2025/04/05 のログ
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シロナ > 「………うん。」

 やはり、今日は難しいのかもしれない。何となく判ってはいた。
 普通に考えて、公園に人がいるというのはあるだろうけれど、それは昼間の話だ。
 夜に人がいるわけがない、皆寝てる。
 だから、しょうがない事だろう。
 軽く肩を竦めて見せて、小さく苦い笑いをこぼして見せる。
 さて、ハルバートを振り回してみるか、と言う気分にもならない。
 なぜならば、ここは公園だからであり、訓練場とか、戦士ギルドでもない。
 学校の中で、訓練用のを振る、と言うのとも訳が違うのだ。
 一応そのくらいの分別はついているつもりでも、在るからして。

「とりま……どこかで、何か飲み食いしてから、帰るかな。」

 冒険者の酒場にするか。
 普通の酒場にするか。
 盛り場にするか。

 そこが問題だよね。
 そういいながら、公園を去っていく―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区 公園」からシロナさんが去りました。