2025/03/31 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシアンさんが現れました。
シアン > 平民地区。目抜き通り幾本外れた通りに面する冒険者ギルド、併設飯処兼酒場。
依頼を持ち寄りにきた者から冒険者にご近所さんまで客層は様々。
正午という昼飯時もあって賑わい騒がしく混雑した店内。

その隅っこのカウンター席で多分に漏れず昼飯をがっつく、ボリューミーな髪の男が……

「……!」

ジャケットを脱ぎ、シャツは汗で濡れて隆起した筋肉をまざまざと浮き上がらせ、

「ぐ、く……!」

顔からも首からも汗を滴らせながら舌を焼く旨味と辛味に悶えていた。
目前にあるのは真っ赤な、麻婆豆腐なる、北方料理。
新しく開発したというそれに挑んでみたのだが故郷で食った辛味自慢のどれより数倍以上辛くって、大苦戦中。
氷がぎっちぎちに詰まったハイボールのグラスを引っ掴んで流し込んでは、はー……! とか息だか悲鳴だかを漏らし、もう一口スプーンで麻婆を口に運んでは、ぁはぁあぁあ……! とか息だか悲鳴だかを漏らし、地道に少しずつ消費していた。

シアン > ハイボールを何杯も消耗しながらじっっっくりゆっっっくりちまちまと……そうして食べ終えたのはもうすっかり昼客が捌けた頃合い。大丈夫かー? という店主の笑い声に、大丈夫じゃねぇわご馳走さま!!! と息も絶え絶えに汗だくで出ていく事になったとか。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシアンさんが去りました。