ。
休憩前よりも人の行き来が多くなった大通りを、雑踏に紛れるようにして歩いていって…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミンティさんが去りました。