2025/04/07 のログ
■グスタフ >
■グスタフ >
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレトさんが現れました。
■レト > 夜の平民地区は街灯や屋内から漏れる光によって未だ明るい。
娼館通りの方角から大通りへ戻ってきた青年は何やらやつれた様子でふらふら歩いていた。
「……あ、あんなの初めてだった……。……マジで意識飛ぶかと思ったぜ……」
男は額に汗をかいて、その辺の老人と同じぐらいのスローペースでとぼとぼと歩いているが、途中で中腰になりぜぇぜぇと息を荒げる。
給料日の後には欠かせないお楽しみ……娼婦を買って性的なサービスを受けるのが男の数少ない娯楽だ。
そこで巡り会った娼婦は、ある意味で大当たりではあるが生身の男には悪い意味で刺激の強すぎる存在だった。
激しいだけのセックスでも此処までの疲労感は覚えない。おそらくは精気を奪う淫魔の類に精液以外の何かもこってり搾られたのだろう。
「っはぁー、はぁ……くそっマジで身体が重い……」
■レト > しばらく歩いていると、男は家屋の壁にもたれかかって一息つく。
激しい性体験の後なのに妙な身体の熱が取れずにいる。
歩くだけでかなりの倦怠感があるのに、身体には雌を求める謎の飢餓感が寧ろ強まっている。
(いや……流石に金もアレだし二度目は……)
少し休息を取れば、男は懐の金を眺め考え込んだ末にようやく立ち上がる。
向かった先は……先ほどみっちり搾られてきた例の店がある娼館通り。
カネと時間が有り余っている貴族ほどではないが、やはりこの手の遊びには手を出すとなかなか抜け出せない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からレトさんが去りました。