2024/02/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロン・シェンメイさんが現れました。
ロン・シェンメイ > 【待ち合わせ】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にオースさんが現れました。
ロン・シェンメイ > 「よーし、やーっと撒けたっ、今日はどこに行こうかなー?」

マグメール平民地区
冒険者ギルドや酒場などが軒を連ね…比較的安全とも言える場所
その中の一つの通りに、長身の女性が少し息を切らせながら走ってくる
後ろを振り返り、誰も付いてきていないことを確認すれば、悪戯っ子のようににまりと笑い

「まったく。あいつら隙あらば夜伽だとか、オトコを誘惑する手管だとか…
そんなのばかり教えようとしてくるんだから。別に興味ないのよねー」

母国語で少し訛った言葉で呟く
怒ったような調子だが、もう追っ手は撒いたのだ
しばらくすれば見つけられてしまうだろうが、ひとまずの自由時間である

「わあ、あのお店面白そう…、わ、あっちもっ」

市井に出たいと思ってはいるものの普段は締め付けが厳しく中々外に出られない女
だからこそ、たまに出た時は店なども変わっていることが多く…興味深げに、この寒い季節にも関わらず足を曝け出し
そこに突き刺さる市民の視線も意識しないまま、ゆったりと散歩している

オース > 平民地区の冒険者ギルドや酒場の連なる通りは比較的安全に日銭を稼げる店が多い。
その日も酒場やギルドを回って下働きや清掃、荷運びなどで日銭を稼ぐ。
ただこの日は運がよく短時間でそれなりに稼げる仕事が多く、普段よりも多く稼ぐことができてご満悦。

「今日は運がいいな。明日もこれぐらいならいいのに」

少しばかり重く感じる懐に足取りを軽くして歩き。
これだけ儲かったのだから少し贅沢してもいいかなと思い、普段は眺めるだけの店を少し足を止めて眺めるほど。

そうして店を眺めて歩いていると聞こえる声。
なんだろうと視線を向けると自分以外にもそちらを見ているのに気が付き。
その視線の先にはまだ寒い時期なのに足を曝け出した女性が興味深そうに店を見ている姿。
そんな姿、つい足に視線を奪われてしまうが良いことを思いついたというように駆け寄っていき。

「ね、お姉さん。どこか行くなら案内するよ?」

その服装と言動に観光客と考え、案内をすれば少しのお小遣いを稼げるかもという考えでにこやかな笑みを浮かべて声をかけていく。

ロン・シェンメイ > 少年が女を見つけた時…丁度、露店に置かれている果物を見ているようだ
露店の主人も、踊り子、あるいは娼婦のような恰好の女の姿に見惚れており
少年が声をかけなければ、先に店主に声をかけられていたかもしれない
ただし、そうはならなかった。少年から呼びかけられれば、不思議そうな顔をしながらそちらを見て

「ん?おねーさんって私のこと?
あはは、うれしーなー。その歳でちゃんとお仕事してるんだ」

相手の姿を見て、境遇を勝手に想像する女
きっとご両親も似たような仕事をしていてその真似か、お手伝いか…
そんなところだろうと考える
どちらにしても、どこか行く当てがあるわけでもない
この王都は危ないところだと聞いてはいるが、この子なら別に危険もないだろう

「んー……じゃあ、おねがいしようかな。
楽しい所とか、美味しいもの食べられる場所とか知ってる?
もちろん、お小遣い…じゃなかった。報酬もあげるよ」

少し考えるそぶりをしてから、視線を合わせつつ頷く
自分はこの街をあまり知らないので、少年の提案は渡りに船であった
お金だけは平民より多く持っているため、多少使うのには全く問題ない
にこやかに笑って、案内の内容を告げて道案内を依頼しよう

オース > 声をかけた時、女性は丁度露店を見ている所。
自分が声をかければ店主が先を越されたという顔をしているのが見えるが気にせず。
不思議そうにこちらを見た女性に笑顔を見せて。

「そうだよ、お姉さん。
仕事をしないと生活できないからね、頑張ってるよ」

幻術で耳と尻尾を隠しているミレー族の自分。
正体がばれると問答無用で奴隷とされるので教会は頼れずに稼ぐ日々。
普段の日銭稼ぎでも良いが、こうして案内をすればお小遣いと食事にありつけることもあるので最優先。
そしてその姿に魅かれてしまったという理由もあるのだが。

「うん、任せてよ。
楽しいところとか美味しいのが食べれる所?うん、知ってるよ。
やった!」

女性の言う楽しい所と美味しい物が食べれる場所を考え、広場で大道芸がやってて美味しい露店が今日はやっていた筈と考え。
お小遣いも貰える貰えるのだからしっかり案内しようと気合を入れ。
こっちだよ、といえば手を伸ばして女性の手を握ろうとし、握れたなら手を繋ぎ、無理なら何度も振り返るようにして、先ずは広場へと案内をする為に歩き出して。

ロン・シェンメイ > 聞くところによると、貧民地区から平民地区に出稼ぎに出ていたりすることもあるらしい
目の前のただの少年も、きっと苦労して日々を生きているのだ
なら、少しでも手助けしようと…そんな貴族らしいある種傲慢な考えで依頼をしよう

「そっかあ。頑張ってるんだなあ…
うん、任せるよ。そういえば君、お名前は?」

露店から離れて…手を差し出されればそのまま握り返す

(うーん、下の弟みたいだなあ…。ちょっとお金は色つけてあげよっと)

少年の手の感触に、自分の弟のことを思い出して密かに金額の上乗せを決め
そのまま、案内されるまま広場へと向かう
途中、女の格好から注目をある程度集めてしまうが、特に何事もなく広場へたどり着けるだろう
しばらく歩けば、広場も見えてくるだろうか

「お~、大道芸かぁ…何やってるんだろっ
しかも美味しそうな屋台まであるー!」

広場で行われている大道芸と、あちこちから良い匂いを漂わせる屋台に子供の様に屈託のない笑顔を浮かべ
あっちにいこ、とまずは美味しそうな肉の串焼きを売っているお店へ近づいて行こう

オース > 「そうなんだよ。稼がないと本当に大変だから。
案内は得意だから任せてよ。
僕の名前?オースだよ、お姉さんは?」

外国の人はこの国の裕福な暮らしをするもの、貴族やそれに近い者よりも接しやすく。
しかも正体がばれても大事にしない人も多いので助かることが多い。
なので自然と笑みをも浮かび、手を握り返して貰えると嬉しそうにして。

そうして女性と共に広場へと向かっていき。
子供と足を晒した格好の女性との組み合わせは目立ちはするが何事もなく広場へと。
そうして広場が近づいてくると賑やかな声が聞こえ始めて。

「この前は火を噴いて凄い数のジャグリングをやってたよ。
ここって屋台って美味しいのが多いんだよ」

この前に来た時にやっていた大道芸が何かと話しつつ、歓声が聞こえる人並みの向こうで何かやっていることがわかり。
どこから行こうか?と女性を見れば、あっちにと言われて頷き。
肉の串焼きを売っている店に近づき、そばに行けば疎らな客の姿。

「ここは混んでるときは凄いんだよ。お勧めはね…」

今日は空いてて運がいいと女性に告げ、店主は顔見知りで軽く挨拶をしてお勧めの串焼きを女性に説明をしていく。

ロン・シェンメイ > 「はぁい、おまかせするよ、オースくん♪」

自己紹介をし合えば慈愛の目線を向けつつ一緒に歩く
広場に着けば丁度…今日も大道芸人が様々なものを放り投げながら、両足でステップを踏むという芸を見せている

「おー、そうなんだ。じゃあラッキーだねっ
ほら、オース君も食べて。あ、あと店主さん、十本くらい包んでくれません?
お金はこれで」

先におすすめされた串焼きを二本買い、一本は自分で。もう一本は少年に差し出して
その後にぽいぽい、と適当に過剰な硬貨を渡し、大量の串焼きを包んでもらう

「帰る頃にはちょっと硬くなってるかもしれないけど、またご両親と一緒に食べて?
今日の…えっと、追加報酬だよっ」

まだ少年が家族のために働いていると思い込んでいる女はそう言って
大量の串焼きが入った革袋を少年に渡そう
そうした後、おすすめの串焼きにかじりついて頬をほころばせる

「ん~~♪おいしっ、あっちで芸を見ながら食べよ」

少年も一口食べるのを待ってから…手を引いて大道芸の方へ向かおう
丁度、今度は革でできた大玉に芸人が乗り、逆立ちしながら動いているところだった
わーわー、と興奮して…華美なドレスを着ているのにも関わらず肉汁を軽く飛び散らせてしまっている

オース > 任せてくれるという言葉に満面の笑みを浮かべる。
お勧めと言いながら色々と注文が多い人もいるが、このお姉さんはそんなことがないとみて。
そして自己紹介をし合えは広場へと。
そこでは今日もよく見る大道芸人が観客を喜ばせている姿を見てはいつも通りな光景。

「酷い時は売り切れてるんだよ。
いいの?ありがとう、お姉さん。いっぱい買うんだね」

お勧めを告げればそれを二本買う女性。その一本を差し出されるとお礼を言って受け取り。
適当に過剰な硬貨を受け取った店主が目を丸くしながら大量の串焼きを包むのを見てはたくさん食べるんだと思うが。

「え、いいの?う、うん。ありがとうね。
大事に食べるね」

両親と一緒にと言われると少し戸惑ってしまうが、一人で暮らしてるとも言いにくくてちょっとだけ固くなった笑みで受け取り。
それから滅多に食べれないお勧めの串焼きを口にしては、美味しい、と頬を綻ばせ。

「美味しいでしょ?このお勧めも売れるのが早いんだよ」

食べれば美味しいねと笑みを向け、今度は女性に手を引かれて大道芸にのほうへと。
先ほどまで色々なものを投げていた芸は、今は大玉に乗って逆立ちというものに変わっていて。
それに興奮した女性が豪華な女性が華美なドレスに肉汁を飛び散らせるのを見れば慌て。

汚れちゃう、と言いながらハンカチを取り出してはドレスに染みないように丁寧に少し強く拭っていこうとする。

ロン・シェンメイ > 気を許した相手にはとことん甘い
それが自分を助けてくれた相手なら猶更である
せっかく教えて貰ったのに文句など言うはずもなく、おすすめの通りに串を買い込んだ
訂正されない限りは、今の思い込みのままだろう

「うんうん。いっぱい食べてね」

見たところ体も細いし、心配だからという行動だ
けれど今おみやげを買ってしまうのは思慮が足りないとも思える…

「わあわあ、すごいよ~っ!ほら、あんなにっ」

そして、大道芸を見始めれば周りを気にせずはしゃいで
飛んだ肉汁はドレスを汚してしまうが…

「ん?あ、ごめんっ、別にいいのに~
ハンカチが汚れちゃうからそのままで大丈夫だよ?」

それに気づいていなかったから、自分の体に当てられる感触に気づけば慌てて止めよう
自分の服なんていくらでも代わりは聴くが、相手のハンカチはきっと貴重品だ

「それより、そこからちゃんと見える?抱えてあげよっか」

それなりに人は居るため、中々人垣ができて大道芸は見えにくい
次は獣を使った芸のようだ
少年の脇に手を入れて、ひょい、と持ち上げようと
叶えば、そのまま前に抱えて…意外に強い力でそのまま大道芸を見よう

オース > 初めて会い、自分が案内を申し出たのにこんなに良くして貰えると嬉しくもあり申し訳なくもある。
しかし好意には素直に甘えて串焼きをごちそうになり。
危険な所は危険だが自分にとっては良い街とは思うので変なことは教えるつもりはなく。
なので買い込みぐらいは何も言わないが、危ないと思えば止めるつもりではいて。

「うん、ありがとうね」

女性の言葉に美味しそうに串焼きを食べきってしまい。
串焼きは自分にとってはご馳走なのであっと言う間になくなり。
お土産も貰うのは早くはあるが純粋に嬉しく喜んで。

「凄いよね、僕だと直ぐに落ちるよ」

そう言いながらも落ち着いているように見えるのは女性がはしゃいでいるので結果的にそう見えるだけ。

そして気が付いてしまえばドレスの汚れをハンカチで拭いていき。
その時に触れた感触、駄目と思ってしまうがつい拭きながらもその感触を感じてしまい。

「駄目だよ。ハンカチより高いよね。
うん、見えてるよ……わわ!」

止められても大丈夫とドレスを拭いながら触れ。
話を変えるように見えるかと尋ねられ。見えると返すも脇に手を入れられると簡単に持ち上げられてしまい。
その事と見た目よりも力が強い事に驚きはするが獣を使った芸が始まれば、驚きの声。
獣が大玉に乗って移動したり、その状態でジャンプし輪をくぐる芸に何度も驚きの声をあげてしまい。
その光景に興奮し、幻術で隠している尾が揺れ、何もないはずなのに女性の体に細くふわりとしたものが当たる感触を感じさせるかもしれず。

ロン・シェンメイ > 「あー…ありがとね。もう平気。ほら、ちゃんと見よー」

ハンカチの方が高いだとかそういう話をしているのではないのだけれど
もしかすると、少年にはこういったことで理不尽に怒られた過去があったのかもしれない
同じような状況で、拭かなかったから怒られた、など
もちろん女はそんなことを気にしないから、柔らかく少年の頭を撫でて拭いてもらうのを打ち切り

ある程度の護身術と、下の兄弟の世話もしていたことがあるため
同年代と比べて少しだけ力は強い
とは言っても、女性の範疇は出ないが…自分より小さい少年を少しの間持ち上げることくらいはできる

「すごいよねー。どうやって言うことを理解させてるんだろう…」

などと言いながら持ち上げていたが…流石に腕が疲れてきたので降ろそうとした時
幻術に隠された尾が女の体を擽ると軽く首を傾げ

「…?、なんだろう、何か入ってる?…気のせいかぁ」

そのままそっと相手を地面に降ろせば…ぱ、ぱ、と相手のお尻の辺りを軽く叩く
どうやら、勘違いだと思ったらしく…何か邪魔なものでも入っているのかと思っているようだ
当然、隠された尻尾にも触れてしまうが、まだ気づいた様子はない
魔法的素養は何もない上にミレーに対する偏見も警戒も、あるいは知識も足りていないため…今目の前に居る少年がミレーだとは中々気づかない様子で

「ごめんね、腕が疲れちゃって。オース君はまだ何か食べたいものあるー?
大道芸も一旦休憩みたいだし、食べたり飲んだりしよっ」

見れば獣と演者を休ませるためか一旦大道芸はお開きのようだ
出店はまだ出ているため、次は少年に選択を委ねてみる 

オース > 自分で服を汚しておいて理不尽に怒る相手は少しはいる。
なので汚れがひどくなる前に拭くのは半ば癖でもあり。
しかしそれを頭を撫でられ止められると、判ったとやめて。

同年代よりは多少軽いかもしれないがそれでも男の子。
それを持ち上げられれば凄いと驚いてしまうのは仕方なく。

「多分だけどね、餌付けか小さい時から飼ってるのかも」

野良の狼も子供から躾けると懐く、と説明し。
人の頭越しに見える芸に興奮を隠せずにはしゃいでしまい。

「どうかした?」

少しの間持ち上げられていたがやがて地面に降ろされると、聞こえた言葉に視線を向けようとし。
その前にお尻のあたりを軽く叩かれると驚き小さくはね。
その時に尻尾にも触れられてしまうが、気が付いたよう様子がないことに安堵の息を吐き。
もし気が付き問われていれば困ったことになったのだが。

「大丈夫だよ、お姉さんのおかげでよく見えたよ。
そうだね、そうしよっか。
あ、あそこの飲み物は美味しいよ」

一旦大道芸が終われば客足が散っていく。
次の芸までは時間があり、食べたり飲んだりと女性が言えば頷き。
それならばと飲み物の出店があるので、そっちにと手を繋いで足を向け。足を向けた先、果実を使った飲み物を扱う店につけば注文をしようとして少し悩み。
注文前に女性に「お酒は好き?」と尋ね、好きなら少しだけお酒の入った甘い果実水、嫌いならすっきりとした味わいの果実水を注文して手渡そうとする。
お土産をたくさん貰ったのもあり、ここは自分が出すとちょっと背伸びをしたような事を言ったりとして。

ロン・シェンメイ > 「なーるほど。やっぱり小さいときからのきょーいくが大事なのかなぁ
ううん、なんでもないよ」

間延びした声で感心する女
案内を頼んでよかったなー、なんて呑気に思っている
触れた時の感触については、人が集まっていたし何かの気のせいだろうと片付けた
気付いていたとしても、口に出すことは無かったろうが

「そっか。オース君も楽しんでくれてよかった~
キミのおかげで私も楽しいよ、ありがとね」

先にお礼を言ってから、案内されるまま飲み物の出店へ
確かに騒いだし串焼きも食べているから喉が渇いている

「お酒?うーん、どうだろう…お祝いの時は飲むけど…
あ、こっちの果実水の方がいいかも
……だーめ。今日は私が君を雇った側なんだから、私が出すの」

少年の問いには、果実水の方が良いと答えて
背伸びしようとする少年に対してはずい、と代わりに前へ出てまた支払いを貨幣で済ませてしまおうとする
貨幣の代わりに果実水を貰えば、少年にも望む飲み物を渡そう
ただし…

「んっ、…そろそろまずいかなあ…。時間的に、本格的に探されるかも…
ごめん、オースくん。これ飲んだら今日のお仕事はおしまいっ、忘れないうちに報酬ね」

護衛を撒いてからそこそこの時間が経っているため、護衛が増員されて捜索が始まっていることだろう
何度も抜け出していることからそのスパンを把握している女は、申し訳なさそうに謝って
忘れないうちに、みっちりゴルド硬貨が入った小さな革袋を少年に手渡そう
その後は、飲み物を飲み終えるまで…他愛もない話を続けたことだろうか