2024/02/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 「……ああ、くそう。暑くなるくらい走らせやがって。」
うめき声。肩で軽く息を吐きながら。
だいぶ寒い、程度であればいいのだけど。もうちらほらと雪すら見える、そんな季節。
夕暮れ時――噴水広場の、ちょうど噴水を背中にどすんと押し当てて、巨躯の男が座り込んでいた。
寒い中だったにも関わらず、ぜはーって呼吸と、結構な量の汗。だいぶ激しい運動をしてたのが見て取れる。
「くそう、どこいきやがった。」
もう一度呻く。己の夕食のパンを奪った下手人――灰色猫の姿を探して左右に視線を向ける。
もちろん、いようはずもないが。
諦めてまたなんか買いに行くべきなのか。ぐぅう、ってひどく大きな腹の音。