2024/05/19 のログ
フレイヤ >  
そんなこんなであれこれ食べて満足した後、店を後にする。
支払いをメイドに任せ、奇異の視線など気にした様子もなく――

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からフレイヤさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカルロスさんが現れました。
カルロス > 夜半も過ぎてなお魔導灯の煌めきが眩い繁華街の一角。
連れ込み宿、酒場宿、娼館、ただの酒場、そんな眠らない店を集めたような区画は通りにしたって軒先に立つ娼婦や男娼の掛け声が聞こえてくる。
吟遊詩人が遠い異国の物語を謳い、酒の肴に下卑た話題が広がり、王城や富裕地区に学院やら貧民地区まで真偽も不確かな様々な噂や情報で雑多な音と化す。

そんな繁華街の通りを歩きながら顔見知りに声を掛けたり、声を掛けられたり、たまにエールを一杯奢ってもらって代わりに腰痛にきく回復魔法をかけてやる。
席に割り込む気もなく、男はぶらぶらと長い杖を肩にひっかけながら酒場を除いては端正な眉尻を下げて苦笑した。

「しっかしどこもかしこも混みあってんなァ。さてどこ入ったもんかねえ」

適当に飯は食ったし、酒もちまちま貰い飲みしてるし、どっか腰を据えて飲み食いするには小腹もだいぶ満たされてるから一人で入るのもなあ、と悩ましいところ。
気分的にはおしゃべりがしたいところだが、気分良く酒に付き合ってくれるような奴がいたら奢ってもいいなァ、なんて考えながら次の店を覗く。
ほんのり酩酊気味に気分は上々、鼻歌なんぞうたって、歌姫の声でも聞こえたらおひねりでも投げにいくかもしれない感じ。