2025/05/12 のログ
■グスタフ > ひとしきりマスターと盛り上がってから
灰皿に押し付けて薬を潰すと、そのままお代を置いて出ていく。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール/路地裏の酒場 平民地区」にアードルフさんが現れました。
■アードルフ > 路地裏の中程にある目立った看板のない酒場。
鯨を象った表札にぶら下がるカウベルと、窓から漏れる明かりが開店の証。
「そろそろ、エールの数を増やすか……東方の酒でも試すか……」
人気の無い店、カウンターに自身で用意したナッツと琥珀色の洋酒をロックで腰を下ろす。
酒場に良くある酒瓶の並ぶ棚の顔ぶれに若干の寂しさを覚えた故の独り言、だが……。
「とはいえ、冷やすと客の目に触れないからなぁ。空き瓶もなんか違うし──」
ナッツを摘まんではチビリと酒を嚥下する。窓の外から聞こえてくる声も大分賑やかになってきた時刻。
とはいえ、表通りにも酒場は多く中々路地裏まで足を伸ばす客が少ないのは現実で、
暫くはナッツをかみ砕く音とロックグラスの氷が傾く音が静かに響くのみ。
ご案内:「王都マグメール/路地裏の酒場 平民地区」にアメリア・ストライデンさんが現れました。
■アメリア・ストライデン > 夜は基本出かけることは少ないが時々ふらりと出かけることがある。
もちろん行先は決めていないが、表通りで開いている店は酒場ぐらい。
最初は何処かに入ろうかとも考えたが、どの店も混雑しているのを見ればその気持ちもなくなり。
適当に散歩をして帰ろうと歩いては帰路の近道に路地裏に。
そこの中ほどまで歩いたぐらいに酒場、看板はないがたぶんそうだと思える店。
鯨を象った表札が可愛く見え、明かりも漏れているので空いているだろうと扉を押し開け。
「お邪魔するわね……って、あら?あなたの店だったのね」
カウベルを鳴らして店内に入り、ひと声かけて見回すとカウンターに以前に水遊場であった相手を見つけ。
ここが店だったのねと納得すればカウンターに進み椅子に座っていき。
「何かお勧めを貰える?店長さん」
そう言って微笑みを向ける。
■アードルフ > 結局、仕入れの算段も妙案が出る事は無かったようで、ナッツと氷の量だけが減ってゆく。
薄くなった琥珀色を流し込みながらどの程度時間がたっただろうか──
「いらっしゃ……、あぁあの時の水し……。」
と言いかけて流石に口を噤んだけれど、流石に暇に任せて店主が飲んでいたのではバツが悪い。
カウンターの上に食器を戻してからカウンターの中へと戻る最中。
「食前か否か、甘口か辛口か好みによるが……まぁそうだなぁ」
自らの食器を軽く片付けてからドライフルーツとナッツの盛り合せをカクテルグラスに。
本来であれば相手の状況を加味したい所だが試されていると解釈しようと。
「口開けに、こんなのはどうだ。」
小さめのワイングラスに注ぐ黄色よりも金色に近いその液体
ほんの一口二口程度の量にはなろう。
蜂蜜由来のさっぱりと甘い古より愛される一杯。蜂の描かれた瓶のラベルを客側に向けて共に供する。
「度数もそこまでは無いが、冒険者らしくキッツいのがお望みなら言ってくれ。」
■アメリア・ストライデン > 椅子に座って微笑んで見せればバツが悪そうにするのを楽し気に見つめ。
カウンターの中に戻っていく後ろ姿は何というか揶揄痛くなるのを我慢し。
「食後よ、寝る前の散歩の途中に寄ったのよ」
その問いかけに食後であることを告げ、カクテルグラスに盛られたドライフルーツとナッツを見ては手を伸ばして一口。
そしてどんなお酒が出てくるのかが楽しみだと見返し。
「きれいな色ね。蜂蜜酒?」
小さなグラスに一口二口という量を注がれた小さめのワイングラス。
そのきれいな金色に近い色を見て、近くにもって香りを確かめれば蜂蜜のような香りにそう考え。
そして瓶のラベルに当たっていたことに嬉しそうにしてから口をつけ。
「ん…おいしい。これでいいわ。強いのだと酔って帰れなくなっても困るのよね」
そう言っては、これを貰える?と笑みと共に告げて。
■アードルフ > 「寝る前の散歩の行先が路地裏の酒場ってんじゃ、親が泣くなぁ。」
嫁入り前の、なんて言い出してしまえば本当に、所謂【親父臭い】それになりそうだったので口は噤み。
「その通り、ミードって蜂蜜の酒でな、採取した花の蜜によって香りも味も変わる面白い酒だ。と、そうか、まぁ寝る前なら身体を冷やすのもな。」
これで、と言われたがこれからまた家に戻り寝る事を考えればと
鍋に水を張り火にかけ沸騰した所で先ほどの酒を厚めのカップに注ぎ何か粉末を数種類落とす。
湯煎して温めたそれを拭って目の前に。
ほんのりと立つ湯気は甘さを強調したものになるが、口をつければ少しピリッとスパイスの刺激。
口も身体も程よく暖まるだろうそれを提供したところで自身にも小さなグラスにミードを注ぎまたカウンターを出て彼女の隣へと。
「もう、無意味かもしれねぇが、一応これもな。」
そう差し出すショップカードには、アードルフ。と己の名も書かれて。それからグラスを摘み彼女へと差し出せば
【乾杯──】
■アメリア・ストライデン > 「近道に丁度いいのよ。抜けた先に私の店があるの」
親が泣くと言われては、元冒険者と笑い。
何より店に帰る近道だからと説明をして。
「いいわね。これなら家に常備しておきたいかも。泊まる場所もないのに深酔いはね?」
流石に抜ければ帰宅だが、酔って帰るのは危険という時間はあり。
次を待てば、鍋で酒を温めては何かを足すのを不思議そうに見て。
そしてそれが出されれば、手にすると感じる温かさと湯気からも甘い匂い。
どう味が変わったのかと一口飲むとスパイスの風味があり、こういうお茶は店で出していたと思い出し。
「そうでもないわよ。貰っておくわ」
男が差し出したカードを受け取りしまえば、差し出されたグラスに軽くグラスを触れさせ。
「乾杯」
そう言ってはグラスを口に運び、おいしそうに飲んで。
■アードルフ > 成程、と。確かに店までの距離を考えれば納得の話で
「まぁ、飲み易いとはいえ下手なエールよりは強いから注意はしろな。 まぁ、深酔いしようもんなら上に連れて行くがな?」
軽く指先で上を差す。自らの居住区であることもあるが、それ以上にあえてハイエナの群れの中に放り出す程白状でもない。勿論一番のハイエナは言わずもがなではあるが。
「んで、俺はそこにもある通りアードルフだが、嬢ちゃんの事はなんて呼べば?」
重なる音と流し込む液体の甘さに双眸を細め、細く長く吐息を吐きだしながら満足げな笑みを浮かべると、カウンターに肘をつき頬杖をついて彼女へと視線を向ける。
■アメリア・ストライデン > 近道で偶々見つけたのは本当に運がよかったといえ。
この距離ならまた飲みに来れると冗談ぽく口にして。
「そこで忠告するっていい人よね。それをするつもりなら言わないでしょ?」
上を指して連れて行くという言葉に、その気なら言わないでしょと笑って見せ。
確かにエールよりは強いが気を付ければ大丈夫、そう思いはするが自信は微妙で。
「覚えておくわ、アードルフ。私はアメリアよ、路地をあっちに抜けた先の喫茶、知らない?」
美味しそうに暖められたミードを飲み進め。
これは本当に美味しいと感じながら飲んでいれば名乗っていなかったと思い返し。
視線を返せば名前とどこに店があるかと伝えて。
■アードルフ > お互いに、仕事の後。前に過ごすには都合が良い。いい出会いをもらったと双眸を伏せればあの水場の光景を少し思い出したりした。
「ん……?そりゃぁ……嬢ちゃんは酔ってても手が出そうだしなぁ。 でも、あの時俺が何しようとしたか思い出せばどうだ?」
水の中寄り添う形で肌を撫で、水着を弄んだことと、その中で叩かれ小突かれした戯れを想起させるよう。
男は男で思い出したのか、カッとなって向かってきたときの様子を思い出していた。
「多分何度も通りかかってはいるな。ま、これからよろしく頼む。アメリア。」
そう、挨拶を交わしグラスの中身を飲み干す。空になったグラスにもう一度注ごうと瓶に腕を伸ばしがてら、
さり気に椅子をずらし距離を詰めて、グラスに注いだ後彼女の飲んだ中身をちらりと覗き見る。注ぐか?なんて問いかけながら縮まった距離故に膝が触れる。
■アメリア・ストライデン > あまり飲もうと思うことは少ないが、それでも飲みたい時にはいい穴場を見つけたと思えば気分もよく。
ミードを購入して帰れないかと考えていて。
「それはペシンとね?もちろん覚えてるわよ」
プールの中で遠慮なくセクハラをしてきたわね、と微笑んで見せ。
場所を考えない行為にあの時はお冠になってしまったと。
「次は寄ってくれたらサービスするわよ?えぇ、よろしく」
今度はお互いに名前を名乗ってのひと時。
ゆっくりとしたペースで飲みすすめていき、グラスの中身を飲んでしまえば距離を詰めていた男の問いかけにグラスを小さく差し出し。
膝が触れた事に笑みを向けて。
■アードルフ > ペシン、との言葉に、おお怖い、なんて冗談めかし肩を竦めて見せるけれどそれはそれでやはり楽しい思い出であり。
「なら、そうだな……その時はアメリアを良く見られる席に案内してもらおうか。」
そんな他愛もない会話もきっとそれが実現するのはそう遠くない話だろう。
彼女が差し出したグラスへと瓶を傾けて注ぐ。けれど、膝が触れ合った事で少しだけ手元が狂い
その液体が少しツゥ、と彼女の指先を伝っていった。
「ッと……悪い。手を、ほら。」
咄嗟にテーブルの紙ナプキンを取り広げて彼女へと向ける。手を載せてくれればそれを拭おうと。
■アメリア・ストライデン > 冗談めかして肩を竦める姿に、次は抓ろうかしら?とそれは楽しそうに返し。
あれはあれで楽しかったと思い返し。
「それだとカウンター席になるかしら?」
テーブル席がいくつかとカウンター席の小さな店、男の希望をかなえる席は一つしかなく。
折角知った美味しいお酒を飲まないのは損とグラスを差し出しお代わりを頼み。
それが注がれる中、少し指先に液体がこぼれてしまい。
「勿体ないわよ…?」
勿体ないと言いながらその指先を舐めようとするが、広げられた紙ナプキン。
その好意を無下にするのも悪く、そこに手をのせて拭ってもらうようにしていく。
■アードルフ > 「今日の逆パターンってのも、それはそれで面白そうだな。」
勿論場末の酒場と違えば隣で話すなんてことは難しいかもしれないが
働く姿を間近で見られる特等席を望むのは職業柄か。
「そうでもないな。 だって、なぁ?」
彼女の手が己の手に重ねられる。ナプキンで包みその液体を拭った後、
少しべたつきの残る指先に己の指を絡めてゆく。
また、叩かれるかもしれないなと、頭の片隅では思いつつももう一方の手で手の甲を撫で摩る。
「こうやって、触れる切っ掛けになる。 意外と紳士的だろ? で、アメリアも満更じゃないと、俺は見ているが、どうか?」
無理やり腕力で、や魔力で、或いは謀略でが横行する世界にあって
段取るようなやり方はまどろっこしいといえばそう。
ただ、アルコールも多少あり心地よく触れた膝、その距離感もあってか、今は蜂蜜酒のように甘く。そんな気分になったが故。
■アメリア・ストライデン > 「私の店はお酒は出ないわよ?」
その時はお茶と軽食を提供しての時間かしら?と微笑み。
逆は逆でいいかもしれないと思え。
「今日も積極的ね?叩かれるって思わなかったの?」
ナプキンで指先に流れた酒を拭われ、
その指先に指を絡めてくるしぐさに、前回もあるのに積極的と驚き。
指を絡めるだけでなく手の甲を撫で擦られるとくすぐったく感じ。
「そうね、前よりは紳士的ね。その度胸に免じて今夜は付き合ってあげてもいいわよ?」
以前のように魔眼がどうや、騙して度数の強い酒で酔い潰したりはせずにもう一度挑んできた事に今夜はと返し。
「じゃ…その前に強いのを一杯貰える?理由は必要でしょ?」
帰れなくなる理由ね、と悪戯っぽく微笑んで見せて。
■アードルフ > 流石に昼間からは……と言いかけて常日頃酒瓶持っている己の言葉に説得力は無いだろうと言葉を噤む。
それでも楽しみにしていると頷いて。
「前も言った通り。いい女が傍に居て、共に酒まで飲んで、触れた対価が叩かれるなら安いもんだ。」
ふふんと鼻を鳴らしてみせると、所謂懲りないタイプなだけではあるのだが、
素直に、相手を抱きたいと思ったからこそ。なのは間違いない事。
全ての指を絡めるようにして手を握り、掌を軽くこすり合わせるように揺らしながら。
許可をする言葉と、理由を求めるその言葉に暫く思案したのは……
「ん……、こういう趣向はどうだ?」
手の甲を摩っていた手をもう冷めてしまった香辛料入りのそれに伸ばし、口内へとたっぷり含ませてから、
立ち上がると彼女の手を強く引き、薄紫色の長い髪毎腰を抱いて寄せた。 そのまま──
「 んむ── 」
紳士的に、時に強引に。奪う唇の隙間からうっすらと流れる液体が彼女の唇を割ろうか。それとも頬を伝い落ちただろうか。
何度か角度を変えてこすり合わせる唇。その間も金色はじっと、彼女を見つめていた。
■アメリア・ストライデン > 「価値観はそれぞれよ……。でも、いつか刺されそうよね」
男の言う事は自分としては好意的に思える価値観ではあるが、懲りないタイプを嫌う相手は手荒くなりそうと。
そしてこの男もこの国でよくいる欲望に素直と感じはするが、まだ強引でないだけマシに思えるのでいいかなと思え。
指を絡めるように手を握り、擦り合わせるように揺らされてはくすぐったく感じ。
一応の理由付けに強めのお酒を注文するが。
度数の強い酒を用意する訳ではなく、手の甲を摩っていた手がグラスにと伸ばされ。
それを口にしたと思えば立ち上がった男に手を引かれ、バランスを崩し、神ごとに腰を抱き寄せられ。
「ん……んん…」
そのまま強引に唇を奪われ、唇の隙間から酒を流し込まれる感触。
うまく入らなかったものは頬を伝うが、それ以外は口の中にと注ぎ込まれ。
角度を返すように唇を擦りあわされては瞳を閉じて受け入れ、行内の液体も飲み込んでしまい。
唇が離れた合間に熱い息をこぼしては、帰れそうにないわね。と囁いて。
■アードルフ > 「口説いた女に刺されるなら、いっそ本望かもな。」
と、言いつつもきっと脱兎のごとく尻尾を巻いて逃げ切るのだろうけれど。
今夜はそうもいかない。 しっかりと今腕の中にいる艶やかな髪も、豊かな胸も、そして柔らかく受け止める唇も──
手放すまいと力が籠り、口づけの熱い吐息は、アルコールと漸く重ねられた充足感が綯交ぜに。
「 ん─ッ、は…… 帰れないどころか、明日の営業を心配をしたほうが、いい。」
腰を抱いた腕が、臀部から背中を何度も往復し、絡め合う指も指を扱くようにもぞもぞと動き回る。
そのままもう一度、唇をそっと重ねれば蜂蜜の味のするその合わせ目に、同じ味の粘膜をそっと触れさせ。ゆっくりと割ってゆく。
その舌先は人の物とは少々異なり細く尖ってはいたけれど優しく彼女の口内、その歯列や唇裏の粘膜を舐め上げよう。
鼻からも、口角からも。明らかに目の前の女性へ興奮し、欲情を隠さぬ獣じみた呼気が溢れていた。
■アメリア・ストライデン > 「……慣れてたりしないわよね?」
男の言葉にもしかして?と疑うような視線を向けてしまい。
これだけ積極的ならそんな事の1つや2つはあったのではと考えてしまい。
男の抱き寄せる手の力が強くなるのを感じ、口づけの感触とアルコールに吐息を零して。
「ン……はぁ…道楽の店だからそこはいいけど……」
どれだけスるつもりなのだろうと少し呆れてしてしまい。
その間も背中から臀部と動くて、そして絡められた指の動く感触がくすぐったく。
また唇を重ねられ甘い蜂蜜の味がする舌が唇を割り押し込まれてくるのを感じ。
その舌が口内を、歯茎や唇裏を這う感触に身を震わせ。
もはや欲望を隠さない吐息に身を預けるようにして。
■アメリア・ストライデン > 【継続いたします】
ご案内:「王都マグメール/路地裏の酒場 平民地区」からアードルフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール/路地裏の酒場 平民地区」からアメリア・ストライデンさんが去りました。