2024/06/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミルラさんが現れました。
■ミルラ > (春から初夏に変わる頃合いの風が涼しく吹き抜ける王都の平民地区。
安息日とあって人の往来は多く、賑やかな声が聞こえてきていた。
その中に一人小柄な少女が、少しばかり考え込むような不思議そうな表情で歩いている。
何処かへ行こうとしていたような気がするけれど、それがどこか思い出せなくて顎に手を当てながら首を傾げていた。
まるで白い靄がかかったかのように向かおうとした場所の道が浮かばず、
そもそもそこで何をするつもりだったのかすら不明瞭で、まるで妖精の悪戯でも受けているような気分だ。)
「……思い出せないのなら、大事なことじゃないのかな」
(あまり自信はないが、そういうことにして気持ちを切り替える他ない。
何処へ行こうか、何をしようか。急にできた空き時間に浮かぶものがなく。
どこか休息できそうな広場にでも出られないかと、人の流れを避けつつあてもなく大通りを歩いていって。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエイブラさんが現れました。
■エイブラ > 「穏やかな風が心地よいですね。
絶好の散歩日和で、こういうときは良い出会いに期待してしまうものですが。おや? あれは……」
(平民地区であっても油断は禁物であるものの、他の地区に比べれば平和で、特に目的もなく歩くくらいには穏やかな通り。
心地よい風を感じながら目的もなく散策をしていれば、前方から歩いてくる少女に気付いて、小さく笑みを浮かべてそちらへと近づいていく)
「こんにちわ、ミルラ。
お元気でしたか? もしお時間があればお付き合い頂きたいのですが宜しいでしょうか」
(歩いている少女へと微笑みを浮かべながら声を掛けて、少女へとそっと手を差し出しながら誘いを掛ける。
もし少女がこちらの手を取れば、近場で宿泊もできるような宿屋へと少女を連れていこうと手を引こうとする)
■ミルラ > (歩む先で不意に行く手を塞ぐように立つ影に、顔を上げる。
頭一つ分は差があるだろう長身の男性。執事服を身に纏い穏やかな笑みを浮かべているその人物に目を瞠ったのは、
彼と会ったのが王都ではなく魔族の国だったから。
どうしてここに、という表情が隠せないまま、ぞくりと背筋を這うような声に脳裏を過る一夜のこと。
かぁぁぁ、と分かりやすく羞恥の熱が白い頬を染めて、数歩下がった。
理性のはっきりしている現状、差し出された手を取ればどうなるかも予想できるからこそ、
はい喜んでと取ることが出来ない。)
「……その、お久しぶり、です。今日は、えっと、――――わっ?!」
(後ろも確認せず下がった体は通行人にぶつかり、ドンっと押し返された。
踏ん張りも効かないような軽い体はその衝撃で前のめり、差し出された手の内側、彼の懐に飛び込むような形になるだろうか。
手を取るよりも自ら飛び込むように抱き着く態勢になり、慌てて離れようとするだろうけれど、
それを彼がどう捉えて連れて行こうとするなら抗う術もなく足を向ける先を同じく揃えることになって――。)
■エイブラ > <部屋移動を致します>
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエイブラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミルラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にシャニスさんが現れました。
■シャニス > 王都の平民地区に存在する冒険者ギルド。
先日に王国にやってきて登録し、世話になっている場所。
この日も何か依頼があればと考え足を運ぶことにしたが。
「少し遅かったみたいね」
午後になっているので残っている依頼も多くはない。
主にあるのは採取、あとはずっと残っているような調査依頼がいくつか。
報酬が良いものもあるが、大抵は遠出物というものばかりであり。
「あの子を連れていくなら、採取になりそうね」
相棒にして移動の足の亜竜を連れていくならば行き先が近く、それなりに役に立つ、はずの採取が一番か。
そう考えては一つの依頼を手にし内容を読んでいき…他と比べて条件がいいものを探すようにして。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からシャニスさんが去りました。