2023/08/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロゼさんが現れました。
■ロゼ > 騒いの花が喧しく散らかり咲く――そんな何時も通りの酒場の一角。
つまみに出すには過分な量の大皿を、ありふれた安酒と一緒に振る舞う店主の豪快さを好み、集う老若は常連であればあるほどに気さくだ。
竹を割ったように笑い、愚痴り、ジョッキを重ね合う人々の笑い声や明るい罵声で満ち満ちているそんな中。
「 …――――っぁ゛あ… くっそ。」
形の良い唇をいびつに歪ませて放ったあからさまな悪態には、たっぷりとした酒臭さを滲んでいた。
そして、誂えの豪奢な衣装の裾から白い足を投げ出し、テーブルの脚を苛立たし気に蹴る。
拍子に脱げ落ちるサンダルが少し先に転がるのも気に留めず、
裸足の片方は踵が汚れるのも構わずに土足の床にこてりと落とす女の様子は、淑女然らしからぬはしたないものだ。
これも気にせず、喧騒からいくらか離れた隅のテーブルに突っ伏して、眉間に皺を寄せながら片頬の肉を机上にくっつけて空を睨もう。
女の不機嫌とやけ酒の理由は何処にあるのか。
語らねばしかめっ面で酔い潰れ続けているだけ。そんな夜。
■ロゼ > ―――――数刻後。
机に突っ伏したまま俯く女のこうべ方から、静かな寝息が聞こえ始めた。
この後始末はそれこそ何時もの通り。
外で待たせた従者が主である女を拾い、温い溜息と共に塒へ連れ帰るだけ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からロゼさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にレイナさんが現れました。
■レイナ > 平民地区のある酒場の一角。
客で賑わい楽し気な笑い声や酔いが回ったゆえの喧嘩の怒声が響く店内。
そんな光景は普段からなのか本格的な喧嘩にならない限りは誰も気にしないその場。
そんな騒動の中、カウンター席でジョッキを口に運び。
「今日も良い依頼にありつけましたよ、本当」
ジョッキの中身、エールを少し飲んでは息を吐いては頬を緩め。
つまみに頼んだ干し肉を口に運んではまたジョッキを口に運び。
時々に大きくなる騒動に視線は向けはするが直ぐに視線はジョッキに戻り。
何事も無ければそのままエールを楽しむこととなって。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からレイナさんが去りました。