2025/05/19 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレナさんが現れました。
レナ >  
──朝方、冒険者ギルドにて。

「う、うーん…ちょっとそんなには報酬は出せなくって…」

困った顔でギルド員のお姉さんと会話する少女が一人。
王都での買付けを終え、馬と荷車と自分を村まで護衛してもらうための冒険者さんを用意してもらおうと、ギルドの窓口にやってきたまでは良かったのだけれど。

「そんなに遠い場所でもないですし、強いモンスターなんかもいない街道沿いですので…」

ゴブリンくらいを倒せる実力のある人なら十分なんです、なんて。
色々粘ってみたものの、ちょうど良さそうな冒険者さんの身体が尽く空いていないということ。
仕事を切り上げて帰ってくる人もいるかもしれないから、と伝えられて、一旦お話は終わりとなってしまって。

「ふぅ…たまたま人が出払ってるなんて」

話つかれて、ギルドに併設された酒場でお水をもらって、席で一息。
モンスターや盗賊が出なければ、自分一人でも帰り道は問題ないのだけれど…。
最近それも物騒で、なるべく護衛を雇えと言いつけられているのだった。

レナ >  
冒険者ギルドでなおかつ朝方ということもあって人の出入りが激しい。
次々に人が入ってくる様子をほえー、とついつい見てしまうのは、人の少ない村の出自ゆえ。

「(冒険者さん達だけでうちの村より人口多そぉ……)」

ひっきりなしの出入りを眺めていればそんなことも思いながら。
酒場にはさすがに朝なのもあって…いや、飲んでる人はいる。
今日の冒険には出ない人なのかな?

さて今日はこれからどうしよう、と手元でグラスをころころ。
必要な買付は終わっているし、護衛の人さえ確保できれば早めに出立したかったのだけど。
これだと明朝を待ってになってしまいそうである。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にミムリィさんが現れました。
ミムリィ > ふぁ……ぁー……ねっむぅぃ……(ぐぅ、と伸びをしながら冒険者ギルドに入って来る矮躯一人、騒々しいギルド内の喧騒も慣れたものと歩み入り、さて何か美味しい依頼でも転がって居ないものかとカウンターへと向かうその最中、ぽつんと浮いて見えた、似た年頃の少女の姿に目を留めて)やほ、こんにちわ。……見た感じ冒険者って感じじゃないけど、依頼の発注?この時間、混んでるからねぇ……面喰っちゃった?(にんまりと頬を緩めつつ近寄って、被っていたフードをばさりと後ろに落とすと艶のある銀髪が露わになる)
レナ >  
「あ、こんにちわ…。はい、冒険者じゃなくて依頼の…」

ふとかけられた声に顔をあげて。
翠と赤が交差すれば、似た年頃かな?と思える銀髪の少女の姿。

「依頼があって来たんだけど、
 ちょうど良い感じの人がみんな出払ってるって言われちゃって」

とはいえ困った様子はあまり見せず、笑顔を浮かべながらそう答え。

「そうそう!王都ってこんなに人がいるんだー、ってびっくりしちゃった」

言葉の節々から感じられるのは、他所から王都から来ているのだろうということ。
服装や雰囲気なんかも手伝って、実に田舎くさい少女である。

ミムリィ > ふぅん……ちなみに、どんな依頼?最近ホットなのは、どこぞの遺跡が新しく見つかったーって、何人か宝さがしに行ってるらしい、っていうのは聞いたから、そっち関係の依頼が立て込んでるのかなぁ……
(むぅ、なんて腕組みする辺りは少女然とした佇まい。それでも隙は生じて居ないものらしく、現に他の冒険者はぶつかりそうな所をやや迂回する形で通り過ぎて行く)
何かが欲しい!って買い物をするなら、予算さえあるなら王都で探すのが手っ取り早いもの。表の品も、裏の品も、ねー?
(感じとれる長閑な雰囲気、日向の香りは己の歩んできた道とは異なると判るもの。それでも『依頼人』に『冒険者』ならば道も交わる事はあるかと歩み寄る。……問題は、その間合いがやけに近く馴れ馴れしい程の近間と言う事で)

レナ >  
「あー…じゃあそのタイミングと被っちゃったのかなあ…」

それはしょうがない気もする…。
村娘一人の護衛とで報酬も安い依頼と、一攫千金の宝探しじゃあ…。
夢を追う冒険者稼業だったら皆そっちに行ってしまおうというもの。
腕を組む少女の佇まい、素人の目にどうしても普通に見えてしまうけれど。大勢の人の往来の中で誰ともぶつからないのでスゴいのかもしれない…!

「何かと、お仕事をするにも王都のほうがいいんだろうなあ…。
 私の村の男の子達もみーんなこっちに出てきちゃって」

おかげで人手も足りなくって、と苦笑。

「依頼は、村までの護衛なんですけど。
 そんなに遠い距離でもないのですが、報酬をあんまり出せなくって…」

ふと、距離感が妙に近いことに気づいて、
同じ女性といえどちょっとどきっとして、思わず背もたれに詰めてしまう。

ミムリィ > たぶんねー……で、アサイチ組がそっちに引っ張られて、で、何人かパーティ組んでー……出発準備、って感じ……?
(その意味では寝坊しての今、となった己は出遅れ組。もっとも、単独行動をこそ得意としている身には不都合無しと暢気そのもので)
あ、あはは……出稼ぎするにも、働き口ーってなると王都の方が実入りがいいのかも?稼いで、で、稼いだお金で必要品を買いこんでー……帰り道が問題かもだけど。って、ちょうどその“帰り道”なのかぁ。
(確かにこの時間では、むしろ王都に訪れる側の方が割合としては多いだろうか、と脳内での算段の後、目線は近間となった事で見やすくなった相手のボディラインを眺め愛でて)
わたしで良いなら、良いよ、おくってったげる。報酬はぁ……どっかで、あなたと“一泊”出来るなら、それと諸経費、ってぐらいで、どーぉ?
(そして、同性であればこその悪戯心。初心げな様子もまた好みと悪戯な食指が伸び行くようで)

レナ >  
「働き口も多いんだろうなあ…冒険者になる、って出ていった子もいるし。お城の騎士様になる!なんて男の子もいたよー?」

田舎の村からはそうしてどんどん若い人材がいなくなってしまう。
自分なんかは村に愛着もあるし、長閑な雰囲気も好きでついつい居残ってしまっている。
とはいえ、こうして王都に訪れてみればやっぱり都会の魅力も感じられるもので…。

「王都には昨日ついて、買付けなんかを済ませて今日の早朝出立して村に帰る予定だったんです。
 でもこの調子だともう一拍して明日の明朝になっちゃいそう…って、え…?」

思わぬ提案に目を丸くする。
いや提案もそうだけれど、その報酬についても。

「え、あの…それはありがたいなーって思いますけど。
 ちゃんと報酬はゴルドで支払えますよ?高額…とは言えないですけど……」

一泊できるなら?
よくわかっていなさそうな少女は少し困惑しているようだった。

ミムリィ > 冒険者って“なる”ってだけだったらー……まぁ、うん、簡単ではあるかも……?
(何せこのギルドに登録さえすれば名乗る事は出来る。生きて帰ってこれるかどうか、の方が問題ではあるという事そのものは曖昧に言葉を濁す事となり)
あ、あー……そっか、そっかー……泊まって起きて、かぁ、むぅ……び、微妙にタイミングがズレ……や、そうすると夜更け前の行商サンとか偶々いたら、っていうのも、ぅうん……ま、いいや、んーとぉ……
(そこで、きょろきょろと左右を見渡すと賑わいこそしていても、こちらに注目する者は居ない様子。ならば、などと困惑最中に、ともすれば……それを深める事にもなりかねない。そぅっと細指を伸ばすと衣服越しに相手の胸をやんわりと揉んでしまおうと)
“一緒に添寝”ってこと。わたしとしては、あなた相手だったら、こっちのほうがゴルドよりも嬉しいぐらいなのよ?
(何せ大事な“食事”の一つ。長く途絶えさせれば……そちらの方が問題になってしまうと苦笑いし)

レナ >  
「……?」

なんだか目の前できょろきょろする彼女。
そのまま伸びる手に警戒も反応もできない少女は─。

ふにゅん。

普通に胸を揉まれていた。

「───」

一瞬硬直した後に視線を下に落とし、胸を揉まれてしまっていることを視覚にて確認。
そこでようやく、慌てた。

「!?!?!? な、えっ、あっ……な、なにっ……」

慌てて胸元を守るように両腕で自身の身を抱えていると、囁かれる次の言葉。

「そ、添寝……?」

かあ、と紅潮して眼もなんだかぐるぐるさせながら。
添寝、添い寝、そいね。
村の小さな子なんかを寝かしつける時にはしたりもするけど──。
え、それはそれとしてどうして胸を揉まれたの???
混乱しっぱなしの少女。つい口を滑らせる。

「そ。それくらいなら構いませんけど…っ」

ミムリィ > ……ぉ……やーらかい……
(ふにゅんと揉む手探りの指は細く華奢そのもの。反応が出来ぬ間に指を這わせてその形を堪能するちゃっかりもの。公衆の面前でのセクハラ同然のそれを自然体で行う所為でかえって目立って居ないようで)
わ、ほんと?やったっ!それじゃあ決まり、添寝場所は、王都をもう少しお散歩してでもいいし、あ……っと、そっか、名前。
(そこでようやく、こほん、と咳払いしつつ、逃してしまった柔胸の感触を思い出すのか口元が少しばかり緩んでしまい)
わたし、ミムリィっていうの、添寝先は、あなたの村の、あなたのおうちかー……お宿があったら二人でお泊りも良いかも?
(よろしくね、などと添えつつ、にんまりと緩む笑みは“添寝”への期待感が隠しきれてはおらずに)

レナ >  
その小柄な体躯と年齢から見れば豊かに実った双丘。
少女が反応するまでの間に堪能されてしまったものの、今はしっかりとガード。
顔は当然のように耳まで真っ赤だ。

「え、決まり?」

つい口滑らせてしまったけれど、もう口を挟む余地もなさそうだ。
……どちらにしても護衛は必要だし、少ない報酬でも受けてくれる冒険者さんがいたのは僥倖なわけであるし。
まぁ、添い寝くらいなら……、と。

「ミムリィさんね。えっと私はレナって言います。
 村は王都からちょっと北の丘で、街道から少し離れるのでモンスターなんかもたまに…」

とりあえず仕事の内容を伝えつつ。
にんまりと笑う少女に大丈夫かなあ…とほんのり心配を覚えつつ。

「今からだと村に着く頃は夜になっちゃうから、
 今日は王都で宿をとって、明朝出発…でいいですか?」

ミムリィ > (慎ましい己の胸元とは異なり豊かな柔らかな感触にはすっかり調子づいたようで、指に残る温もりを密かに味わうに留めて)
そ、決まりっ!よろしくね、レナ。えーっと、北の丘で……モンスター……うん、あのへんのなら、わたし一人でどうにでも出来そうだし、うん、おっけーだね!
(傍目に見れば矮躯そのもの。モンスターと聞いても動じない辺りは、それなりに手慣れているようで、視線を斜め上に飛ばしたのは時刻を考えてのもので)
ん、おっけー、じゃあ、王都の宿で“添寝”だね?だったら、女の子二人で泊っても安心、って所、知ってるからそこにするとしてぇ……今からもう、行く?それとも、もう少し王都回って、夜集合とかにする?あ、お店の案内デートなんかも大歓迎だよー?
(あまりにもざっくりとした依頼の受注。これで冒険者としてやっていけているのか不安に思われても無理からぬ豪気さではあるものの……これまでの間、ギルド内にこの矮躯が居ることを茶化す声が一切聞こえてこない辺り、資格はあるようで)

レナ >  
一人でどうにかなる、なんて頼もしい言葉。
自分とそんなに年齢も違わないのに凄いなあ、なんて。
ようやく落ち着いてきた、乱れた呼吸を整えて。

「よろしくお願いします!ミムリィさん!」

謎のスキンシップは一旦置いておいて、ぱっと花咲く笑顔。
良かった、明日になれば請けてくれる人が現れるとも限らないので、渡りに船ではあった。

「? 女の子同士だと泊まれないお宿があるの?」

あまりわかっていなさおうなカオで小さく首をかしげていたりはしたけれど。

「じゃあ…お宿のほうに馬と荷車を預けさせてもらってから…。王都、まわっちゃおうかな…!」

都会への憧れは少女の中にもある。広い王都を一人で巡るなんて大変だろうし、市場以外はまだそんなに行けていない。
そのあたりはつい、わくわくした気持ちが勝ってしまったのだろう。

ミムリィ > ン、こっちこそ、よろしくっ!……あ、ははー……お安い宿の類だと、女の子同士だと、たまーに“よからぬ来客”が、ねー……ま、もしそんなのが来ても、わたしが追い返しちゃうから問題ないのだけれど
(添寝、とぼかしはしても下心が滲むのはその口元の緩み具合に、ちらちらと名残り惜し気に隠されし双丘に目線が向く事でも悟れてしまいそうな素直具合。しかして、ピンとこない様子もまた可愛らしく思えて口元は嬉しそうに緩みっぱなしで)
ん、おっけ!あ、予算が幾らで、どんなの探したい、とかあったら、そっちも案内するよー?
ってぇ、荷車付きなら、預け先は門近くの方がいいかなぁ、何かと楽だし、そっちも、オーケー、じゃ、いこっか!
(そうして手を伸ばす姿は、そこだけを見れば無邪気そのもの。しかして、見届けて居た冒険者の中の幾人かは、またか、とあきれる様子も見え……こうした行為が常習性を帯びている事の証となってしまい)

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレナさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からミムリィさんが去りました。