2023/11/04 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」に夏虎さんが現れました。
■夏虎 > 平民地区、広場――
中央には噴水が据えられ、周りには花壇や樹木とベンチが設えられる、昼間の王国民の憩いの場。
昨日今日と夏日が続くせいだろう。
噴水周りに人は多めで出店もメニューから引っ込めつつあった果実氷の類がまたよく売れているようだ。
「……」
その一角、ベンチの一つに腰掛けて、旬の苺をたっぷり使ってミルクと氷とホイップクリーム盛ったフラペチーノ片手に賑わいぼんやり眺めている桃髪。
たまにストローで飲み物啜ったり、ちらりと時計台のほうへと目を向けて時間を確認して、
「来ねぇ」
ぼやく。友人と遊びに出かける約束で待ち合わせだったのだが……
まあおそらく好みの女の人でも見付けて引っ掛けてるか何かだ。
もう一人でどっかぶらついちゃうか~?
何て考えながら、背もたれに背を預けて、足も組んで、のんびりした格好しつつ嘆息一つ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」から夏虎さんが去りました。
ご案内:「食堂 平民地区2」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
■エルビー・カルネテル > マグメールの食堂。
この時間はどちらかと言うと酒場としての側面が強い。
陽が落ちる頃から、街の冒険者達がグラスを手に大いに盛り上がる。
その際、冒険者達は自分が外で見かけた絶景や逸品を自慢し合ったりする。
探検が大好きな余はそんな彼らの自慢話に耳を傾けつつ、食事を楽しむ。
これはと思う内容であれば、直接声を掛けるつもりだ。
ご案内:「食堂 平民地区2」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 古書店」にラリーさんが現れました。
■ラリー > 「…よし」
ある日の平民地区の古書店。開店の準備を済ませた目立たない少年は、感情の起伏というものが
見られないながらどこか達成感を滲ませる声色でそう漏らすと、静かに店の扉を開けた。
店の方角の関係で陽光が店先に差すことはないが、代わりにその向かいの景色は明るく太陽に照らされている。
その光景にまぶしげに少し目を細めてから、扉の掛け看板を反転させ"CLOSE"から
"OPEN"に変え、開店の作業を完了する。
あとは店内に戻り、いつもどおり悠々と読書しながら来るかもわからない客を待つ…
そう思っていたところで、こちらに近づいてくるらしき足音が聞こえる。
珍しく開店早々の客の訪れか、それともなにかまた別の用向きか…実際に店か自分に用があるのかもわからないが、
ともかく少年は緩慢な動作で顔を振り向かせてそちらを見た。