2023/11/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店街」にシロナさんが現れました。
シロナ > 今日は、学校がないので待ちの中を遊び歩くことにしたんだけど……特に目的もない。
 ウインドショッピングも良いし、ナンパも面白い、戦士ギルドでバトル訓練も良いなあ、と商店街を歩く。
 やりたいことが沢山あるので、逆に決まらないというところまである、うーん、と悩みながら、彼方、此方を、見て歩く。
 とりあえずは、ジュースでも飲もうかな、と、近くの屋台に移動する。
 屋台に立って、オレンジジュース、リンゴジュース、と、搾りたてのジュースがたくさん並ぶ屋台を眺める。
 バナナジュースにパインアップル、ピーチ……ああ、どれもおいしそうだ、と思う。

 結局、アップルジュースを買って、お金を支払い、立ち上がる。
 ジュースを口に含み、くぴくぴ飲みながら、街を歩く。
 通路を歩いて、近くのベンチに腰を下ろして、行きかう人を眺めはじめる。
 ジュース飲み終えたら、次はどうしようかな、と。

 楽しそうに歩く街のヒトビト。
 喧嘩をしている冒険者。
 知り合いとか、居ないのかな?真紅の瞳を、右に、左に、ジュースを啜りながら、見回す。

シロナ > ジュースを飲みながら、道行く通行人を見やる。
 なんなこう、話しかけたいなぁ、と思う様な、興味をひくような人は見当たらない。
 何となく、視線を感じるような気もするのだけど……どこだろう、とシロナは周囲を見回す。
 まあ、白い髪の毛、紅い目、褐色の肌となればこの国では珍しい肌でもあるだろうし、そのせいかな、と思う。
 桜色の唇で、くぴ、くぴり、とジュースを飲み干してから、空になったカップをゴミ箱にシュート。

「さって、と。」

 時間もそれなりにあるし、ウインドショッピングにいこうか。
 少女は立ち上がり、ゆるり、と歩き始める、最近は寒くなってきた、と言うべき時期だけども、何故か暖かい。
 冬ごもりのような服装にならなくても良いのは、嬉し事だ。お洒落も沢山出来るってものだし
 可愛い妹に、可愛らしい服を着せるのも良いな、と。思う。

 じゃあ、ととてとて、と、ブティックに向かって歩く。
 自分の家は、商家だけども、だからこそ、自分の家で買い物はしたくない。
 自分の家だからこそ、何があるかは、よくわかるし、もう見て回った。
 安くなるかと云えば、安くならない、その辺りは優しくはない母親だった、お小遣いはちょうどいい位に貰っている。
 だから、ちゃんとお金の大事さを知りなさいという事なのだろう。
 だから、家では買わず、外で探すのだ。
 目新しいものあるかな、と。

シロナ > 「到着ーっ。」

 さて、ブティックに到着して、少女は店の目の前で、軽く声を上げる。
 誰も聞いてないとは知りつつも、声を上げたのは、気合を入れる為であり、気合を入れて店にはいる。
 可愛い可愛い妹達に着せる服、お小遣いは有限、なので……厳選が必要だ。
 少しでもいいく、少しでも可愛らしく、そして……目の保養も忘れてはいけない。
 ふんす、と気合を入れて店の中に、まずはどれからにしようか、上着とスカート……そっちからか。

 自分の唯一の姉であるクロナはどうしよう、自分でお金を払って自分で買って欲しい。
 姉は可愛いし、さらに言うなら、無表情系だから、お人形さん的な可愛らしさを作る事が出来る。
 がまあ、そもそも、余り家に居ないし、見つけたときに捕まえて、となると、矢張り、優先順位は低くなるか。
 それはそれとして、まずは、可愛らしいプリシアと、フィリとリーナだ。
 妹が多いと、姉として大変だなぁ、とにっこにっこと、笑いつつ、店の中を散策する。
 プリシアは、ふわふわの甘ロリが良いかなぁ、とまずは、一番最初に可愛さ天元突破な妹からだ。

 どれが良いかなぁ、と幼女用の服の場所を、歩いて進む。

シロナ > ブティック店の中では常連認定されているのだろう、店員の顔も覚えているので、よろしくーと軽く手を振る。
 何時ものように、幼児用の服を見て、手に取って、ふと。

「いつも、同じような甘ロリでは……発展がないね。」

 可愛いし似合うから、とついつい白系で集めてしまっていた気がする。
 彼女は良い子でいつもわがまま言わないし天使のような笑顔でお礼を言ってくれるのだけども。
 しかしだ、しかしなのだ。
 別の格好もいいかもしれない、彼女の別の側面を魅力を引き立てるのも姉の役割では無いのだろうか。
 一人納得し、普段よく見る棚ではなく、別の棚へ。

「ワイルドにするか……それとも、別系統の。ねーちゃんみたいな……は、うむ。」

 こう、力強さを強調する服装とか。
 若しくは、姉のような淫乱色魔な服は、流石にやめておいた方が良い気もする。
 なら、と、思いながら、少女は服に手を掛ける。

 あれやこれや、と考えながらも、服を見ているのだった―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区 商店街」からシロナさんが去りました。