2024/04/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
■ラリー > 平民地区内のその小さな古書店は、わりと地区の中心の近くにありながらほとんど目立たず、立ち寄る者もそう多くない。
また古書店という性質上、商品の劣化を避けるため出入り口の向きなど日差しが殆ど入らない設計になっていて、店内は薄暗い。
そんな店の奥、接客カウンターの向こうで椅子に座って文庫本を読んでいる店番らしき少年の姿があった。
この店は少年の実家が経営しているもので、書類上は別の人間を立てているが実質的な店長は少年が務めている。
それ故、この店は少年にとって学院の図書館以上に自由のきくテリトリーである。
獲物となる対象が訪れれば、ほぼ確実に術中に囚われる羽目になるだろう。
もっとも、客足の少なさから獲物の出現は図書館以上に運任せではあるが…その時はその時、が少年のスタイル。
ただ静かに、読書に没頭しながら客の訪れを待ち続ける。
なお主な客層は通常の書店では見つからないような商品を求めるマニアックな本好きか、
遠方の客との本のやり取りの依頼を受けた冒険者あたりとなる。
「…ん」
そうしていれば来客を告げるドアベルの音が響いて、少年はゆっくり本から顔を上げ
珍しく現れた客の姿を視界に入れた。
さてその客は少年の獲物になりうるような者なのか、それともなんでもない一般客か…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」からラリーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクロイツさんが現れました。
■クロイツ > 平民地区にある冒険者ギルド。
冒険者や依頼人、併設された酒場の客などで混雑する中、人込みを掻き分けるようにしてその中を進む。
そうして人込みを抜け、向かうのは依頼が張り出される掲示板の前。
「今日はまだ依頼が残ってる感じかな。
良いのはっと……」
今日は少し遅れたかと思ったが、まだ依頼が多く残っていることに目を輝かせて視線を巡らせる。
採取に討伐、配達など色々なものが並ぶが、その中でも目を向けるのは採取や討伐。
どちらも自分にとっては容易く、そして同時に受ければ儲けが多くなるという理由。
なので目に付いた薬草採取は即キープしてしまい、次には討伐、できれば大物か数が多いものでもと探していき。
「ゴブリンの群れ、オーガの目撃情報か。
この辺りならいいかな」
それなりな難易度、自分にはお手軽と言える依頼を見つけてはそれを手にする。
このまま二つの依頼を手にして受けるのも悪くはないが、同行者でも探してみようかという気持ちになり。
こう、純粋な新人、もしくは手を出せたらいいかも、そう思えるような冒険者を探すように、体面的には同行者を探すようにしてギルド内を眺めて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からクロイツさんが去りました。