2024/08/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカミーレさんが現れました。
カミーレ > 「今日も、来てしまいました…お父様、お母様…カミーレはいけない子です…こんなダメなカミーレは誰かに、誰かにお仕置きしてもらわないと…」

昼下がりの平民地区には似合わない上等な服に身を包んだ少女はお忍びの貴族令嬢というには従者も付けない無防備っぷりで通りを一人歩いていた。
普段であれば平民の目に触れられないように、宝石のように大事に大事にしまわれているはずの正真正銘の令嬢のお忍び行脚は庶民の注目を集め、その愛らしい見た目に二度三度振り向くものもいる始末である。
「あれ、どこの令嬢だい?」
「上玉じゃねえかよ。付き添いもいないし、ワンチャンねえかな?」

などと囁く花の下の伸びきった男たちに柔らかな笑顔で会釈しながらも、少女は自身の歪んだ欲望を満たしてくれる存在を笑顔の裏で探し求めている。

カミーレ > しばらく街を歩いたが、見るからに身分の高い令嬢に好き好んで手を付けるのはさすがに恐れ多いのか、彼女を誘わんとする猛者はなかなか現れず、少女は広場のベンチに腰掛けた。
諦めて屋敷に帰ればいいものの、日頃溜まった鬱憤を何とかして晴らさなければ鎮まらない欲望を抱えた少女は決意したように最終手段を繰り出そうと心に決めた。

「…っ。かくなる上は…。」

そして再び立ち上がると、平民地区の裏筋。治安が悪く無法者の溜まり場であるアングラな通りへと足を踏み入れた。
表通りと違い少女を下品に冷やかすものやニヤニヤと下衆びた表情ですれ違いざまに胸や大腿を撫でる者。
まるで令嬢である自分を性の捌け口としか、数いる精処理道具の一つとしか見ていないようなそんなならず者の視線がたまらなく心地よい。
いつもの笑顔で平静を装いながらも、少女の心に溜まる被虐願望が確かに満たされていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にタマモさんが現れました。
タマモ > 何かしらの刺激を求め、毎日を気紛れに生きる、そんな少女が決めた今日の散歩道。
いくつかある内の一つだが、何かしら起こりそうな、起きて欲しい、そんな平民地区の裏通り。
…の、屋根の上。
とん、とん、と屋根を伝い移動をし、適当な路地を探るように見下ろしていた。

「まぁ、何かあれど、あらねど、それも運のなせる…ん?」

何もない日、そんな日の多いものだが、期待を抱くのは己の勝手。
それもそれで、己の運を試して…との考えでの移動中。
ふと、そんな場所に似合わぬものが、その瞳に映った。

単に近道として偶然使ったか、それとも…
さて、答えはどちらだろうか?そんな思いを浮かべながら、軽く屋根を蹴れば。
そんな少女の背後へと、ふわりと、音も無く着地をするのだ。

カミーレ > 「お父様お母様ごめんなさい、いけない子でごめんなさい…カミーレはダメな子です…だから、今日も、お仕置きを…んっ…ふぁ…ひゃっ、ひゃああっ!?」

少女にちょっかいをかけるものはちらほらといるが、幸か不幸か彼らの趣味には合わなかったのだろう。
その身体を触りからかう程度で到底少女の昂ぶりは収まらない。
裏通りの中でもさらに横道に入った人通りの少ない路地裏で、少女はぶつぶつと呟きながら自ら乳房と股間に手を伸ばしていった。
ゆっくりと服とスカートの上から敏感なところに指が触れ、そして令嬢がするとは思えないほど強く布の下に隠れた突起をつねり上げる。
その電流が走ったかのような強い刺激に、思わず体を仰け反らせてしまい、背後の人?狐?にとんっとぶつかってしまった。
普段の彼女を知る者であったなら家族ですら聞いたことのないほどの声を挙げ、思わずかぁっと顔を赤らめてしまう。
気配は感じなかった。正確にはふわっと心地よいそよ風のようなものを感じた程度で、少女には自らの背後に人?狐?が立っているとは想像もついていなかった。

「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!こんなところで、こんなっ、いけないこと…」

タマモ > ちょうど着地をした、そんなタイミングだろう。
少女の呟きが、自らを弄る事で漏れる甘い声が、はっきりと耳に届いていた。
答え合わせ、それをする必要もなく、少女が自らに己に答えを教えてくれる。

着地をした事には気付いていなかった、そうではあるのだが。
聞こえた声と共に、体を仰け反らせた事で、とん、と少女の背が己に当たれば。
さすがの少女でも、己の存在に気付いてしまう。
背後に居た己と言う存在に気付きつつも、何をしようとしていたのか、その自覚はあるのだろう。
羞恥心か、顔を赤らめる反応に、ずぃ、と顔を寄せて、その赤くなった顔を覗き込む。

「あー…いやいや、妾は特に気にしたりはせんのだから、良いんじゃぞ?
しかしなぁ…」

自身の行為を恥じてかどうか、謝罪の言葉を紡ぐ少女に対し。
ひらひらと手を振り、何でもない、と言わんばかりの態度を取ってみせるのだが。

「してはいけない、と分かっていてやっておる…となれば、話は別じゃろう。
もしそうならば、妾もやった方が良かろう、と言う事もあるじゃろうしのぅ?
…して、どうする?」

少女の耳元へと唇を寄せれば、わざわざ少女だけに聞こえるような、そんな小声での問い。
するりと伸びる手が、少女の手を掴み、改めて少女自身の乳房と股間へと押し付けて。
答え次第では…みたいな感じに、視線を意味ありげに、路地の脇道へと向けられるのだった。

カミーレ > 「あう、でも、その…貴女が気にしなくても…私、こんないけない子でも引かない…でくれますか?それとお父様やお母様にはご内密にしてほしい、です…」

少女の痴態に驚くでもなく適当にあしらう狐の少女。
きっと本当に気にしないしどうでもよいのだろうとは思うのだが、やはり気になるのはそんな痴態を晒していた自分に対する彼女の心象のようで、おそらく適当にいなしたところで自分が納得できるまで何度でも聞き返す勢いだ。
そして家の評判を下げるわけにはいかないと小声で何とか約束を取り付けようとする。
しかしそんな慌てふためく少女も、ずいっと顔を近づけられたら思わず黙りこくってしまうだろう。
そして耳元で囁く言葉に、そして手を取られ続きをして見せよとばかりにさらに奥の脇道に視線を移す彼女に、少女の理性はついに歯止めが利かなくなったようだ。

「…はい、貴女の仰せのままに。」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカミーレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2「図書館」」にカミュさんが現れました。
カミュ > 長身の男が訪れたのは平民地区の片隅にある図書館。
顔見知りの司書に軽く挨拶をしてから男はア奥へと進んでいく。
富裕地区や王城とは異なり時折掘り出し物があるこの図書館も何年も通い詰める内に足を運ぶ場所も大分奥へと来てしまった。
空気の流れも悪く澱んだ空気。
男はその場所を整えるためにごくごく弱い風を生み本棚に添って風を循環させ始める。
さらりと流れる風が男の頭の後ろでまとめた一房の髪を揺らし籠るような熱も払っていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2「図書館」」からカミュさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロイナさんが現れました。
ロイナ > 今日も今日とて、淫魔の少女はゆるりと興味惹かれるものを求め王都を歩く。

季節を問わず基本、同じ格好をしているのだがこういう時期にはうってつけだ。
そんなロイナが向かう先は、露店や何やらが立ち並ぶ通り。

日中は賑わいを見せる其処も、夜となれば閑散としている。
だが自分と同じく、暇つぶしに訪れる何者かがいないか。
そうでなくともまだ開いているお店が無いかどうか。

「ん~~…」

人気のない道を悠々と、辺りを見回しながら歩く。
ど真ん中を闊歩していても誰かにぶつかる心配はあまり無い。
それをいいことに、あまり正面を見てはおらず──視線はあっちこっちへ彷徨いゆく。