2023/08/22 のログ
イグナス > ――結局見つかりそうにない。やれやれ、溜息を吐いて諦めて、とりあえず、食事の確保を再開しよう…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にサウロさんが現れました。
サウロ > (雲の流れが少し早い気がする。
 先ほどまで明るかった空に少しばかり灰がかった雲が流れてきた。
 通り雨か雷か、夏の終わりが近づく時期は少しばかり天候も荒れがちな気がする。

 今日は相棒のジャミルと共に道具屋に立ち寄って来たばかりだ。
 ここ数日王都がきな臭いと言う。嵐の前の静けさというか、何か大きな事がおきそうだと言う。
 とくに王城付近。魔力酔いで吐きそうだと、ミレー族の相棒はそれを嫌って旅の資金稼ぎに王都外に討伐任務に出てきたと。
 その帰りに立ち寄ったまれびと街道の辻馬車には、どうにも城塞都市方面から逃げてくる難民が多かったと聞く。)

「アスピダ方面と言えば『血の旅団』が村々から手を引き始めていると聞いたが、それが関係してるのか?」
『知らねーなァ、ただやべーのが近隣にうろつき出したから被害に合う前に逃げてきたって話だし』

(通りを歩きながら、顎に手を当てる。
 そちら方面に駐在する自由騎士団の中でも比較的規模が大きい部隊が、アスピダ周辺の警戒と、治安維持を担っている。
 王都まで逃げてくる者もいれば、港湾都市や、比較的近場の都市に逃げる者もいるとか。
 少なくとも今はまだ大きな動きではないが、すでにアスピダ方面では苛烈な戦いが起きてるとも聞く。
 王都の騎士団が遠征したり、冒険者にも寄せ集めの部隊が出来ていると。
 そういう話が少しずつ王都の中でも聞くようになってきていた。
 そんな風に話していれば、雨も近づいてきそうだ。)

サウロ > (その内パラパラと降り出した小粒の雨に、嫌がるようにジャミルが見えない尻尾を振ってフードを被り。
 急ごうか、と伝え、本降りになる前に通りを駆け抜けていった────。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からサウロさんが去りました。