2023/12/29 のログ
■イグナス > ――結局見つかりそうにない。やれやれ、溜息を吐いて諦めて、とりあえず、食事の確保を再開しよう…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアルテミィさんが現れました。
■アルテミィ > (ヴヴヴヴ…。
小さな振動恩をさせる膣内の玩具。
少女はその動きに合わせてくねくねと腰を動かしていた。
学院の中で仕込まれたその玩具によって昂らされる身体は、
時折ビクンッ、と大きく跳ねさせては甘い絶頂を迎えて)
「ふ……ふっ……。」
(かろうじて路地裏という人目に付きづらい場所までたどり着けば、
少女は大きく息をついてしゃがみこんで)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアルテミィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテンドンさんが現れました。
■テンドン > ボクは今日のお仕事を済ませて御家に帰っていました。
湯上りでしたし、そのままあったか~いお昼に干したばかりのお布団の中に潜り込んで後はぬくぬくしながら幸せな眠りを貪るばかり…。
その筈だったのに、今何故かボクは平民地区に繰り出しています。
お日様が沈んでから本気を出して来た冬風が滅茶苦茶吹き付けて滅茶苦茶に寒いです、滅茶苦茶って言葉を二回ぐらい使う程に寒いのです。
吐き出す息は端から真っ白に凍り付き、でも、あっという間に凝結した水分は無散して消えてしまう。
何でわざわざお布団という理想郷から飛び出して氷結地獄の只中にやって来たのか。
_人人人人人人人人人人人人人人_
> 今凄くラーメンが食べたい <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
という唐突なる衝動と感情に駆り立てられた故に他ならない訳です。
そういう訳でボクは行き付けの近所のラーメン屋を目指して徒歩に十分ぐらいの距離をぐんぐん足で稼いでいる訳です。
夜更けまで後2時間ぐらいって時間ですが、まだそれなりに、下手をすると一部の区画ではもっと雑踏の量が多い。
こういう年末の時期であわあわしているとスリとかも狙いを定めてしめしめしてくるので少し警戒しておかないといけない。
勿論ボクの上着のポケットに入っているお財布だってひも付き、準備万端。
■テンドン > 「ラーメンが食べたい」
思わず口に出て来てしまう。
「醤油…いや、味噌がいいな、あったまるし」
欲望を吐露してがんがん冷え込みそうな感情に薪木を焼べる。
「メンマ多目とチャーシュー増量、何なら餃子もつけちゃおう、焼きで」
罪のコク深い味が口の中で既にするようにして唾液が分泌される。
ごく、と、生唾を呑み込んだ喉が脈打った。
「勿論……大盛りで!」
戦中にへと意気勇んで足を踏み込まんとする重兵卒の心意気の大股闊歩ががつんと舗装されている石床面の路上を蹴り付ける。
その反動を利用してぐいぐい前にへと加速して行く。
今ボクを止められるものは居まい、例えドラゴンであろうともそのどてっぱらに体当たりをぶちかまして風穴を拵えてやろう。
前のめりに進んで行く体は斜めがち、湾曲している角はあたかも捕鯨船の衝角にも等しい。邪魔だてするならば貫いてしまうぞ下郎ども(誇張心理表現)。
■テンドン > 「うっそ」
辿り着いた店の前の入り口の門戸には『誠に勝手ながら年始まで休ませて頂きます』の札。
「が、がーん…そっか、いやでも年末だもんね…」
ドラゴンの鱗だって貫通する筈の心の力を挫かれへろへろ足腰が萎える。
一見すると平静を保っているように第三者視点から見ると見得るかも知れないけれども。
仕方ないよねという大人の理性とヤダヤダボクは今此処でラーメン食べたいの!という駄々の綱引きが大発生中。
■テンドン > 「ラーメン………………………………………………………」
酸っぱい葡萄、いや、食べる事が出来なかった葡萄はきっと頗る甘い。
「他の代替案……何かあるかな…?ある?」
脳裏にパッパッと閃いては通り過ぎて行くマグメールロードマップ。
そこに点在している今迄美味しかった飲食店ベスト10ぐらい。
その中から現在の時間帯を考えて選り分けられて行く店、店、店。
「いや、ボク、ラーメン食べたいんだけど」
もう完全に舌と思考がラーメン一色で完全無比にそれ以上の継続が破壊される。
■テンドン > この飢え渇きは最早ラーメン以外では満たされない。
そのような結論に達した。
「よし。少し遠目に…間に合うかな、いや、間に合わせよう。この足で…!」
ぽんっと叩く自分の膝。
さっきまでは寝る気満々だったけれどももう少し頑張って貰いたい。
配達員モードの眼光でぐるりと周囲を見回し、脳裏に描いた地図に従い地を蹴るスタートダッシュ!
そのまま一路真っ直ぐ、王都内にある別のやってそうなラーメン屋(美味しい)を目指して走り始めるのでありました。
まだ配達員の夜が明ける事は無い。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクローネさんが現れました。
■クローネ >
日の暮れ賭けた平民地区。
その日の依頼などを終えた冒険者達がギルドに報告しに戻り、酒を飲んだり飯を食ったり、そんな時間。
「ふふん、なかなかワリのいい仕事だったじゃん♪」
珍しくご機嫌の女は掌の上でじゃらりと重みのあるゴルドの入った袋を弾ませる。
雑魚もいいところのゴブリン盗賊団。根城にしている穴倉ごと爆破して生き埋めにしてやるという簡単な仕事だった。
「たまには高いお酒飲んじゃおうっかな~♪」
上機嫌で併設された酒場へと視線を巡らせ、そんなことを口にする。
店主からすれば先にツケを払えといったところだろうがこの女はそんなことは気にしない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にダグラスさんが現れました。
■ダグラス >
「ここまでお咎めなしとは。
警備がざるになってるのか、それとも俺の顔も忘れられちまったか。
ま、馴染みに顔を出せるのはいいことだな」
平民地区にあるギルドの支店と併設された酒場。
そこには本来いるはずのない男が一人、カウンターでジョッキに注がれた酒を煽り。
一応は名の知れた海賊団の一人ではあったが、暫くと奥の地に略奪へと出ていたこともあり。
衛兵や冒険者の入れかわりもあって彼の本性に気づいているのは昔なじみの酒場の店主くらいのようで。
しかし、明らかにそのあたりの冒険者とは違う雰囲気の男はあたりから浮いていることだろう。
■クローネ >
鼻歌交じりに酒場に入るとカウンターに座るやたらとガタイのいい男。
あんなヤツこの酒場で見たことあったっけ…。などと最近入り浸るようになった女は首を傾げる。
まぁいいか、と歩みを進め、その横顔に視線を向けた瞬間。
「(───あれ、コイツ…)」
厳つい男の横顔。
どこかで見たような……。
これでも女は傭兵の端くれ。冒険者の一片。
その顔を何らかの形で見知ったことがあった、か。
「(…確か海賊の…賞金かかってたっけ…?)」
儲け話になることは忘れはしない。
王国からその首に賞金がかかっていたかどうかは覚えていないが…カタギじゃないことはその纏う雰囲気からも明らかだった。
「…はっ♪今日はツイてるかもね♡」
そう小さく呟くとしゃなりしゃなり、大柄な男の隣の席へと腰を降ろして──。
「はぁい、厳ついオッサン♪独りで飲んでんの?寂しくない?」
さて…うまいこと籠絡してお上に突き出してやったら一儲けできるか?などと、浅ましい考えの女は猫撫で声で男へと声をかけていた。
■ダグラス >
「ん~?
なんだぁ、ねぇちゃん、どうせ声かけるならもっと優男にした方がいいんじゃねぇか?」
久しぶりに顔を店に来ただけのつもりだったところ。
声をかけられれば片眉を上げて声をかけてきた女を見下ろし。
こちらのことを知っているのかどうか、それはさておき自ら近づいてきた女を逃すつもりもないようで。
相手の腰に太く逞しい腕を回せば遠慮なく引き寄せようとして。
「この辺りは安全とはいえ、所詮冒険者なんて傭兵に毛が生えたようなもんなんだぜ?
まぁ俺は違うがな!」
がははと豪快に笑いながらグビッとジョッキの中身を喉に流し込み。
相手が何をたくらんでいたとしても初対面の女に警戒を見せず。
■クローネ >
「優男なんて中折れするようなへなちょこばっかじゃん?」
隣に座って声をかけただけだというのに既に細い腰に野太い腕が回される。
自分のウエストぐらいあるんじゃないかこの腕。
まぁ自分を半分餌にしたようなもの。
食いつきがいいに越したことはない。
「それより、アンタの顔どーっかで見覚えあんだけど♡」
もしかして有名人?
なんてくすりと笑みを浮かべ、酒をガブ飲みする男へと問いかける。
さてどう反応するのやら。
もしその首に賞金がかかっているならここは王国のお膝元、廻りは冒険者や傭兵ばかりだ。
僅かな狼狽も見逃さないように、じぃ…とその顔を見据える。
■ダグラス >
自らの腕の中におとなしく収まる女。
何をたくらんでいるのか知らないが、自ら飛んできた女を堪能するように細い腰を抱き寄せ尻をなで。
「クックック、なんだ、俺もまだまだ過去の人間にはなってないみたいだな」
唐突に放たれる相手の言葉に歯を見せて獰猛な笑みを浮かべ。
「けど、うかつな発言は避けた方がいいぜ。
店主とは顔なじみだからこの店で下手な殺しはしたくねぇんだ」
女に顔を寄せ、少し声を落していい。
その眼には動揺もなく、しかし有名かどうかと聞かれた言葉は暗に否定せず。
■クローネ >
「過去の人間になれるほどうっすい存在感してないと思うけどぉ?」
腰を抱く手が尻に触れる。
普段ならこのくらいの年代のスケベオヤジであれば機嫌を損ねるところだが、今日の相手は格別の一人だ。
問いかけの答えは、動揺こそ見せないがイエスと返されたようなもの。
自分の記憶力を褒めつつ、さてそれならばどうするか──。
一服盛るか。
そう決めた女。
「ああ…そういうコト」
店主を一瞥…なるほどね、と。
そんじょそこらの冒険者程度じゃこのオッサンには手も足も出ないだろうことは確か。
まぁ、多勢に無勢でどうにかしたとしても分前がドンと減る。
「顔馴染みだったらさぁ、上で飲み直さない?♪ふたりで♡」
どう?と妖艶な笑みを浮かべるクローネ。
聞いていた店主はといえばどのような表情か。
クローネが上の部屋を使う時は決まって、男を連れ込む時だ。
その際に色々とトラブルも起こすため、あまり歓迎はされないわけだが…。
店主は今日クローネが目をつけた相手を知ってる、のであれば──?
■ダグラス >
「いいぜ。
俺もちょうど今夜の相手を探していたところだ」
相手の誘いに対して即答で返す。
おそらく相手が普通の冒険者であれば店主が壊されることを考えて止めるだろう。
しかし、そうはせずに肩を竦めるだけの店主を見ればそういう女ではないことは確実で。
残っていた酒をぐっと飲み干せば店主に上を借りる旨を伝え。
部屋は壊さないでくれよ、と冗談か本気かわからないセリフを背中に聞けば善処すると答え。
「じゃあ早速行くとしようか」
相手の腰を抱きながら歩き出し。
ふと酒場を見渡せばこちらを見ていたほかの男達は一斉に視線を外し。
どうやら助けようとしたり手を出してくるような胆力の持つ奴はいないようで。
そのまま二回の最奥にある部屋へ向かい。
■クローネ >
さて、階段を軋ませ着いた先は簡素なベッドのある簡易宿泊部屋。
酒場の二階らしく酒瓶の並ぶ棚もあり…。
「(しかしまさかこんな大物が簡単に釣れるとはね…♪)」
腰を抱かれたまま部屋に入ると、店主からもらった鍵で部屋のドアにロックをかける。
指先で部屋の鍵をくるんとまわし、ローテーブルへと無造作に投げて小気味良い音を立てながら。
己を抱く男の腕から一旦離れるようにして向かう先は、酒瓶の並ぶ棚だ。
「おっ、けっこーいいのもあるじゃん♪」
無論飲んだ分は後から請求されるのだろうが。まぁそれはそれ。
これでいっか、と手にしたのは上等なラム酒の瓶。──背後にいるだろう屈強な海賊の雄にも似合うだろうと。
「それじゃ早速、飲み直し~って、コトで♪」
手慣れた様子でテーブルにタンブラーをトトンッと二つ並べ、お上品さなどは欠片もなくどぼどぼと褐色の液体を注いでゆく。
───その一連の動作の中に忍ばせるのは、自作の魔法薬。
大雑把な魔法ばかり使うクローネだが、そういった小癪な技術も一応持っている。
「(~♪ ま、少量だけど酒を合わせればでかい猪だってぐっすりイっちゃうでしょ♡)」
邪悪なことを考えながら酒を注ぎ終わり、さて…と。
当然魔法薬の入っていないタンブラーを先に手にとる。
これで相手はアタリを引かざるをえない。
さ、乾杯♪と酒を突き合わせようと笑う。
その笑みの奥には勿論、醜悪な企みがあるわけである。
■ダグラス >
「なかなか悪くないじゃないか。
最近の冒険者はこういった場所にもこだわるのか?贅沢な話だ」
ややおじさん臭いことを言いながら入った部屋を見渡しつつ。
意識していない様子ながら相手の一挙手一投足をしっかりとみており。
当然、雑に酒を注ぎながらも薬を仕込む相手の不審な動きを見落とすことはなく。
「あぁ、そうだな」
残ったタンブラーを手に取れば相手が差し出したそれと軽く突き合わせ。
口の中に含んだ後、タンブラーをそのまま床に捨て、そのまま相手の肩を押してベッドに押し倒し。
唇を奪えば無理やり液体を流し込み。
「随分、旨そうな隠し味も仕込んだみたいだがこの酒には少々合わないな」
唇を開放すれば口元を軽く手でぬぐい。
相手を見下ろしながら冷たい殺気溢れる目で見下ろし。