2024/01/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にラウラ・ウッドゲイトさんが現れました。
ラウラ・ウッドゲイト > 「だから、私だけでもゴブリン程度ならどうにでもなるのよ。
その依頼を受けさせなさい」

冒険者ギルドの受付の一角、そこでギルド員と言い合いをする人影。
ただ言い合いの内容は報酬などではなく、依頼を受ける受けれないといったもの。

複数出ないと受けれないというギルド院に一人でも大丈夫と言っては受付を離れずに食いつき。
ダメと言われても引き下がらずに同じことを何度も繰り返すが。
ついにはギルド員が折れ、あと一人いれば受けさせるということで話が付き。

「一人でも大丈夫なのに。けど許してあげる」

なぜか偉そうにそう告げては依頼書を手に受付を離れ。
ゴブリン退治に同行できそうな同業者はいないかとギルド内を歩き始める。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にシャーニィさんが現れました。
シャーニィ >  
ギルドの入り口を、不思議な姿が入っていく。
それは少女にも、大人の女にも見え……見るものによって印象が異なる。

「久しいな、ここも」
 
最近、冒険者というものをだいぶ理解できた気がする。
なにしろ、小さな依頼とはいえ幾つかこなして来たのだ。吾、学べり。

そんなこんなで、今日もまたなにやらあるかと思い、ギルドに顔を出してみたのだが……

「ふむ……なにやら騒がしいな?」

なにやら騒いでいる少女がいる模様である。
その内容といえば、依頼を受けさせるかどうか、というもの。
受付が難色を示すのは、一人で受けさせるわけにいかない、という理由。

……少し、身に覚えがある。いや、気の所為だ。気の所為。
決して、一人で冒険するな、仲間を探せ、などど言われた過去など……ある。

「……やれやれ」

本来、自分のような存在が一々そんなことにかかずらわったりすることはない。
ない、のだが……なんというか、ほら。先達として手を差し伸べてみてもいいかな、などと。
……どうにも、妙な思考がよぎる。

「……あー……ちょっと、いいか?」

とはいえ、まだまだ口下手。いや、というか人と話すこと自体慣れていないのだ。
なんともいえない微妙な声がけをしてしまう。

ラウラ・ウッドゲイト > 一人見つければという条件は貰ったが、探していれば案外見つからない。
丁度よさそうと見つけても目をそらし逃げられる事もあり、なんだと睨んでしまい。
ただ逃げる方にも言い分はあり、受付で揉めていたと組みたくはないという理由が。

そんな事もあり、一人の同行者も見つけることもできず。
無理なら一人でもう一度受けれないかと頼むという名の文句を付けに行くかと考え始め。
そんな時、声をかけられるとそちらを振りむき。

「私に用?もしかして一緒に依頼に行きたいの?」

振り向けば同年代に見える少女が目に入り。
もしかして一緒に行きたいのか、それを確認するように言葉を返して。

シャーニィ >  
見る限り、どうやら断られっぱなしのようである。
邪神でもわかる。少女の態度の部分が往々にして大きそうである。
人類とはなかなかに難しいものだ。

「う、む……そう。その通り、だ。」

少女然としたモノの口から漏れるのは、どこか少女らしくない言葉遣い。
もしくは、高貴の産まれ、と想起されるだろうか。

そんな彼女が考えていたことは、といえば……
話しかけた時点で同行希望かどうか聞いてくる辺り、話は早い、ということだった。
……それだけ同行者に飢えていたのだろうか。

まあ、気持ちは分からないでもない。

「もし、よければ、であるが……」

老婆心、みたいなものも考えようではあるし。
そもそもものすごい親切心を発揮する理由があるか、という部分もあり。
やや弱い発現となる。

ラウラ・ウッドゲイト > これをかけていた以上、冷やかしではなく同行の話のはず。
ただ煩いから静かにしろ、そういう文句の可能性もある。
しかし前向きに同行の声掛けだと考えて。

「やっぱりね。歓迎するわ」

声をかけてきた少女の少女らしくない言葉使い。
普通なら変わっていると思うが、貴族生まれの為、変わった言葉使いが多いというのもあり気にはせず。
それ所か同行者が見つかったという事に笑みを見せ。

「大歓迎よ、あなた見ないな積極的な子を探してたの」

良ければ、そう言われては大歓迎と返して。
その親切心に素直に感謝を見せては右手を差し出し。

「私はラウラよ、よろしく。
あなたの名前は?」

そう告げては握手を求めて。

シャーニィ >  
そういえば、人に声をかけて仲間を作る、というのも目標の1つだった、と思い出す。
おお、なにかうまくできているのではないか? 友人への土産話の1つくらいにはなるだろうか。

「うむ、歓迎してもらえたようで何よりだ」

そういえば、色々とアドバイスされたか、と思い出しつつ……
それはそれとして、受け入れてもらえたのはまあありがたい。

「吾は、シャーニィだ。
 よろしくおねがいする、ラウラ」

そうして、差し出された手にこちらも手を差し出して握る。
……確か、こうで良かったはず。

「さて、それで、だ。話を受けたのはそちらゆえ、主導はラウラでいいか?
 他に、なにか決め事やら話し合いがあればしよう。」

立ち話も何だろう、とテーブルを指し示す。
もちろん、場を移すならばそれもありだろう。

ラウラ・ウッドゲイト > 「やっと見つけたのよ。歓迎するにきまってるわ」

少女の言葉に歓迎しないはずがないと笑いかけ。
何よりようやく見つけたのだ、ここで逃げられては意味はなく。

「シャーニィね、こちらこそよ」

いきなり握手を求めたのは悪かったか。
そう思うも手を握り返してもらえると安堵と嬉しさに握り返して。

「もちろん構わないわよ。私が受けたのにそれぐらいしないでどうするの。
お互い今日会った仲だし、出来ること出来ないこと。
そのあたりを話し合いましょう」

少女の言葉に主導、そして決めることはあると返し。
差されたテーブルへと共に向かえば席を勧め、少女が座れば向かいの席に腰を下ろし。

「シャーニィと行く依頼はゴブリン退治よ。数は10は居ないそうね。
私の剣と……シャーニィは何が得意?」

席に座れば早速依頼の内容を説明し、少女の得意なことを問いかけて。

シャーニィ >  
評価を改めよう。
自分もそうであったが、先程の騒ぎも含めて本人なりの困惑やら焦りのようなものがあったのだろう。
その辺りが態度にも出ていて、周りにも引かれていたりしたのだろう。
まあ、実のところヒトの感性はまだちょっとわかっていないところもあるのでその辺が読み間違いの元かもしれない。

ともあれ、案外と話の分かる手合だろうか。

「そうだな。お互いのできる範囲、できない範囲は把握しておいて損はないだろう。」

それは友人にも教わったことだ。
……今度は粗相、というかやらかしの内容にしないとマズイが。
ともあれ、相手に口を滑らせて変な警戒をさせないようにしなければ。

「……ふむ、ゴブリンが10いないくらい、か。
 多くはないが少なくもない、といったところだな。
 で、ラウラは剣を使うのだな。うん、吾は……体術も使えはするが、主には術を使う。
 魔法使い、という分類で考えてもらってよい。」

言っていることに嘘はない。下手な体の使い方をするとろくなことがないので、そうしているのだ。
分類的には……冒険者としての便宜上、そのようなクラスを当てはめている。

「となれば、吾が補佐にまわる形か?
 ……ふむ、剣か。どの程度のことができる?」

基本的なことは理解できたはずなので、こちらからも質問を返していく。

ラウラ・ウッドゲイト > 今までのところ受ける事の出来る依頼は採取や荷運び、害獣駆除が主。
そんな中、偶然に見つけたゴブリン退治を絶対に受けるために暴走気味の意気込み。
焦りはないつもりであったが周囲にはどうは見えていなかったのかもしれずで。

ただ焦りや暴走気味な意気込みはあるが、それさえ無ければ話し合いはできる性格であり。

「それを確認しないで依頼に挑んでも危険なのよね。
だからしっかりとその辺りは話し合いましょう」

そして同じような考えを持っていると思う少女の返答に何度も頷き。
自分だけが失敗するなら良いが、少女まで巻き添えは自分が許せず。
その辺りはしっかりと話を詰めておきたくて。

「この依頼ではそうあるわね。でも増えてる可能性も減ってる可能性も考えるべきだって思うのよ。
少なければいいけど、増えてれば撤退も必要だし。
魔法使いなのね、それに体術も使えるなんて凄いわ」

体術が使える魔法使いと聞けばすごいと少女を見て。
分類という言葉使いに首をかしげはするが気にしないことにして。

「そうね、それが良いわね。
どの程度?狼や猪には負けないわよ。それに、偶然だけど遭遇したゴブリンにも勝ってる。
だから囲まれなければ大丈夫だと思うわ」

自分が前衛、少女が補佐と言う事に問題がなく。
土の程度かと問われれば、できることを挙げていく。

シャーニィ >  
シャーニィという存在にとっては、ゴブリン程度、という認識ではあるが、今の体ではなんともいえない。
うっかりすれば負けることだとてあるやもしれない。
もし仮にそうなれば……末代までの笑いものである。
それに、目の前の少女まで巻き添えともなれば……いかな邪神とて少々申し訳なくも成る。

「ああ、たしかに。あやつら繁殖力はあるから、増えていてもおかしくはないな。
 撤退……撤退、か。時に寄ってはそれもやむ無しか……
 む、そういえば。場所はどうなっている? 森か平野か洞穴か。
 それによってもだいぶ話が違いそうだが」

当然のことであるが、潜むところが多ければ多いほどろくなことはない。
自分は細々とした作戦を立てることなどなかったが、野伏せだのなんだのはよくあるやり方……だったはずだ。
下手をすれば、増えている以前にそもそもの数が性格に把握できていない可能性だってある。

「すごい、というほどのものでもない。一応、の程度だ。
 一時的に凌げるか、くらいに思っておいて欲しい。」

できることについては、そのように補足しておく。
強化魔術を使って素手で殴り飛ばす、程度はできなくもないが……正直、理合をしっかり学んだわけではない。
要するに、手当り次第に雑に殴り飛ばすなわけで、そんなもの何処でほころびるかわかったものではない。
まあそれでも自分一人ならばなんとでもなるのだろうが……組んで動くなら変に期待させても良くない、だろう。

「なるほど、囲まれなければ、か。逆に言えば、囲まれないように立ち回らなければならないな。
 ああ、ちなみに。吾は一応基礎魔術であれば、になるが……一通りの攻撃術は使えるぞ。
 火、水、土、風……辺りだな。」

これも嘘はいっていない。より正確には体系だった魔術の行使、となるとその辺りが今のところの知識の限界なのだ。
わざわざ学ぶ気もないのだから、仕方ないといえば仕方ない。

ラウラ・ウッドゲイト > 今回の盗伐対象のゴブリンは偶然の遭遇で倒せはした。
しかし複数の遭遇はなく、実際のところ倒しきれるかは未知数。
その上に見た目が似たような年齢の少女と一緒ならばゴブリンに負けた場合は悲惨の一言。
それもあり以外に慎重に物事を考えていて。

「一匹いると30匹って聞くぐらいに増えるって聞くのよ。
予定よりいるならそれも必要でしょう?だって多すぎるなら手に負えないのよ。
場所?ちょっと待ってね……うん、森林ってあるけど巣が何処かにあるはずよね。
ゴブリンの巣ってやっぱり洞窟だったりするの?」

依頼書の数以上ならばまず討伐は不能、撤退すると言い切り。
場所を問われると依頼書を読み直し、森林と記載があるが巣はあるべきだと考えて。
下手をすると巣を探す必要もあることを口にするが依頼書には巣の事までは書かれていなく。

「それでも十分よ。
何かあっても一時的でも戦えるなら助けることができるわ」

その一時的でもあればと笑い。
何かあっても助けるからと胸を張って言い切り。

「そういう事、囲まれると一気に不利になるから常に気を付けないと駄目よ。
その四つが使えれば十分よ、でも森だから火は極力使わないほうがいいわね。
基本的には1体1か1体2に持ち込むようにして…シャーニィの魔術で牽制、倒せれば倒してしまうでどう?」

基礎魔術で一折の攻撃術が使えると聞けば心強く。
火以外は使っても問題はないと判断し、こういうのはどう?と戦う方法を口にしていく。

シャーニィ >  
評価をさらに改めよう。
彼女は、今回の依頼に関して張り切ってやや暴走していたらしき面もあるが、しっかりと物が考えられている。
裏を返せば、こういう依頼を受けること自体に何らかの想いがあったのだろう。

「そう……だな。群れでいるのであれば、森ではやや住みづらい。
 どこかに巣を構えている可能性は高いだろう。それで、そうだな。
 自前で家を建てるような連中なら、考えものだ。概ね簡単で使いやすい洞穴にこもることが多いはずだ。
 場合によっては、それらしきものを探す必要もあるかもしれないな。」

別にそこまで生態に詳しい訳では無いが、ああいった連中はだいたいこう、みたいな記憶はある。
おそらく、それは今でも大して変わっていない……はず、である。
そして討伐依頼、であるならそこまでケアしないといけないかもしれない。
……意外と面倒かもしれないな?

「ふむ、それは頼もしい。
 できればそういう状況にはなってほしくないが、頼りにするとしよう。」

何があっても助ける、という彼女の善性は、邪神には眩しかった。
どうにも復活してからこの手合には弱い。

「そうだな。牽制、それから妨害。様子を見て、倒せそうなものは潰していく。
 それで構わない。必要があれば、その場でほしいものをいってくれ。
 手持ちの範囲でできるものは、なんとかしてみせよう。

役割分担の話も大枠決まった。
綺麗にやれることが別れているので当然といえば、当然であるが……
それなら、と1つ気になったことでも聞いてみるか、と思い立つ。

「ふむ、こうしてみるとやはり一人では難しそうだな。
 ……ラウラ、少々聞いてみたいのだが。
 この依頼、だいぶ意気込んでいたようだがなにか理由でもあるのか?
 別に答えたくなければ、いいのだが。」

相手の考えを知る、という意味ではこちらも必要なことかもしれない。
そう思っての質問であった。無論、無理強いをするつもりもないのだが。

ラウラ・ウッドゲイト > 「動物は兎も角、ゴブリンは狼にも負けることがあるから住みにくいわよね。
そうなると……この依頼って巣から出てきてる数の可能性もあるわけね。
家を建てれるならゴブリンより賢いのが率いてるわよね?
この依頼書の発見した場所の近くに巣があるのかしら…」

一応の生態は知ってはいるがあくまで本での知識。
少女の言葉に何度も頷き、もし家を建てているなら数が少なくても引き上げるべきと考える。
逆に多くても巣を見つけた場合はどうすればと顎に手を当てて考え込み。

「仲間を助けるのは当り前よ。
もちろんそうならないのが一番なのよね」

少女から声をかけてきたとはいえ誘ったのは自分、ならば助けるのは当たり前のこと。
頼りにされることもまた嬉しいのもあり。

「基本はそれで減らしていきましょう。
そうするわ、最悪は火事を覚悟で頼むかもしれないし。
その範囲を超えないようにしないと駄目ね」

出来ることが別れているので分担が決まれば話が早く。
あとは出発をどうするか、それを口にする前に少女からの問いかけがあり。

「一人だと無理だって感じたわ……シャーニィが声をかけてくれてよかったわ。
意気込んでる理由?こういう依頼って見つければ直ぐに受ける人がいるのよ。
でも今日はいなかったの、でも放っておくと大変だし早く駆除しないとって思ったのよ」

少女の問いかけに答えるのは早く駆除しないと大変という理由。
勿論自分よりも強い冒険者が受けるなら任せるが、居ないなら受ける。
変な正義感といえばそれまでだが、自分なりに早く駆除したいという考えだと答え、変?と少女を見てしまって。

シャーニィ >  
「今のところ予想でしかないが……10近くもいれば巣があってもおかしくはない、と思っていいだろうな。
 なければないでいいが、あったら厄介だ。
 そうだな。巣を見つけた場合、様子見だろうな。あまりに手におえなさそうなら、人数を引き連れたほうがよかろう」

相手の考える様子をみれば、そんな自分の意見を述べる。
そうなった場合、仕事は別のニンゲンに任せることにも成るかもしれないが。
まあ、それでも仕事をしたことには変わらない。まさか洞穴ごと爆破などするわけにもいくまいし……
できなくもないが

「なるほど、慎重で丁寧だな。
 本来はそちらなのだろうな……」

こちらを気にかける様子、森を気にかける様子。
それぞれこまめに考えがまわる様子を見て、ひとりごちる。
だからこそ、相手が依頼に意気込んだ理由が気になったわけだが……

「『放っておくと大変だし早く駆除しないと』?」

返ってきた答えを思わず復唱した。
なにやらの功名心か、身を立てる証か、などと予想してみたりしたのだが……
予想外に、シンプルかつ愚かしくも勇敢な答えだった。

だが、なるほど。
これこそが、ラウラらしい答え、なのだろう。そうも納得できた。

「ふ、はは……いや、変かと言われれば変なのかもしれないな。正直、吾にはそこはわからぬが。
 しかし、うん。今の短い間でわかったが、ラウラらしい理由だ。
 吾は良いと思うぞ」

馬鹿にするわけでも、異常だというわけでもない。
ただただ、個人のそれらしさを好ましく、面白く思う。
そういう笑いを浮かべていた。

ラウラ・ウッドゲイト > 「1匹2匹ならはぐれって言うのかしら、それかもしれないわ。
でも10匹もいれば群れだから住処は持ってるよね?
もしあると手におえないわよね……その時は様子を見ましょう。
手に負えるとは思わない」

少女の言葉はどれも納得できるものばかり。
本当に巣があり、しかも依頼以上の数がいれば討伐は不可能。
その場所を記して戻り、人数を引き連れるという言葉にも異論はなく。
巣を爆破するということには考えは回らなく。

「勢いと大胆は危ないわよ、慎重と丁寧なのが一番よ。
討伐したけど大火事なんて意味がないでしょ?」

よほどの実力があれば良いがそんなものはない。
ならば慎重丁寧に行動し、自分も少女も何事もなく戻れるようにするのが理想。
ただ依頼を達成しても不要な被害を出すのはよくないと。

「そうよ、森の中にずっといるならいいわよ。
でも増えれば増えるだけ出てくるのよ」

自分の言葉を口にする少女。
その少女に放っておけば危ないことを告げ。
名前や名声は何れはついてくるものであり、急ぐものではない。
それよりも目先のできることを優先するということであり。

「判らないって言ってるけど、笑ってなかった?
私らしいって……まあいいわ。
そう、それならよかったわ」

笑われたことは気にはなったが馬鹿にされた風はなかったので横に置き。
自分らしいという言葉に、少女にはそう見えたのだと思ってしまい。
良いという言葉に、ならよかったと笑い返し。

「それで方針も決まったことだしシャーニィが良ければ出発する?
準備があるなら明日でもいいわよ」

決めることは決めた、あとは行くだけと思えばそう問いかけ。
少女次第でいつでも行けるからと宣言をする。

シャーニィ >  
「ふむ、ふむ
 そうだな。確かに、元も子もなくなってしまっては意味がないな。」

打てば響く、というのとはまた違うかもしれないが。
少なくとも、猪突猛進なだけのセイギノミカタ、というのではないことはよくわかった。
それでも、自分の気持ちに正直にしようとしているのは、これはこれで好ましい。

「ああ、そうだな。奴らはすぐに増える。
 それならば、討伐は必要であろうな。確かに、な」

ラウラの考え方も含めて、納得がいった。
だからこその、答え。

「ん……まあ、そうだな。笑った。
 予想外だったのと、あまりにラウラらしい、と思ったからな。」

気を使う、とかそういうことよりは素直にそこは答えた。
ヒトの心の機微としては、正しいのかいまいち分からないが……

「ああ、吾もちょうど依頼を見に来たところだからな。
 今からでも出られるぞ」

行こう、というのならもう出発できる
そのように告げる。

問題がなければ、そのまま出発と成るだろう。