2024/03/21 のログ
ランバルディア > 手振で意志の通じる顔なじみ。
一声すら交わさないまま、ギルドの外へ繰り出して――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からランバルディアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテイラーさんが現れました。
テイラー > 平民地区。幾つもある酒場のうち一つ。
格安ではないが割高というわけでもなく、
特別不味いわけではないが殊更美味い酒や料理が出るでもない、無難なところ、が、
ちょいと一味違うのは小さなステージがあって有志が楽器を奏でたり歌を披露していたりするところだろう。
売れない演者が下手な演奏を披露することもあれば、
何でここで歌ってんだ? 等と嘯かれる有名人が美声を響かせる。

今宵は、知る人ぞ知るといった知名度の、嗄れた声のくせ活気と騒音の中でもよく通る歌声が響いていた。

「おつかれぇ~!」

何曲か歌った後に、熱が随分入ったおかげで汗を滴らせながらに拍手に応えたり一緒に組んでくれた有志と手を合わせて適当な椅子に腰掛ける。
よーく冷えたエールは店主からのサービスらしく笑顔で受け取り一気に煽る。
ごくり、ごくり、ごくり、ごくり、ごくり、一気に煽って一気に飲み干して、

「ぷはー!」

盛大に一息。大きく、酒気を含んだ吐息を零して、次の演者がステージに上っていくのを見やりながらのひと休憩。
次はどうするか。交じるか? 待つか? 何て一思案しながら今度はきちんと金を払ってもう一杯エールを注文。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテイラーさんが去りました。