2023/08/05 のログ
サウロ > (「サウロー」と年若い少年が呼ぶ声がする。
 長いようで短い休息を終えれば、顔を出した孤児院の年長組の少年が「いた!シスターが呼んでる!」と、サウロに告げる。)

「ああ、今戻るよ」

(短くそう返して、その後は再び教会の中へ。祝祭は始まったばかりだ──。)

ご案内:「王都マグメール 平民地区2/教会」からサウロさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテンドンさんが現れました。
テンドン > 平民地区のカフェの店内片隅で唸れる客が一人ありけり。

「ん~~~~………」

テーブル上に広げている台帳には、会計記録が土中のミミズさんのようににょろにょろしている。
ペンとインク壺を手近にして難しい顔で見下ろしながら顰め面モード。
そっちに集中しているので折角頼んだ目の前の大盛の果物たっぷり。
そして珈琲にスポンジ漬け込んだ生クリーム添えのティラミスにバニラアイス二段盛りのパフェも放置気味。
匙が突き刺さった頂上から溶けかけている。
日差しの当たらない屋内なのでそのペースはゆっくりとだけれども。

テンドン > 「……いや、でも、あー、うーん…?」

アクションは全く乏しいが、頭の中では複雑な計算式が右往左往。
ああ、悩ましき生活費用と私欲の天秤!
頭の上では新しい履きやすくて軽くて走り心地抜群の新作の靴。
そして日々の食費家賃水道費(井戸の共用維持費用)光熱費(此処では蝋燭や油、薪など含む)税金諸々の数字がワルツを舞っている。
仕事を増やすべきか否か…贅沢をしなければ十分に生きていけるけれども生活をしているだけで生きてるって言えるのカナ?
という哲学的思想が割り込んで喧嘩をして来る熾烈な争いの勃発中、理性と本能。
しかし傍目から見ればただひたすら唸っているだけにしか見えない構図。

テンドン > 「……よしっっ!!!」

ぱん!頭上に混雑して来た絡み合う思考を両手で挟むように叩いて潰す。
ぱん!目の前に広がっている台帳のページを閉ざす。
カッカッカッ!!半分ぐらい溶けてしまってパフェ、から、ぱへ、ぐらいになっている代物を匙で猛然と掬って掻き込む。

「靴、買お!!!!!」

勝利者は欲望、後の事は後で考える後先を考えぬ勢いだけの若さの至り。
すっくりとその場に立ち上がると会計を終わらせ。
そうと決まればの全力疾走は荷物を抱えて店の外にへと出て行くのであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテンドンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にロスさんが現れました。
ロス > 「そう言う訳でお願いします」

昼間の冒険者ギルドのカウンター。
そこで受付にダイラスまでの護衛についてくれる冒険者を探すために依頼を出す。
必要条件を書いた用紙を渡せば待合に場所を移してベンチに腰を掛ける。

「良い人が受けてくれることを祈りましょうか」

時々にギルドで契約した以上の報酬を求める冒険者に当たらなければいい。
そう願ってはのんびり待ちながらも周囲の話に耳を澄ませ。

その話から聞こえる内容を吟味し、今はどういう依頼が多いのか、それでどのような品が売れそうかなどと考えて。

「薬草系を採取してくれる冒険者を探すのも良いかもしれないですね」

採取を頼み、加工屋に持ち込む、それで売れば黒字になりそうだなどと考えては依頼をけてくれた冒険者をまって。

ロス > そうして待っていれば受けてくれる冒険者が見つかったという連絡。
ベンチより腰を上げてカウンターへ。

そして受けてくれた冒険者と顔を合わせてギルドを後にして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からロスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にリーシャンさんが現れました。
リーシャン > 日も暮れだし空が茜色に染まりだす時刻。
門を越えた先の広場に乗合馬車が止まり乗客が次々と降りてくる。
そしてその最後に降りるのは異国の服装をした女であり。

「あー、やっと着いた。馬車なんて乗るもんじゃない」

馬車を降りるなり大きく背を伸ばして硬くなった体を伸ばし。
何度か左右に捻ってと繰り返しては大きく息を吐く。
そして荷物を受け取ればその場を離れて人の多い通りへと足を向け。

「先ずは買い取ってくれる店、それから宿を探して食事ね。
それか……先にギルドに登録するのもいいかも」

人の多い場所に行けば行きたい場所があるはずと考えて考え無しに歩き。
最悪は誰かに聞けばいいが先ずは歩いてみようという思考。

それに何処の町も店やギルドがあるのは人の多い通り。
その考えて人ごみに交じるように大通りに向かっていく。

リーシャン > そうして大通りに着けば人の波に消えてしまう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からリーシャンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエイプリルさんが現れました。
エイプリル > 平民地区の繁華街。夜でもまだまだ人の流れが多いその場所で、よく待ち合わせに使われる場所、噴水公演の噴水の縁、そこに腰掛ける一人の女の姿。

この辺りではそれなりに顔も売れているので、時折声をかけるものがあるが、人の良さそうな笑顔と手振りで挨拶を返す程度。

そのような対応をしているということは、今日は客の当てがあるのだろう、と、そこまで深追いしてくるものがいなかった。

さて、そんな今宵の客はいつやってくるのやら。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 人目を惹く女に惹かれて、また一人声を掛けに男が現れた。
その男は女がそこにいるのを知った態度で近づいて。

「待たせたかな。それじゃ行こうか」

そういって、腕を差し出した。女の恰好に合わせたのか、少しラフに着こなしたスーツで気取っている。

エイプリル > そうしていれば、新たにかかる声。
顔をそちらに向ければ、笑みを浮かべて立ち上がる。

そして差し出される腕に自分から腕を絡めれば

「ええ、少しね。でもほぼ時間通りだわ。」

だから、気にしないと小さく笑って付け加えつつ、そのまま連れ立って今宵の宿へと向かっていく。

エイプリル > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からエイプリルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグスタフさんが去りました。