2024/06/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区・酒場」にクローネさんが現れました。
クローネ >  
王都マグメール、平民地区に在る安酒場の一つ。
丸テーブルの椅子の一つに随分とルーズな掛け方をした女がエールを呷っている。
冒険者ギルドの酒場にとある事情でしばらく行きづらい女は、こうやって別の酒場で酒を嗜んでいた。
生きづらい理由?聞くな。

「マスタ~、おかわりー!
 はっ!まだまだいけるっての?誰だと思ってんの?」

ハスキーな声を張り上げる女。
誰だと思っているかといえば、周りの客は大体は昼から酒を飲んでるクソビッチだと思っている。多分。

クローネ >  
既に空けたタンブラーは数杯分。
いい感じに良いもまわってきたし、てきとーな男でもいないかと客を物色し始める。

…酔っ払った目付きの悪い女の据わった視線を向けられて良い気分で飲める男がいるだろうか、おそらくいない。

「女から目ぇ逸らすって何? フニャチンどもめ」

あーやだやだ、と呆れたような仕草を見せ、再びエールの並々入ったタンブラーを呷る。
うん、実によく冷えてる。値段の割には良い酒場だった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区・酒場」からクローネさんが去りました。