2025/03/27 のログ
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ご案内:「王都マグメール 平民地区」にキットさんが現れました。
キット > 「偶にはこんな依頼も悪くはないかも」

日の高い平民地区の一角、大通りで商いをしている露店の傍の壁に背を預けて通りを眺め。
一見すると暇を持て余しているように見えるが、これでも傍の露店の用心棒兼万引き防止要因である。
最初は客引きも仕事にあったが、それは向かないと断り用心棒だけの依頼。
ただ大通りの昼間と言う事で怪しい動きを見せる客はいても実際に犯罪行為に走る者はいなく。

「毎回こう言う依頼だと楽でいいですけどね。安いですが」

安い、その言葉に露店の店主の視線を感じはするが気にはせず。
実際に安いでしょう?と告げる等に店主を見ては視線を通りに戻し。
露店に近づく人を威嚇しないようにしながら用心棒を続ける。

キット > そうして依頼は続いて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からキットさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルーベルさんが現れました。
ルーベル > 平民地区の裏路地。
ひっそりと目立たぬよう看板の出ている酒場は入り口は簡素。

中に入っても、表の様子からすればやや上等な内装であるくらいで他の酒場と変わりはない。
その実、密やかに強い薬効のある飲み物を提供しており、普通の酒で酔う者に混じって、ひっそりとその飲み物を愉しんでいる者たちがいる。

何も知らずに入り込んだ者の中で、不幸にも常連であったり、店の主人に目を付けられた者はその一見薫り高い蒸留酒のような酒精の匂いをさせる飲み物薦められ、その効果で深い酩酊、微睡みのような姿を晒しては食い物にされることもある。

(まぁ、術効交じりの魔術酒とでもいうようなモノだからのぅ)

奇異なことにその飲み物は薬効染みた効果を液体に魔力込めて発動させるもの。うまくその術効を中和しながら飲めば、それこそ美味な酒になるという捻くれた代物で。その術式も巧みに隠されており、中年魔導士貴族は酒もさながら術の解析目的に時折訪れている。
バーテンの隣からにやにやこちらを眺める、昔馴染みの隠居魔術師のなんといやらしいことか。小賢しくも来るたび微細に術式弄ってある。それがまた、術酒の旨味、効能を変えて常連を作っているのだから、猶更小憎たらしいもので。

上手くいかない解析に不貞腐れ、なんぞ気分転換になりそうなこと…あるいは相手でもいないかと、隠れ家的な場所なのにそれなりににぎわう店内を見やっていて。

ルーベル > 結局その日も術酒の解析はうまく行かず。
「また来る」「いつでも」と言葉を交わし合って店を後にしたのだとか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルーベルさんが去りました。