2023/08/04 のログ
ケストレル > 「―――あ、終わった? おっけー?
 はーい、じゃあ報酬と……あ、この依頼、今請け負っていいー?」

荷物の検分をしていたギルド職員がケストレルに声を掛ける
その声に振り返り、カウンターへと向かおうとし、ふと足を止めるケストレル
どうせなら掲示板を見ていたついでに次の依頼を請けてしまおうと、貼られていたうちの一枚を手に取る
内容は今回のと同じようなお手伝いに近い軽労働
今日はこれで終わりにして酒でも飲もうか、と目論みながら手続きを済ませ

「そんじゃ、行ってくら―」

飄々とギルドを後にして街へと出て行ったのだった

ご案内:「王都マグメール 平民地区冒険者ギルド」からケストレルさんが去りました。
ご案内:「公園 平民地区2」にエルビー・カルネテルさんが現れました。
エルビー・カルネテル > 今日も新たな食品の研究に励む。
今、余が手にしているのは先ほど屋台で買ったタピオカミルクティーなるものである。
透明のグラスの中にミルクティーとタピオカなる黒い食べ物が入っているのが特徴の様だ。

「ただのミルクティーにしては妙に高かったのだが。
いったいこれの何がそんなに凄いのだ?」

よく分からんが、学生の間に人気らしい。
と言うことは、余が文化祭で出店する際にこれを出せば人気間違いなしだろう。

まずは研究。
余はベンチに腰掛けてからグラスを振ってみる。
うむ、特に変化なし。

次にもらったストローでミルクティーを一口。

…ううむ、普通だ。

エルビー・カルネテル > ふと、余は貰ったストローが意外と太いことに気付いた。

「これはなんだ? 
これでタピオカを吸って食べろってことかな?」

余はよくわからないまま、グラス内の黒い食べ物…タピオカの一つを吸ってみた。
スルっと口の中に飛んでくる。
どうやら軽い様だ。

もぐもぐと食べてみる。 
うん、独特の触感でおいしい。

一つを飲み込むと、今度はミルクティーと一緒に吸ってみた。
一気に複数のタピオカが流れてきて、今度は味わう前に喉に流れ込んでしまう。

失敗、失敗。

エルビー・カルネテル > グラスの中のタピオカミルクティーを飲みながら、誰かが言っていたことを思い出した。
確か、タピオカは芋か何かを丸めて固めた食べ物で原価が凄い安いらしい。
しかも一緒に入れているミルクティーよりも安いのでタピオカを増やせば増やすほど原価が下がるとか。

「言われてみれば、余の飲んでいるこれもタピオカが多いな。
となると、文化祭で店を出すときはタピオカ増量中! と謳えば大儲けできるのでは?」

余は悪いことを思いつき、一人でにやにやと笑ってしまう。

エルビー・カルネテル > グラスの中身を全て飲み干し、空のグラスとストローを屋台に返す。
タピオカとミルクティーで思いがけずにお腹いっぱいになってしまった。

晩御飯が入らなかったらどうしようと心配を抱えつつ、家に戻るのであった。

ご案内:「公園 平民地区2」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/教会」にサウロさんが現れました。
サウロ > (サウロは自由騎士ではあるが、この時期だけは休暇を貰っている。
 神餐節────夏に行われる主教の行事だ。
 平民地区にある、サウロが育った孤児院が併設される教会もまたこの期間は忙しなく、
 猫の手も借りたい程だという。
 男手が必要だというのもわかるので、サウロだけでなく普段は別の仕事をしてる兄弟たちも集まる機会になる。
 というわけで、基本は裏方のはずが、サウロは関係者だからという理由で修道服を着せられていた。
 良いのだろうか。とは言え、やる事と言えば信徒たちの誘導や、
 炊き出しの天幕を立てること等の力仕事がメインったり、
 神事に参加が出来ない年齢の孤児院の子供たちの面倒を見たりというものだ。

 修道士に見える白黒のカソック姿で、サウロが教会の裏手で一息つく頃には陽もだいぶ傾いていた。)

「ふう……今年も人がすごいな」

(都市内に教会は少なくない筈だが、それでも喜捨や貢物にやってくる信心深い信徒は多い。
 中には炊き出しのご飯が目的である者も少なくはないが、平民地区という場所柄、
 貧民地区の教会のような荒事には至っていない。今の所。
 木陰に入りながら、じんわりと額に浮かぶ汗を拭う。)